アイレットも今年で13周年を迎えました。おかげさまで順調に社員を増やしていますが、採用はエンジニアばかりではありません。ずっと片手間だった広報業務にも、主担当となる若手の社員が入社したりしています。
その若手広報に、アイレットがどんな場所で生まれた会社なのかを実際に体感してもらおうという企画で、アイレットの原点とも言える『創業の地』に連れて行ってみました。
米国シリコンバレーのとあるガレージで始まった会社のエピソードとか有名ですが、果たしてアイレットの創業の地とは?!
アイレットは千葉県で創業
降り立った駅は、千葉県流山市にある東武アーバンパークラインの運河駅です。近所に東京理科大学などがあります。東武アーバンパークラインという路線は、乗ったことがない人も多いのでは。
もともとは『東武野田線』という路線名でしたが、2014年に首都圏郊外の都市間を走る路線で、沿線には大きな公園が多いことから愛称が変わったようです。
そしてこの駅、いつの間にか改札階が2階になり、線路を挟んで東口と西口が出現するなど、創業当時と比較して開発が進んでいました。
この町は基本的に住宅街なので、非常に静かなところです。
写真のとおり、ほどよく自然が残されています。夏になると川辺でバーベキューをする人がいたりするので、のんびりした感覚に陥るかもしれません。
本題となるアイレットの創業の地は、運河駅と梅郷駅のちょうど中間あたりにあるため、歩くにはちょっとしんどいかもしれません。
それでは、アイレットの創業の地を目指します!(元気なのはポーズだけ)
てくてくと歩く
頑張って歩く
まだまだ歩く
なのに、まだ着かない・・・
ずっと住宅街なので、女子が楽しくなるような見どころは特に見当たらず、ただひたすら歩かされて、疲労感を漂わす新人広報。会話がどんどん少なくなります。
やっと着いた!ここがアイレットの創業の地
20分は歩いたでしょうか。住所は千葉県野田市です。これがアイレットの原点となる建物なんです。
民家です。誰がどう見ても普通に民家です。
今でこそ虎ノ門ヒルズやグランフロント大阪にオフィスを構えるようになりましたが、2003年10月、ここでアイレットがスタートしたのです!
この際、『野田ドリーム』って名付けましょうか!?
こちらの建物、現在は社長のお姉さんが書道教室を開いているとのこと。今回は特別に、建物の中を撮影させてもらうことにしました!
本邦初公開? 創業の地(民家)の中へ潜入!
建物の中に入ると見慣れた光景と、ほのかに香る墨汁の懐かしい匂いに包まれました。
当時は、男所帯だったせいもあって雑然としていましたが、かなりキレイになっていてビックリしました。
この建物は3DKの一軒家で、当時はオフィスとして活用するために、不要なキッチンやお風呂などをすべて取っぱらい、この写真にある部屋では当時、最大で7名程度のメンバーが業務に勤しんでいました。
この写真は建物の2階の部屋です。階段を上がってすぐの部屋は、サーバールームとして利用していました。どう見ても民家のひと部屋ですので、一般的なサーバールームとはだいぶ違います。Googleで「サーバールーム」と画像検索しても、この部屋のような写真が出てくることはまずないはずです。
当時は、この部屋がサーバーで埋めつくされていて、冷房を常時2台体制で稼働させて部屋の温度を保っていました。
一般の民家であれば、だいたい30〜50Aの電気で生活しているかと思います。しかし、ここでは複数台のエアコンと大量のサーバー、さらに業務用PCもありましたので、100Aを超える契約をしていました。
こちらは2階にあるもうひとつの部屋です。当時は訳あってCTO鈴木宏康の『住まい』でした。
当時はオフィスデスクが置いてあったので、これらの写真とはだいぶ雰囲気が違いましたが、一応はちゃんとしたオフィスでした。アイレットはこの建物で誕生し、数名のメンバーで切磋琢磨しながら、事業を成長させてきたというわけです。
野田市の一軒家からスタートして、何とかたどり着いた虎ノ門ヒルズ。そしてグランフロント大阪。たくさんのお客様に育てられながら、社員が全力で駆け抜けてきた結果とも言えます。奇跡でも何でもなく、これがアイレットのリアル(=野田ドリーム)です。
いまやアイレットの社員もだいぶ増えました。比率的に創業当時のメンバーも社内では少数派になりましたし、当時の話もあまり聞かれなくなりました(たいした伝説でもないので)。創業当時の熱量を下げずに、これまでどおりお客様ニーズに応えながらまだまだ全力で頑張っていかないとですね!
創業の地から戻った後日
野田の民家から虎ノ門オフィスに戻った新人広報の羽鳥は、オフィスが虎ノ門ヒルズになるまでに全員が相当な努力をして成長してきたことを肌で感じたようです。
「虎ノ門ヒルズにオフィスを構えるという重さを考えるきっかけになりました」
そうそう、その想いを感じてもらえれば本望。野田まで連れて行ったかいがあるというもの。cloudpack、まだまだ成長させていきましょうね!