みなさんこんにちは、ナスです。
ITRから「IT投資動向調査2017」の結果が出たようです。今はエンジニアやってますが、もともとコンサルとかプリセールスっぽい仕事してたので、こういう情報ってやっぱり気になります。そして今の仕事で活用したいと思ってます。
今回は、クラウドに携わる仕事はまだまだ大変そうだなーと思ったことを書きます。嬉しい愚痴にしたい。
www.itr.co.jp
IT投資動向調査2017の超概要
セキュリティや災害対策への予算割合が増えてますよーとか、この業種はこんなことに新規投資していくっぽいですよーとかの情報が見れてわりと面白いです。トレンドを知ることは大事。
その中で、「<参考資料4> 次年度に最重要視するIT戦略キーワード(2016~2017年度)」という表がありまして、次年度に最も重視するIT戦略キーワードは何ですか?との質問の回答を表形式でまとめたものがありました。前年調査と比較して、ほとんど変わってないなーというのが第一印象です。多くの会社が答えたのが、「売上増大への直接的な貢献」ということでしたが、これって具体的にどういうことなんでしょうかね?
売上増大…直接的…
売上増大のためのITなので、パッと思いつくのは、通販、ECサイト、証券会社の取引サイトなど、基本はWebサイトですね。他にもいっぱいあると思うけど、いかんせん経験が少なすぎて他にでてこない…営業支援ツールとかの類もそうかな。とにかく重要なものであることは間違いなさそう。
で、これが数年間1位をとってるんですね。何度も重要なキーワードとして出てくるということは、それを実現することが簡単じゃないってことだと思うんですよね。簡単にできるんならもう他のこと気にするでしょうし。
じゃあどうやってそれを模索するのか
私がクラウドの仕事してるからかもしれませんが、こういう目的ほどクラウドを使うべきだと思いますね。経営層の方々や営業関連の方々が売上を増やす目的で使うWebやツールなので、そんな簡単に完成するもんじゃないと思います。しかも、慎重に要件聞いて仕様固めて作ったからさあどうぞ!って言ったところで改善要望や作り直し指示があると思うので、それじゃいつまでたってもできないですよね。
なので、試作(プロトタイプ)をさっさと作って実際に使う人からフィードバックをもらって実際に使ってもらえるものにしていく、という作業が有効になってきます。これまでのようにハードウェアを調達して…とかやってると時間がかかるし、かかる初期費用もバカにならないので、失敗することが怖くなります。でも、クラウドを使えばそこは気にしなくてもよくなります。
ハードウェアはWebで何回かクリックすることで使えるようになるし、費用も時間課金や容量課金なので初期費用とか格安ですし、失敗したくないけど仮に失敗したとしてもそこで中止にすれば金額損失はそこまで大きくないので、チャレンジしやすくなります。
クラウドはこういうメリットがあるから、ガンガン使うべきなんですよね。クラウドを使えない理由は作ればいくらでもできますけど、そんなこと考える時間で十分前に進めます。
1位の内容だけでここまで書いちゃいましたが、1位〜6位のほとんどがクラウドを使うことで前に進めやすくなると思うので、クラウド活用がもっと日本で浸透することを祈るばかりです。そんで売上増大したぞーって事例をバンバン見たい。
さ、仕事がんばろっと。