前回の記事に続き、Google Cloud Next ’24で行われたセッション「Next-generation AI-assisted migrations from Oracle to AlloyDB with Gemini」のレポートです。
世界中の旅行会社、航空会社、ホテルなどにソリューションを提供している旅行業界向けテック企業のSabre社が取り組んだ、データベースのモダナイゼーション事例について解説がされました。
大量のシステムを抱え、大規模なモダナイゼーションをどう実現したか
Sabre社について。
チェックイン、モバイルアプリ、予約、旅行サイトと幅広いソリューションを400以上の航空会社と50000以上の旅行代理店へ提供しており、規模が非常に大きい・・・。
Sabre社が定義したデータベースモダナイゼーションの目標は、以下のようにハイレベルな内容です。
- 迅速、簡単、コスト効率の高いデータベースへ作り、提供すること
- サードパーティを含む、クラウドネイティブサービスとAIによるマイグレーションを可能な限り活用すること
- データベースの復元性の高さと安全性を確保し、迅速な実行速度と自動スケーリングを行うこと
説明によると、17 のデータセンターからアプリケーション、データベースをGoogle Cloudに移行したとのこと。
Google Cloudにおけるデータベースモダナイゼーションのアプローチ。
対象のOracle、SQL Serverが2000インスタンス超!
Google Database Migration ServiceとGeminiだけでなく、自前のツール、サードパーティ製ツールをそれぞれ活用しています。
Sabre社とGoogle Cloudの長期的なパートナーシップと取り組み。
Google CloudのProfessional Services Organizationを活用 ・推進していった点を強調していました。
Database Migration ServiceなどのGoogle Cloudの優れた製品だけではなく、パートナーシップが移行とモダナイゼーションの成功に重要!
パートナシップの重要性
ここまで大規模な移行とモダナイゼーションの実現には、パートナシップが重要という点にとても共感しました。
優れたツールだけでは実現できず、お客様の課題に寄り添い、最後までやり遂げるという姿勢があるからこそ、このように大きい事例を発表できるということです。
弊社もお客様との事例をガンガン出していきます!
4月19日16時より「【iret presents】Google Cloud Next’24 Recap」を開催します。4月9~11日にラスベガスで開催される Google Cloud が主催する「Next’24」のポイントを解説する Recap イベントです。
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