前回の記事に続き、Google Cloud Next ’24で行われたセッション「Next-generation AI-assisted migrations from Oracle to AlloyDB with Gemini」のレポートです。
Database Migration ServiceにOracleからのマイグレーションでGeminiによるコード変換支援機能がプレビュー公開されました。
対象はCloud SQLとAlloyDBになります。
Database Migration Serviceのリリースノート。
https://cloud.google.com/database-migration/docs/release-notes
コード変換をGeminiがサポートしてくれる
DMS (Database Migration Service)が持つ変換エンジンは2つ。
DMS Deterministic conversion engineとGemini assistance conversion engine。
実際のコンソール画面。
スキーマ構造からツリー展開され、Functionsも変換対象になっており、要変換のIssueリストが確認可能。
デモでは、エディタ上でSQLの比較をしながらOracleのSQLに対して修正を実行し、Geminiがレビューした上で変更提案してくれるというものでした。
Geminiの可能性。
Oracle開発者が作成したコードをPostgreSQLに変換できるようにします。
「この変換の問題を解決するにはどうすればよいですか?」、「コードを最適化するにはどうすればよいですか?」といった質問に回答します。
コード(SQL)の修正作業もより容易に
Oracleからの移行ではデータの移行だけでなく、使用しているビュー、ファンクションなどコード(SQL)の修正も必要になります。
Geminiによるコード変換支援を含め、DMSがデータからコードの移行まで包括的に対応できる点で、移行ツールとして
今まで障壁となっていたOracleからの移行に伴う作業コストを大幅に削減できることが期待できます。
データベースとしての継続コストの最適化だけではなく、移行ツールの提供による移行コストも視野に入れたサービス展開は素晴らしいと思いました。
弊社としても積極的に導入し、事例を作りたいです!
4月19日16時より「【iret presents】Google Cloud Next’24 Recap」を開催します。4月9~11日にラスベガスで開催される Google Cloud が主催する「Next’24」のポイントを解説する Recap イベントです。
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