はじめに
- こんにちわ、エンタープライズクラウド事業部の新川です。2024年度の iretテクニカルアンバサダーとして認定いただいております。今回は、2024/9/25に開催した社内テックブログ推進イベントのレポートと、企画から開催までを通して得た気付きなどを記事にまとめます。
- 今回企画した社内テックブログ推進イベントは、昨年度に引き続き、テクニカルアンバサダーが開催するテックブログの楽しさ、魅力を語るイベント企画になります! 社内オンラインのイベントでしたが、多くの方に参加いただきました。
テックイベントでテクニカルアンバサダーが伝えたかったことは?
- 今回、テクニカルアンバサダーの新川、畠山、満村の3人で企画、運営を行いました。
私の想いは前説に込める!
- 私の前説では、唐突ですが「言葉が人生を作ります」と話し始めました。
- 私は転職した際にパブリッククラウド未経験でした。前職はSIerではなく、電機メーカーのエンジニアでした。転職した直後は毎日分からないことが多く、調査・検証に多くの時間を割いておりました。そのたびに、次はない。今日の苦労を忘れたくない。同じことを時間かけて調べたくない。そう思ったことがブログを書くきっかけとなり、個人ブログやiret.media に記事を書くようになり、書籍を執筆する機会をいただいたり、その結果テクニカルアンバサダーのお役もいただくようになりました。
- 伝えたかったことは、「自分が発する言葉、アウトプットが今の自分を作っていること」。
これであなたも明日からブログを書きたくなる!ブログ執筆のすゝめ
- 1人目のLT登壇は、企画者でもあるクラウドインテグレーション事業部・畠山。タイトルは、「これであなたも明日からブログを書きたくなる!ブログ執筆のすゝめ」になります。内容は、タイトルから連想する以上に、ブログ執筆の魅力が詰まった内容でした。
- ここでは、畠山が語るブログ執筆の理由 5つから、特に印象的な2つを紹介します。
- 自身のポートフォリオを作ることができること
- 「あなたのスキルをどうやって証明しますか?」、この言葉に私ドキッとしました。スキルは目に見えないものです。あってないようなもの? だけど何年も積み重ねてきたこの知識・経験をどうやって見せるか?
- ブログは、自分の実績やスキルの証明になる。資格と同じで、ブログ執筆が、自分の学んだことやスキルの証明を作ることができる。書いたブログは自分の資産になる!とのこと。
- (当たり前にはなりますが)自分の頭の中にある、という状態では誰かの目に入ることはない。ブログがポートフォリオとして、多くの人に見られることで、自分の自信につながりますね。
- エンジニアとしての成長につながる
- 「社外からも認知されるような方は、発信力や言語化能力が高い」とのこと、なるほど!と思いました。
- 情報は発信する人のもとに集まる。良いアウトプットをする人には信頼が生まれ、良いフィードバックが集まる。良いフィードバックがさらなる知見を生み、新たなアウトプットが生まれる。そしていつの間にか、つよつよエンジニアになれる。と話されていました。
テックブログの成功体験を探しに行きませんか
- 2人目は、引き続き企画者であるクラウドインテグレーション事業部・満村が登壇。タイトルは、「テックブログの成功体験を探しに行きませんか」になります。タイトルめっちゃ素敵です。内容はタイトル以上に、満村の素敵な成功エピソードをユーモア交えて話してくれました。
- ここでは、満村が紹介されたエピソードを記載します。満村さんは、転職前からアウトプットの楽しさを知っていたが、アイレットに転職当時はブログが書けなかった。アイレットのオウンドメディア = 会社を代表してブログを書かないといけない、と勝手に自分のハードルを上げてしまっていたとのこと。
- 案件を通して得た知見を基に、Route 53ドメイン移管の手続きをブログに整理してみた。このブログをきっかけにして、他社のエンジニアとつながりができ、社外LTの機会を得た。これが満村さんの、初の外部登壇LTだった。
- これが満村の成功体験となり、継続的にアウトプットを行うように変わった。その活動が評価され、「AWS コミュニティビルダー」に選ばれたとのこと。
- 満村がブログ執筆でもっとも魅力に感じているのは、技術的なことを通じて、成功体験を得ることが出来る点。成功体験を積むことで自分に自信が持てる。メリットしかないと語りました。
イベント後半は、インタビュー形式に!
- 後半は、LT形式からインタビュー形式にチェンジ。満村がインタビュアーとなって、ブログ執筆はもちろん社内外で活躍されているエンジニアとのトークセッションを行いました。
- 1人目は、アジャイル事業部・インフラエンジニア 檜山です。2024 Japan AWS Top Engineers に認定されています。そして、もう1人は、DX開発事業部・セクションリーダー 西田です。西田はiretテクニカルアンバサダーでもあります。
- お二人には、事前に社内で行ったアンケートを基に質問を行いました。質問は、以下の5つになります。
- アウトプット超初心者に向けた習慣化のためのアドバイスをお願いしたいです。
- ブログのために技術検証までしますか。
- iret.mediaの他に、zennやQiita・個人ブログなどがありますが、それぞれの使い分けをされていれば伺いたいです。
- 開発側のテックブログ執筆は盛んだったりしますか? 生成AIの週刊生成AIニュースなど常に最新情報をキャッチアップしてアウトプットされてるの素晴らしいなと思っています。
- もくもく会でもテックブログリレーがあったと思うのですが、行った経緯とか実際にやってみて苦労したこととかあったりしますか?
- 檜山には、上記質問のうち、アウトプット習慣化のアドバイス、ブログの技術検証やもくもく会のテックブログリレーについて伺いました。檜山のアウトプット習慣化のアドバイスは、技術的なことをやった後は、時間をあけずすぐ書くこと。技術検証は行っており、業務以外のネタであれば検証は必要だと考えているとのこと。
- 以下は、檜山が執筆したブログで、社内で行ったもくもく会のイベントレポートになります。もくもく会のブログリレーでは、毎日記事を出す必要があったため、記事を書くメンバーで期限を守ってもらうことやマーケとの協力で柔軟に動いてもらい実現できたとのこと。
- 西田には、iret.mediaと他のブログとの使い分けや開発側のテックブログ執筆の状況、週刊生成AIニュースのブログについてお聞きしました。iret.mediaと他のブログとの使い分けは、パートナーへアピールできる記事やイベント関連はiret.mediaに記載し、zenn には会社以外のつながりやすぐに出したい記事、バズりそうな記事を書いたり、個人ブログには書きたいことを書くとのこと。また、事業部でテックブログ執筆の目標を掲げたことで、例年より記事は増えていると感じるとのことでした。
- 以下は、西田を中心にDX開発事業部の方が執筆されている週刊生成AIニュースのブログになります。AWSやGoogle Cloudはもちろん、その他の生成AIに関するニュースを取り上げています。毎週複数メンバーで書いており、ぜひ生成AIのキャッチアップに使って欲しいとのことでした。
最後に、ブログ関連の告知やニュースを発表!
- イベントの最後に、ブログ関連の告知やニュースを伝えました。私がこれいいなと思ったことは、今までなかったテックブログをアピールしたり、他の方が執筆したブログを称賛するslackチャンネルの紹介です。ブログ書いたから見てーと、なかなか言い出せないもの(笑)、いい取り組みだと思います!
- ブログの記事をAI に自動レビューさせる取り組みの紹介もできました。イベントでのお披露目としては、初だったと思います。この取り組みの詳細は、こちらのブログを参照ください。
- とっても嬉しいニュースとしては、2023年度の各月と比較して、現時点の2024年度の各月のiret.media 投稿数が倍増していることを成果発表。そして、1日1件ブログが投稿され続けていることも話しました。私今回の企画の中でマーケの方から聞いてとても驚き、ぜひニュースとして伝えたいと思いました。私たち、こんなに記事書いてたんですね。支えて下さっているマーケの人々にも感謝。うちのエンジニアとマーケのみなさま、いい仕事してるー!
イベント企画を通しての気付き
- 今回のテックイベント開催にあたって、企画者である畠山、満村と3人で取り組んだことを紹介します。先ず、企画打ち合わせを重ねる中で、コンセプト・テーマを練り、登壇者探しを行いました。そして、タイムスケジュールの作成、全体告知、事前アンケートを取ってインタビューの準備です。最後に、事後アンケートの準備など。普段の業務と違った、社内イベントの企画も楽しい時間でした。
- 私が感じる良かった点は、
- 今回のテックイベントは、登壇者が豪華で見ごたえ・聴きごたえがあったこと!
- 畠山、満村、二人の準備が素晴らしく、当日の進行が時間ぴったりであったこと!
- イベントの最後に、新しい取り組みや今年度の成果がみなさんに共有できて良かったこと!
- そして、何より、私としては、今活躍されている畠山、満村と一緒に取り組めて楽しかった!!
- 反省点として、アンケートの結果から参加者にブログ執筆の経験者が多かったことが分かりました。次回テックイベントには、ブログ執筆未経験の方々にも刺さるような集客に力を入れたいと思います。
- 最後に、私もブログを執筆している身ではありますが、他の精力的にブログを書いている方々の話をお聞きして、改めて刺激となりモチベーションアップになりました。次回テックイベントの企画も、今から楽しみです。