2022年9月29日に、エンジニア向けオンライン勉強会「雲勉」を開催しました。
今回のテーマは「EKS を触ってみよう~Kubernetes 知らない人大集合~」です。

Amazon EKS についての解説をクラウドインテグレーション事業部の来馬 大介が行ないました。

この記事では発表内容の一部をご紹介します。

詳しく知りたい方は記事最後の YouTube にてアーカイブ動画をご覧ください!

コンテナとは

コンテナとは、コンピュータの仮想化の方式の一つで、稼働中の OS の一部を分離して他と隔離された領域を用意します。

コンテナのメリットは、一度 Dockerfile を作成すれば、Docker が入っている環境でどこでも同じ環境を簡単に構築できる点です。

一方で、複数のホストの上に様々な種類のコンテナが動作している状態になると、運用の負担が大きくなるという問題があります。

クラウドで問題解決

このような問題は、クラウドを利用することで解決できます。
クラウドを利用すると、ホストの障害が起きた場合にはホストをスケールできます。また、負荷に応じたコンテナをスケールできます。

AWS におけるコンテナサービスとして、Amazon ECS とAmazon EKSがあります。

そして、複数あるコンテナを管理するコンテナオーケストレーションツールの一つが Kubernetes です。

Amazon ECS とAmazon EKS をどのように使い分けるかについて、それぞれのユースケースを紹介しました。

Amazon EKS は3ヶ月に一度のアップデートがあり学習コストが高いですが、マルチプラットフォームや複数環境(サービス)を考えているのであれば、Amazon EKS が向いていると言えます。

Amazon EKS 作成

続いて、Amazon EKS の作成方法を紹介しました。
Amazon EKS を作成する方法は、要件によって異なります。

EKS クラスターを自動で作成するコマンドラインツールである eksctl はカスタマイズ性が低いですが、簡単に作成が可能です。

AWS CloudFormation はカスタマイズ性が高いため、AWS サービスの連携が多い環境に向いています。

今回は eksctl で作成を行ないました。詳しいやり方はぜひ動画でチェックしてください。

まとめ

コンテナは今後ますます導入が進むと言われています。今回は AWS の代表的なコンテナサービスである Amazon ECS とAmazon EKS の解説でしたが、それぞれの特徴を理解して、適切に使い分けることが大切だと思いました。

詳しく知りたいという方はアイレットの YouTube にてアーカイブ動画をアップしていますのでぜひご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=NHDl_I6MdP8

次回の雲勉は10月13日、テーマは「AWS Organizations で始めるマルチアカウント管理」です!
ぜひご参加ください!