まえがき

2023/1/18(水) に、AWS Builders Online Seriesに参加してきました。
オープニングセッションの内容が素晴らしく、re:Invent2022での最新アップデート情報などとても良くまとめられておりました

AWS Builders Online Seriesとは

→→ AWS Builders Online Series イベントURL
※アーカイブ動画も残っており閲覧可能です。

AWS クラウドをこれから学ぶ方が対象の、無償のオンライン開催イベントです。
インフラストラクチャおよびアプリケーションの設計、デプロイ、運用に役立つスキルの向上を目的とした内容となっています。

  • 基礎サービスや、注目の技術の導入部分にフォーカスした内容で構成されています。
  • AWS をこれから始める方が基本を学ぶのに適しています。
  • 1セッションは 30 分で構成され、短時間で効率的に学べます。
  • セッション視聴後に、ステップバイステップで確認できる初心者向けハンズオンがお試し頂けます。

今回用意されていたセッション一覧

私はオープニングセッションの他に、自分の興味があった以下のセッションを受講していました。

① T1: AWS re:Invent 2022 re:Cap – AWS Key Message と主要アップデート (Level 100)** →今日はココのオープニングセッションのお話です

② T3-1: デモで理解する!基本の Web システムアーキテクチャ – 基礎編 – (Level 100)
③ T2-2: 知っておきたい AWS のデータベースと最適なサービスの選び方 (Level 200)
④ T3-3: デモで理解する!基本のWebシステムアーキテクチャ – 運用編 – (Level 200)
⑤ T2-4: まず知っておきたい!サーバー開始と停止の自動化によるコスト削減の第一歩 (Level 100)

目玉のオープニングセッションではAWS re:Invent 2022で発表された
多くの新サービス、新機能やキーノートメッセージなどを40分という時間に凝縮した内容となっており、
その後30分間隔のセッションはT2~T5までテーマごとに分類されており非常に楽しめました
→→ AWS Builders Online Series イベントURLからアーカイブ動画も閲覧が可能となっております。

受講レベル

各セッションタイトル名の語尾にlevel100や200などの記述があり、対象受講者のlevelに沿ったセッションを選択できるようになっています。
AWS Builders Online Seriesではlevel100や200があり、300や400の受講レベルはありませんでした。
基礎サービスや、注目の技術の導入部分にフォーカスした内容で構成されていた印象でした


https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/seminar_level_2020.pdf

なぜAWS Builders Online Seriesへ参加したのか?

  • re:Invent 2022(6日間)で発表された内容が、40分に凝縮したオープニングセッションで学べること

私はre:Invent2022での最新アップデート情報など、キャッチアップしておりませんでした。。
しかし6日間に渡ったイベントのブログを全部読む気力もなく、どこのだれかが1時間くらいに凝縮して概要とか説明してくれないかな〜と思っていたのですが
なんと今回40分のオープニングセッションで、re:Invent2022の概要が知れるという所ですぐ参加を決めました

以降では、オープニングセッションで学んだことを振り返っていきます。

オープニングセッションで学んだ事

差別化につながらない重労働を取り除く

  • 差別化につながらない重労働とは?
  • ITシステムやアプリを稼働させるために絶対に必要な技術であるが、それ自体は自社の競争力に直結しない作業の事を指す
  • オンプレミス時代の、ハードウェア購入から設置など物理的なセットアップ作業
  • OSインストール、定期アップデートなど運用保守作業
  • ITシステムやアプリの需要の増減によるキャパシティ計画と管理作業
  • 災害対策
  • AWSクラウドを利用することで、上記に代表されるような重労働を取り除く事が使命
    ↓↓
  • お客様は空いたリソースで、本当にやりたいこと=コアビジネスに集中する事ができる

新たなキーワード(keynote):目的に合わせて最適化したサービス Purpose-built

“Good enought simply isn’t good enought”

「これで充分」と言われたものでも、本当に充分とは言えない

Puropose-builtの考え方

機能としてパワフルで充分なサービス、ツールであるかは利用するお客様やビジネスの目的や状況に左右される。
お客様の抱えるビジネス問題を解決するために、
使用するサービスやツールは、パワーを発揮できる かつ用途に最適化されている必要がある。

AWSでのサービス開発手法

AWSではPurpose-builtを実現するために、
お客様のフィードバックをもとにサービス開発を通して改善を実施している。
ロードマップにフィードバックが含まれ優先度をつけ、サービス拡充している。

  • AWSサービスアップデートまとめ

https://onl.bz/VtSNVNc

こちらのAWSブログでは週報で既存AWSサービスに対するアップデートや追加機能をお知らせしており、2022年のアップデート情報は750件程あり、AWSがフィードバックをもとにサービス開発しているという事を実感できます

re:Inventで発表された新機能

Amazon OpenSearch Serverless

Amazon OpenSearch Serverlessドキュメント(2023-1-19時点でプレビュー版)
https://aws.amazon.com/jp/opensearch-service/features/serverless/
特徴:サーバーレスサービス
用途:システムログの分析・日本語、英語の検索
価値:高負荷な処理やアクセス頻度に伴いインスタンスの容量を考えなくて済む

  • これまで分析サービスの中で唯一サーバーレスサービスが無かった、OpenSearch Serviceに、OpenSearch Serverlessが仲間入りしました!余計なサイジングを考えずに気軽にサービス開始できます。

Amazon DataZone

  • Amazon DataZoneドキュメント

https://aws.amazon.com/jp/datazone/
特徴:企業や組織の膨大なデータを管理するためのビジネスデータカタログ
用途:ユーザーは利用したいデータを選択し、DataZoneから他AWS分析サービスへ接続し分析が開始可能
価値:膨大なデータを一箇所に管理するだけではなく、データの置き場所や使い方、誰にアクセス許可するなどセキュリティ権限も一元管理可能

AWS Application Composer

  • AWS Application Composerドキュメント

https://aws.amazon.com/jp/application-composer/
特徴: Simplifying the complex アプリの開発環境って複雑でわかりにくい、、それをシンプルにしたいという要望を実現したサービス
用途:データの入出力などを、アイコンを並べたワークフロー上でテンプレートとして定義しブラウザ環境からアプリ環境を用意に構築できるサービス。
価値:アプリ開発者がコード開発に注力できるようになる。既存のサーバーレスサービスであるLambdaよりインフラのことを考えずに済む

  • 一度作成したテンプレートは何回でも出力して作成することが可能

AWS Supply Chain

  • AWS Supply Chain(2023-1-19時点でプレビュー版)

https://aws.amazon.com/jp/aws-supply-chain/
特徴:AmazonECの約30年ノウハウから、物を作る配送する保存する観点のサプライチェーンを可視性を高めデータに基づき判断可能にする。
価値:サプライチェーンの観点からリスク軽減、顧客体験向上支援

Amazon Omics

  • Amazon Omicsドキュメント

https://aws.amazon.com/jp/omics/
特徴:過去10年間にAWSがお客様と取り組んだ活動の知見に基づき設計されている。ヘルスケアおよびライフサイエンス組織がゲノム、トランスクリプトーム、およびその他のオミクスデータを保存、クエリ、分析し、そのデータからインサイトを生み出して健康を改善し、科学的発見を進めるのに役立ちます。

まとめ

AWSクラウドを利用することで、お客様の差別化につながらない重労働を取り除く事ができ、
コアビジネスへ集中できるようにAWSは日々アップデートを実施している。

最後に

AWS re:Invent 2022の情報をキャッチアップをしていなかった自分でも、
今回の40分という時間に凝縮されたAWS Builders Online Seriesオープニングセッションに参加する事で、
AWSの日々のアップデートがお客様のコアビジネス集中のために行われているものだと学ぶことができ
まるでre:Invent2022に参加したような気分になりました!

これからもAWSのアップデートブログから、目が話せませんね!
https://onl.bz/VtSNVNc

この記事を書いた人

クラウドインテグレーション事業部 MSPセクション
上地航平(うえちこうへい)

iretでは24時間365日体制のMSP部隊を自社で抱えており、お客様へ監視運用保守の負荷を軽減できるcloudpackサービスを提供しています。

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