2021年に立ち上がった第五開発事業部は、アイレットの中でも一番新しい事業部。AWS、Google Cloud、LINEの三本柱を中心に、プラットフォームにこだわらず幅広い提案と開発を行なっています。
今回は事業部長の小谷松丈樹に、第五開発事業部ならではの強みやこれからチャレンジしたいことを聞いてみました。
第五開発事業部
事業部長 小谷松 丈樹
顧客に徹底的に寄り添う、オーダーメイドのLINE ミニアプリ開発を提供
―――はじめに、第五開発事業部が新たに設立された背景を教えてください。
小谷松:アイレットはインフラ構築・運用・システム開発からデザインまでをワンストップで提供できることを強みに、数多くのお客様やパートナー企業の事業成長を支援してきました。ただ、近年はテクノロジーの飛躍的な進化や社会状況の急速な変化に伴って、お客様のニーズも多様化・高度化しています。
今まで培ってきた開発力や技術力をベースに、これまで以上にお客様の事業課題と向き合って提案活動を行うことで、開発の先にある事業成長までコミットしていきたい。そのような想いから生まれたのが、第五開発事業部です。
―――なるほど、単なる開発ではなく、事業側へのインパクトを見据えた提案を行なっているのですね。その中でも特に注力している領域はあるのでしょうか?
小谷松:特定のプラットフォームにとらわれず柔軟に提案・開発を行なっていますが、最近はお客様のニーズが急増しているLINE ミニアプリの案件に力を注いでいます。
―――お客様からはどのようなオーダーを頂くことが多いんですか?
小谷松:比較的ラフな段階でのお問い合わせが多く、「ミニアプリで何かやりたいんだけど、どういうアイデアがありますか?」とか「とにかく新しいことを
LINEのミニアプリでやりたいんです」といったご相談からスタートすることもあります。
もともとアイレットは「LINE DX Program with AWS」のパートナー企業として、LINEをプラットフォームとして活用した難易度の高いシステム開発にも多数携わらせていただいているので、LINE側にお問い合わせが入って、LINE様からご相談いただくケースもあります。
―――開発側からすると、要件が具体的に固まっていない状態からスタートするのは大変なイメージがあります。
小谷松:でも、そこが第五開発事業部ならではの強みだと思うんです。
LINEのミニアプリ開発は他社だとパッケージ化されているケースも多いのですが、それだと色々な制約が出てくるので、お客様のやりたいことを実現できない可能性もあります。お客様のご要望に寄り添い、時には提案を行いながら、オーダーメイドで新しいプロダクトを作れるのが、僕らが提供できる価値だと考えています。
―――そうすると、開発中に要件が変わったり、膨らんだりすることもありますよね?
小谷松:それはありますね。でも僕らは「これしかやりません」というスタンスではなく、お客様の事業成長に貢献するかどうかという視点を常に大切にしています。
もちろん、予算やスケジュールも考慮しなければなりませんが、いけるところまで寄り添い、アイデアを絞り出します、というスタンスですね。決して簡単な仕事ではありませんが、開発会社からもシステム改善に対する意見が言えることがより使いやすいシステムを生み出すと思っています。お客様と一緒に事業成長に向けてチャレンジできることに、とても大きなやりがいを感じています。
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コミュニケーション力を磨くことで、質の高いアウトプットを生み出す
―――「オーダーメイド」や「提案」といった難易度の高い開発を実現するために、第五開発事業部が大切にしていることや、強化しているポイントはありますか?
小谷松:普段から日本語の使い方にかなりこだわっています。最近はチャットツールでのコミュニケーションが増えていますが、チャットは便利な反面、コミュニケーションの齟齬や誤解が生まれやすいリスクがあります。顔が見えない状況だからこそ、テキストだけで発言の意図を正確に伝えなければなりません。
自分が伝えたいことを正しく伝えるためには、日本語をはっきり正しく使うことが大切です。メンバーにも「相手がどう受け取るのかをきちんと考えて発言しよう」と口酸っぱく言っていますね。
―――小谷松さんはコミュニケーション力をとても大切にされている印象なのですが、その考え方はどのようにして培われたのでしょうか?
小谷松:僕自身、たくさん失敗してきたからだと思います(笑)。かつてはお客様とのやりとりの中で、べき論だけで案件進行をしてしまい、お客様の考えと違う方針に進みそうになり、上司からめちゃくちゃ怒られたこともありますよ…。
そういった経験を重ねる中で気がついたのは、コミュニケーション次第で提案や開発のレベルが変わるということ。お客様は何に悩まれているのか、何を実現したいのか、なんのために開発をするのか。そういった本質的な問いを、お客様とのコミュニケーションを通して深く理解することで、アウトプットの質は大きく変わるんです。
エンジニアだからといってコミュニケーションを疎かにしてもいいのではなく、むしろエンジニアだからこそお客様はもちろん、パートナーや他部署との連携も積極的に行うことで、今までにない新しい価値や成果を生み出すことができると思っています。
―――まさにスタンスを体現しているのが、第五開発事業部というわけですね。最後に、これから第五開発事業部でどのようなことにチャレンジしていきたいか、目指す未来を教えていただけますか?
小谷松:LINE DX Program with AWSを拡充していくような案件を推進していきたいと考えています。またクラウドプラットフォームとしてはAWSだけではなくGoogle Cloudも知見を蓄えていくことで、様々なご要望に対して適切なプラットフォームでのご提案ができるようノウハウを貯めていきたいですね。案件が終わった後にはしっかりとアウトプットにつなげて、次を見据えた動きを前提に考えて事業部の成長を実現したいと考えています。
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