~ イベントレジスト株式会社様 × アイレット 事例インタビュー ~
「人の出会いを情報と技術の力で加速化し、未来への希望を増やす。」を企業理念に、リアルな体験を通して世界を楽しくすることを目指したオンラインのイベントマーケティングプラットフォーム「EventRegist(イベントレジスト)」を運営されているイベントレジスト株式会社様(以下、イベントレジスト様)。
この度、コンテナ技術を活用した、自社専用環境を構築したい大規模法人向けの新サービス「EventRegist Enterprise」のAWSにおける環境構築から運用までを、アイレットにご依頼いただきました。
イベントレジスト株式会社様HP:https://eventregist.com/
イベントレジスト株式会社様の導入事例:https://cloudpack.jp/casestudy/189.html
今回は、サービス立ち上げの経緯から、アイレットが担当した環境構築から運用までについて、そして今後の展開を、イベントレジスト・池田 大輔様と、アイレット・牧田 剣吾にインタビューしました。
・イベントレジスト株式会社
池田 大輔様
執行役員 CTO
・アイレット株式会社
牧田 剣吾
クラウドインテグレーション事業部 プリセールスセクション
Core Engineeringグループ グループリーダー
イベントマーケティングプラットフォーム「EventRegist」がさらに進化した「EventRegist Enterprise」。顧客のニーズに柔軟な対応をすることが可能に。
――まずは、今回アイレットが構築、運用を担当させていただいた「EventRegist Enterprise」の基本版とも言える既存のサービス「EventRegist」とはどのようなサービスか、ご説明をお願いいたします。
――「EventRegist」の発展的サービス「EventRegist Enterprise」を立ち上げられた経緯を教えてください。
――「EventRegist Enterprise」ならではの特徴について教えてください。
これにより、お客様の既存システムとの連携やデータベースを他のお客様と物理的に分離することが可能になり、各社のご要望へのスムーズな対応と、運用に関する手間の軽減を実現しています。
――大規模企業特有のニーズにおける背景はどういったものなのでしょうか。
アイレット、最適な環境構成の提案を実施。効率のよい運用、大幅なコスト削減、高水準なセキュリティレベルの実現へ。
――イベントレジスト様が「EventRegist Enterprise」の環境構築から運用までをアイレットに依頼されたのはなぜですか?
――今回のオーダーに対して、アイレットはどのようなご提案をしたのでしょうか。
また、コンテナログ転送にはAWSコンテナイメージ向けの Fluent Bitプラグインを利用し、送信先としてAmazon CloudWatchとAmazon Kinesis Data Firehoseへのルーティングを可能としました。
運用においては、CircleCIの導入に伴う自動化により、大幅なコストの削減を実現しました。セキュリティ面においても、コンテナイメージの脆弱性診断ツールである「Trivy」を活用し、さらにそれをCI/CDパイプラインに組み込むことで、セキュリティレベルの担保とソフトウェア配信の効率化を両立しました。
(全体構成図)
――提案意図を教えてください。
今回この構成を提案させていただいたのは、都度更新されるコンテナイメージをAWS 上に素早くデプロイし運用負荷を最低限に抑え、システムの可用性を向上させるという意図がありました。コンテナオーケストレーションにECSを採用することでシンプルな操作でコンテナの自動スケジュールを実現し、CloudWatch Logsにコンテナログを転送することでエラー時も素早く原因を特定することができています。さらにCircle CIにより開発者はGitHubに変更を反映すれば自動でテストやECSへのデプロイまで行えます。脆弱性診断ツールは精度を重視するために、OSSツールの「Trivy」を採用しました。
――イベントレジスト様は、今回のアイレットの提案や構築に対してどのように評価されていますか。
また、リリース前やリリース後も想定外の事象が発生することは考えられたため、個々の要素の入れ替えのしやすさ、それに伴う改善のしやすさも評価しています。
――運用を開始されて、どのような感想を持たれましたか。
また、弊社のコンテナ技術をプロダクション環境で運用するのは初めてでしたが、環境依存による障害が起きにくい構造になっており、以前よりも安定していると実感しています。
イベントレジスト様の的確なオーダーとアイレットの効率的なプロジェクト管理によりスムーズに開発が進行。
――今回のプロジェクトを進めるにあたって、工夫したことや留意したことがあれば教えてください。
また、タイトなスケジュールでの進行でしたので、優先順位をはっきりと決めることも大切にしていました。
――イベントレジスト様は、アイレットの進め方にどういう感想を持たれましたか。
――アイレットが手掛けるプロジェクトの進行方法は決まっているのですか。
また、進行管理はプロジェクト管理ツール「Backlog」に記録しており、プロジェクトメンバー全員で確認できるようにしています。もちろん、既定の進め方やテンプレートを利用しつつも、案件に合わせて柔軟に変えるべきところは変えて進行しています。
開発から運用・監視までワンストップで提供できるアイレット。AWSなどパブリッククラウドのプロフェッショナルが在籍している安心感を実感。
――その他、アイレットの強みを教えてください。
アイレットには開発チームやプラットフォームチーム、さらにAWS とGoogle Cloud のMSPプログラム認定を取得しているMSP部門が存在しそれぞれの領域でプロフェッショナルサービスを提供することができます。
また、Amazon ECSを使用、CI/CDを採用した今回のプロジェクトのように、最新の開発手法をいち早く実現できるのも大きな強みだと自負しております。
――イベントレジスト様から見たアイレットの魅力を教えてください。
今回も、コンテナ技術を用いるのは初めてだったのですが、アイレットさんの今までの実績事例をもとに適切に対応してもらえたので、スムーズに進めることができました。
コロナ禍で拡大するオンラインイベント運営のニーズに応える
「EventRegist Enterprise」の未来
――コロナ禍における「EventRegist Enterprise」の市場環境をどう捉えていますか。
「EventRegist Enterprise」では、イベント参加者の顧客データをお客様が使用しているマーケティングプラットフォームに連携させることが容易になるので、効率よくマーケティング活動を実施することが可能になります。これらの優位性をきちんとお伝えして、既存のお客様にご満足いただくことはもちろん、新規のお客様も獲得していきたいと考えています。もちろん、「EventRegist Enterprise」は、リアル開催のイベントや、オフラインとオンラインを併催するハイブリッド形式のイベントでも活用できますので、アフターコロナのビジネスチャンス拡大にもご活用いただきたいと考えています。
――最後に、「EventRegist Enterprise」の今後の展開について教えてください。
より多くのお客様にご利用いただくためにも、今後も積極的にサービスのブラッシュアップや機能追加を行っていきたいと考えています。
(左側:池田様 右側:牧田)