Google Cloud Next ’24で行われたセッション「Next-generation AI-assisted migrations from Oracle to AlloyDB with Gemini」のレポートです。

本セッションは内容が濃かったため、複数回に分けて書きたいと思います。

セッションのタイトルはAIサポート(Gemini)によるOracleからのAlloyDBへのマイグレーションというものですが、Cloud SQLを含むGAがアナウンスされたものに対してフォローする内容も含まれていました。

Oracle、SQL Serverに対応する新機能が追加

既存のDatabase Migration Serviceについて。
これは既存のMySQL、PostgreSQLからの移行についてのおさらいで、Database Migration ServiceによりCloud SQLとAlloyDBへの移行を簡単かつ迅速に行うことができ、移行の85% 以上が1時間以内に進むというもの。
サーバーレスで安全、追加料金なしで提供され、ネイティブレプリケーションを利用し信頼性を向上させているという説明。

Database Migration ServiceのOracleサポートがGAされました。
スキーマ、コード(クエリ)、データの移行をサポートされることに。
Cloud SQL、AlloyDBの両方に対応しています。

※Database Migration Serviceのリリースノート。
https://cloud.google.com/database-migration/docs/release-notes

リリースノートの記載にある通り、4/9にSQL ServerのDatabase Migration Serviceもプレビューが発表されています。
別記事で掘り下げますが、Gemini支援によるコード変換支援機能もプレビュー、 Conversion workspaces for OracleのGAも発表されており、Database Migration Serviceに本気を出してきた感があります。

コスト削減に向けた非常に強力なラインナップ

Oracle、SQL Server共に有償ライセンスが主なビジネスモデルのDBに対し、マイグレーションを円滑に行えるサービスを用意してきました。
元々Google CloudはCloud SQL (Enterprise Plus)、AlloyDBと高性能なDBを展開しているところ、コスト最適化を理由に有償ライセンス系DBをターゲットにするのは当然と思える流れです。

個人的には高額なライセンス費用を支払ってまでOracle使う理由ってあるのだろうか?というところなので、ライセンス費用に悩んでいるお客様には積極的に提案していきます!


締めのスライド。
今日から移行を始めちゃいましょう!

【iret presents】Google Cloud Next’24 Recap 4月19日16時より「【iret presents】Google Cloud Next’24 Recap」を開催します。4月9~11日にラスベガスで開催される Google Cloud が主催する「Next’24」のポイントを解説する Recap イベントです。

詳細はこちら:
https://cloudpack.jp/event/googlecloud-next-2024-recap.html