2日間にわたって開催された開発生産性Conference 2024の1日目に参加しました!
この記事では、カンファレンスで学んだことと実施してみたいと思った取り組みを紹介します。
「革新を好む文化・チームづくり」の重要性
このカンファレンスのテーマでもある「開発生産性」を測る手法として「SPACEフレームワーク」というものがあります。SPACEは開発生産性を測るための5つの指標の頭文字から構成されています。
その中の「S(Satisfaction and well-being)」は「開発者が自分の仕事、チーム、文化のどれくらいの充実感を感じるか」という指標になります。
基調講演の登壇者であるJ.B. Straubelさんは、これをポイントとして開発生産性を高める文化、組織づくりの方法をQA形式で共有されていました。
以下は、その内容の一部になります。
- 開発生産性が向上する要因は沢山あるが、中でも「革新」が重要
- 「革新」はプロセスやツール、技術の改善を通じて効率と効果を向上させるカギとなるから
- 開発生産性の向上を図る組織・チームを作るには
- ベースとして「革新を好む文化」を創る必要がある
- 「革新を好む文化」とは
- リスクを取ってでもチャレンジすることや、挑戦による失敗を称賛する文化
- チャレンジは、会社や組織にとっての「資産」であるという考えを持つ文化
- その考えを浸透させ、文化として根付かせるには
- 結果に関わらず「挑戦した」という行動そのものを、認めて称賛したり表彰し続けること
- 全メンバーと直接的なコミュニケーションを繰り返し、考えを共有すること
- 一方的な共有ではなく「対話」が大切
以上のように、開発生産性を向上させるための組織・文化づくりにおいて重要となることを学びました。
やってみたいと思った取り組み
結果に関わらず「挑戦した」という行動そのものを、認めて称賛したり表彰し続けること
「革新を好む文化・チームづくり」で紹介した内容の中でも、上記に繋がるような取り組みが株式会社ビットキーさんの講演にて共有されていました。
それは「各チームが1週間のハイライトをまとめて、Slackで周知する」というものです。
メンバーが取り組んだ機能開発や改善活動などをまとめて、定期的にSlackで周知するという取り組みになります。
このような周知を通して、色んな人の「チャレンジ」や「面白い取り組み」を知ってもらうことで挑戦することのハードルが下がり、チャレンジの打数が増え、革新にも繋がると思いました。
以上が今回のカンファレンスで学んだ内容の一部になります。
様々な講演に参加することで、聞き慣れない用語や開発手法、フレームワークなどについて学び、開発する上での新たな視点を得ることができました。
また来年も参加したいと思います。