今回は、先日書籍(Amazon Web Servicesクラウドデザインパターン設計ガイド)が発売された
Cloud Design Pattern(CDP)の記事になります。
今回の対象は「Floating IPパターン」です。
上記のようにインターネットからアクセスされるPublic(Elastic) IPと、VPC内からアクセスされるPrivate IPを
EC2の障害時に同時に切り替える方法です。
はじめに、二つ目のPrivate IPをアサインしておきます。
(詳しくはENIに複数のプライベートIPをアサインする時のAllow reassignmentの記事を参照)
そして、Public(Elastic) IPもアサインします。
ここで、Public(Elastic) IPはPrivate IPと関連付けられるので、上記でアサインした二つ目のPrivate IPに
関連付くようにします。
尚、Public(Elastic) IPアサイン時にもAllow Reassociatationを有効にできますが、今回は、むしろ関連付けた
Private IPから勝手に外したくないので無効にしています。
そうすると、Private IPの横に関連付けたPublic(Elastic) IPも表示されます。
ここで、もう一方のENIに上記のPrivate IPをアサインします。
そうすると、Private IPと一緒に関連付けられたPublic(Elastic) IPもアサインされていることがわかります。
元のENIからは、Private IPもPublic(Elastic) IPも両方外れています。
上記より、Private IPとPublic(Elastic) IPを同時に切り替えたい場合は、該当するPublic(Elastic) IPを
切り替えに使うPrivate IPに関連付けることで、Private IPの切り替えだけで実現できることになります。