LINE公式アカウントは、LINEで家族や友だちとコミュニケーションを取るのと同じように、日常に溶け込みながらユーザーと企業・店舗との接点を創出するサービスです。コミュニケーションアプリの特徴を活かしたユーザーとの One to One コミュニケーションが特徴です。
おかげさまで利用が拡大しており、LINE公式アカウントのアクティブアカウント(アクティブアカウント:認証済みアカウントのうち月1回以上機能を利用しているアカウント数。22年3月時点)は37万件を超えました。
またLINEミニアプリは、LINEアプリ上で企業・店舗のサービスを簡単に実装・提供できるプラットフォームです。大きな特徴として、たとえば店内のモバイルオーダーや順番待ち受付・呼び出し、会員証発行・提示といった各種サービスを、ユーザーが日頃使い慣れている LINEのアプリの中で完結できるようになります。ユーザーの許諾のもとLINE公式アカウントと相互に運用することで、LINEミニアプリの利用データをさらなる活用ができます。 LINE公式アカウントでユーザーにとってより最適なコミュニケーションを取れるようになるので、ユーザーエンゲージメントの向上にもつなげることができます。
— 企業のサービス開発を支援するアイレットとしては、LINEの強みをどのように捉えていますか?
やはり、月間利用者数9,200万人(※2022年3月末時点)という圧倒的なユーザー基盤の中でアプリケーションを提供できる点が、お客様にとっての一番の魅力だと思います。新規サービスを通常のアプリで開発すると、ユーザーに新しいアプリをダウンロードしてもらうことが一つのハードルになりますが、LINEであれば多くのユーザーがすでにダウンロードしているので、新規ユーザーへのアプローチにも有効だと考えています。開発自体も比較的クイックにできますしね。既存で web システムを既にお持ちのお客様にLINEのシステムを導入することで、今まで web システムを利用していなかったがLINEをダウンロード済みのユーザにリーチがしやすくなる、という点はお客様にとってもメリットが大きいものだと感じています。
またお客様の一部では、すでに「LINE API Use Case」というサイトをご覧になっていただいている方も増えてきていて嬉しいです。このサイトでは、LINE活用のデモアプリやユースケースを紹介しながら、システム設計図や開発事例なども掲載することで、より具体的な活用イメージの想起や要件定義の議論に役立てていただいています。
サイト内で紹介されているようなLINEで実現する DX 事例が世の中にもっと広がっていくよう、今後もパートナーと一緒に企業の DX 支援にチャレンジしていきたいと思います。
私たちとしては、お客様のご要望に合わせて最適な施策をご提案するようにしているので、既存のパッケージでニーズを満たせると判断した場合、パッケージ化されたサービスをおすすめすることも少なくありません。それでも、パッケージでは対応しきれないケースは必ず出てくるので、その時にしっかりとお役に立てるように技術力を磨き続けることが重要だと思っています。個々の日々の研鑽はもちろん、最近は社内勉強会などを通して技術や知見を共有する場を作ることにも注力しています。
またLINEが提供する各種法人向けサービスの販売を行なう広告代理店を認定・表彰するパートナープログラム「LINE Biz Partner Program」は年々進化しているので、現在アイレットは技術支援に特化した「Technology Partner」の認定に向けた活動も進めています。