ELB(ALB, CLB, NLB)暖機申請についてまとめました。
見落とされがちなポイントもあるので、申請時の参考になれば。

暖機申請は適用完了まで時間がかかります。期間は明示されていませんが、AWS側での作業が発生するため、数日程度はいておいた方が安全です。
計画的に予め申請しておきましょう。

そもそも暖機とは?

AWS ELBはその名が示すとおり、Elastic(伸縮可能)なロードバランサーです。
リクエストが上がれば、それに伴って自動的にロードバランサーが増え、下がればロードバランサーが破棄されます。

ただし、リクエストが上がったことを確認してから増える仕組み上、急激なアクセス上昇の場合、ELBが拡張するまでの期間は、ELBが対応しきれずにエラーレンスポンスを返してしまう可能性があります。
Webショピングのタイムセールや、ゲームの時間制限イベントなどでは機会損失を招く深刻な問題です。

そこで、ELBを予想されるアクセスに耐えうる構成になるよう、予めロードバランサーを増やしておくことを暖機と言います。

ELBでは、ケース起票のかたちでAWSに申請しておくことで暖機を実現します。

申請時に必要な記載項目

以下の情報を記載してください。

  • リージョン
  • ELB名
  • FQDN
  • 予測されるリクエスト数 (requests/秒)
  • 1リクエストあたりのリクエスト+レスポンスサイズ(bytes)、または想定スループット(bit/秒)
  • 暖気が必要となる期間(タイムゾーン含む)
  • HTTPS利用の有無 (利用する場合にはHTTPとHTTPSの割合)
  • 利用するAZ(アベイラビリティ・ゾーン)の数 (現在ご利用中のAZの数から変更予定がある場合はその旨をご記載ください。)
  • バックエンドインスタンスでのKeep-alive設定の有無
  • イベント日までにバックエンドEC2インスタンス数を増強する予定の有無 (増強する場合は日程および増強数をご記載ください。)
  • トラフィックパターンの見込み (どのくらいの期間でどのくらいトラフィックが上がるかをご記載ください。)
  • ユースケース (どのような用途でのご利用かご記載ください。)

※ cloudpack請求代行ホワイトペーパー参照
https://cloudpack.jp/whitepaper/invoice.html

FAQ

暖機 or 暖気

暖機が正しそう。

暖機できる構成・できない構成

暖機するAZに対して、必ずバックエンドインスタンス(EC2)が稼働している必要があります。

図にすると下記のような感じです。

  • マルチAZ環境

  • シングルAZ環境

縮小時のリクエスト

リクエスト数が下がっても、ロードバランサーの削減はしばらくたってから実施されます(セッション維持)。
そのため、ピーク終盤のアクセスが中断されてしまうようなことはありません。

元記事はこちら

AWS ELBの暖機申請まとめ