この記事は、日経BPの許可により「日経クロステックSpecial 2025年4月14日」に掲載された広告記事です。

アイレットはクラウドの導入・運用におけるフルマネージドサービス「cloudpack」を中心に、多くの企業のクラウド活用をサポートしてきた。その多彩かつ高度な技術力が評価され、「2024 Geo and Global AWS Partner Award」で2部門受賞を果たした。受賞の概要と受賞分野を中心とした具体例、今後の抱負などを、アイレットの平野氏とアマゾン ウェブ サービス(AWS)の松本氏が語り合った。

AWS プレミアティアサービスパートナーを
11年連続保持する技術者集団

平野氏:当社は2010年にクラウドの導入設計、運用・保守サービス「cloudpack」を提供開始し、13年、日本で初めてAWSプレミアコンサルティングパートナーに認定されたうちの1社となるなど、いち早くAWSの価値を見い出し、日本企業へのAWS導入を推進し、クラウド活用をサポートしてきました。

システム開発からスタートした当社ですが、AWSに関しては当初リセールや運用保守が中心でした。近年は元々得意な開発や構築にも範囲を広げています。私が入社した8年前はエンジニアが約200名でしたが、この5年で急速に増加し、現在は約1000名にまで増員し、AWSのベストプラクティスを熟知した開発体制が強みです。

松本氏:1000名のエンジニアに対して約3500のAWS認定資格をお持ちなので、1人あたり平均3つ以上の資格を保有されている技術者集団と感じています。AWSの広範なサービスを提供する能力と、大手企業から中堅中小、スタートアップまで、全国にわたる豊富な開発実績を持つアイレットは、AWSジャパンにとって創業期から一緒にビジネスを成長させてきた心強いパートナーです。

専門性や革新性が評価され
製造業とエンタメの2部門で受賞

─今回の受賞概要を教えてください。

松本氏:アイレットが受賞した「Geo and Global AWS Partner Award」は、過去1年間に高い専門性、イノベーションやコラボレーションを取り入れたビジネスモデルを持つAWSパートナーを表彰するプログラムです。AWSジャパンが推薦したわけではなく、第三者機関が専門性や革新性、お客さまへの貢献など複数の観点で選定しています。

その中でアイレットは、自動車と製造業向けの「Industry Partner of the Year – Auto and Manufacturing – APJ」と、放送、コンテンツ制作、D2C(Direct-to-Consumer)配信、メディアサプライチェーンおよびアーカイブ、データサイエンスと分析の分野の「Industry Partner of the Year – Media, Entertainment, Gaming & Sports – APJ」の2部門を受賞しました。また、小売業向けの「Industry Partner of the Year – Retail – APJ」と通信事業者向けの「Industry Partner of the Year – Telco – APJ」の2部門でもファイナリストに選出されており、実に幅広い分野で優れた知見と実績があります。

※ Asia Pacific and Japan:アジア太平洋および日本

平野氏:ここ数年、様々な分野の開発や構築に取り組んできた活動が実を結んだと感じており、とても光栄です。

当社はまだまだ成長過程にあり、柔軟性とスピード感を強みとしています。多様な専門性を持つエンジニアが連携し、お客さまの課題に合わせた柔軟なソリューションが提供できると感じています。

当社は長くクラウドの環境構築からシステム開発、運用保守までをトータルでお客さまにご提供してきました。今回その点を改めて評価され受賞できたと考えており、報われた思いがします。

松本氏:まさに近年取り組まれてきたIoTや画像解析、大規模なデータ分析基盤、コンテンツ配信といったインダストリー特化型ソリューションが評価されたのでしょう。

機械学習や生成AI活用、
データ分析基盤構築など幅広い開発実績

─受賞分野の事例をいくつかご紹介いただけますか。

平野氏:製造業の分野に関して、スマートファクトリーを推進されている三菱マテリアル様の事例をご紹介します。生産設備から収集されるデータに設置場所等の付加情報を加え、データを整理した形でAWS上に蓄積する仕組みを実現しました。これにより、複数工場において、様々なデータを低レイテンシ-かつ低コストで収集・蓄積し、リアルタイムモニタリングが可能になりました。また、この仕組みは、画像データにも応用可能なため、直近では、スマホで部品撮影を行い、数量カウントなどにも活用されています。

このようなスマートファクトリーのモデル(画像解析による検品の様子や、産業用ロボットを使ったデータ収集・可視化など)をイベントでは展示するようにしています。クラウド関連のイベントでは動く展示があまりないため、デモをお見せすることで興味を持ってもらえたらと思っています。

松本氏:リアリティーがあって分かりやすいですね。

平野氏:当社と同じKDDIグループのKDDIスマートドローン様の案件として、ドローンの活用にも取り組んでいます。2022年12月に施行された改正航空法により目視外飛行が許可され、ドローンを使ったビジネスが進んでいます。例えば鉄塔の点検、配送、不審者の検知、測量などです。その際のドローンの制御やフライトプラン作成とプランに沿った自動運航などを、AWSのマネージドサービスをフル活用し提供しています。自治体を含めた実証実験段階のものが多い一方で、商用利用も始まっています。

その他の案件においてはスマートフォンのアプリケーションなどの開発も手掛けており、フロントのアプリケーションからバックエンド、データ分析までトータルで提供しています。

松本氏:アイレットは、マイグレーション、モダナイゼーションから、Web・スマートフォンアプリ、生成AIまで非常に幅広い領域への開発能力があります。KDDI様との連携による付加価値の高いソリューションも数多く創出されています。個人的に気に入っているのが、サーバーレスとAWSの機械学習サービス「Amazon Kendra」を使ったRAG構成での環境構築です。

平野氏:ありがとうございます。生成AIは特に当社でも注力しており、25年1月には、AWSを利用した生成AIテクノロジーの実装に習熟し豊富な実績を持つパートナーとして、国内2社目の「AWS生成AIコンピテンシー」に認定されました。また、「AWSデータと分析コンピテンシー」にも認定されており、現在両方の認定を持っているのは当社だけです。

AI活用については非常に多くのお問い合わせをいただくのですが、AIと言っても生成AIもあれば機械学習、深層学習、言語処理などがあり、お客さまの中にはこれらを混同されているケースもあります。当社はAWSを熟知し、生成AIとAI活用に欠かせないデータの収集・分析両方に知見があるため、お客さまの要望に合わせた最適な技術を使って実装できます。

両者が協力し、顧客の課題を解決する
オファリングの提供を目指す

─今後の抱負をお願いします。

松本氏:アイレットは複数の分野で高い技術をお持ちなので、生成AIとデータ分析基盤、生成AIとIoT、生成AIとAWSのコンタクトセンターサービス「Amazon Connect」など、組み合わせによるオファリングを作り、付加価値を高めて一緒に展開したいと考えています。我々パートナーセールスは、担当するテリトリーのお客さまの課題や需要のシグナルをつかんで、それに対してオファリングできるパートナーを選びます。アイレットは複数のオファリングを展開できる数少ないパートナーです。

またアイレットは移行とモダナイゼーションコンピテンシーとDevOpsのコンピテンシーにも認定されています。これらの領域にも一緒に取り組みたいです。もちろんKDDI様との相乗効果にも期待しています。一緒に推進したいことは、まだまだあります。

平野氏:当社はこれまで、お客さまごとに個別の受託開発を行ってきましたが、事業ステージの変化に伴い、先行投資が可能となったため、積極的にオファリングの展開に取り組みたいと考えています。これからもAWSの皆さんと継続的に意見交換を重ね、オファリングのブラッシュアップを繰り返し、一緒に成長していきたいと考えています。

関連リンク

AWS 生成 AI 導入支援サービス
導入事例(三菱マテリアル)
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