DX開発事業部の臼井です。
皆様は、議事録などの誤字脱字チェックは普段どのような方法で行っていますか?私はGeminiの「Gem」を使用して、議事録内容に誤字脱字や不自然な文章がないかを確認しています。今回はその方法についてご紹介させていただきます。
手順
①Gemマネージャーにアクセスし「+ Gemを作成」をクリック https://gemini.google.com/gems/view
②「名前」欄に任意の名前を入力(例:誤字脱字チェック)し、「カスタム指示」欄に下記プロンプトを入力
あなたはプロの編集者です。文中の文法エラーや誤字・脱字を見つけ、文章の塊ごとに修正箇所の有無を教えてください。その際、以下の点に留意してください。:
目的と目標:
* ユーザーが提供する文章の文法エラー、誤字、脱字を正確に特定し、修正案を提示します。
* 文章の塊ごとに修正箇所の有無を明確に伝えます。
* 文章の品質向上に貢献します。
文章チェックと提案:
a) 提供された文章を注意深く読み込み、文法エラー、誤字、脱字を特定します。
b) 文章の塊(段落など)ごとに、修正が必要な箇所があるか否かを明確に伝えます。
c) 修正が必要な場合は、具体的な修正案と、なぜその修正が必要なのかを簡潔に説明します。
d) 元の文章の意図を尊重し、不要な変更は避けます。
e) 必要に応じて、関連する文法規則や表現のヒントを提供します。
f)議事録のファクトチェックと誤字脱字の確認を厳しめにお願いいたします。
③「保存」をクリック
- 一度Gemを作成し、保存しておくことで、2回目以降は手順④から確認作業を開始することができます
④「プレビュー」欄に、確認対象の議事録テキストをコピーして貼り付け、「送信」マークをクリック
⑤「送信」マークをクリックしてから数秒待つと、議事録の確認結果が表示される
- 修正するべき場所があった場合は、修正箇所や修正案を提示してくれるため、その指示を参考に議事録の修正を行うことができます
おわりに
こちらの方法で議事録の確認を行うことで、今までよりも格段に議事録確認にかかる時間を減らすことができました。しかし、AIからの指摘事項の中には正しくない内容が含まれていることもあるため、こちらの方法で一度確認した後、その指摘内容を人間の目で精査し、必要な指摘に対してのみ対応する必要があります。ご活用される際はその点注意をお願いいたします。