こんにちはデザイン事業部の長谷です。今回は、事業部内でのフロントエンドに関するイベントに関してです。
フロントエンドといっても昨今ではかなり領域が広くキャッチアップにかなりの時間を費やす必要があります。そんな状況下で、円滑に業務を進めるためには同職種のつながりがとても重要だと思っていて、自分が入社してからは中断されていた事業部内のイベントをリメイクして昨年の2024年12月から企画・運営しています。

この記事は、私と同じく「何かやってみようかな」と考えていたり、「こういう取り組みがあった方が良くない?」と思う人にとっての1つの参考例になればと思います。

事業部内イベントを運営している背景

まず、事業部内イベントを企画・運営している背景についてです。
正直私の気まぐれ…というのも少しはありますが、イベント開催の主な理由は、以下が挙げられます。
シンプルに同職種間のコミュニケーションが取りづらい・不足しているなと感じたため

決して事業部のエンジニアメンバーをコントロールしてやろうーウヘヘとかは考えていませんし、フロントこそ正義とかエンジニアこそ正義とか思ってもいませんし、そんな野望や大志を抱いてもいません。(厳密には、はやり病のようにエンジニア以外目に入らないように視野が狭まった時期もありましたが…笑)

同職種間のコミュニケーションが密に取れる環境を作ることができれば、少し考えただけでも以下のメリットがあると考えています。

  • 新規エンジニアの方が馴染みやすい
  • 同じ悩みを共有/相談しやすい
  • 技術選定など深めのギークな話ができる

個人的に一番いいなと考えているのは、「技術選定など深めのギークな話ができる」の点で、イベントを開催する前は、このような機会が意外に少なかったです。

このような雑談ベースの機会から技術スタックの構想やトレンドのキャッチアップ(最近AIエージェントなど)につながることも多々あるのではないでしょうか?

仕事をする上で工数・お金・実装の意義などのビジネス的な視点はとても重要だと思いますが、シンプルに技術の話を楽しくする場というのはとても貴重で必要だなと思っています。

事業部内イベントを運営するまでの流れをざっくり

これはあくまで私のやり方ですが、以下になります。

初月

  1. 事業部長にDMで「〇〇」やりたいのでチャンネル作ってやります。と連絡
  2. Slackのチャンネルを作成
  3. コアメンバーのみチャンネルに招待し、打ち合わせミーティング
  4. 考慮した追加メンバーを招待(業務委託の方は別途招待申請)
  5. 全メンバーでキックオフを行い、会の目的と今後のイメージを交えながらを議論

最初の月は大体こんな感じだった気がします。正直ここの1〜5までができれば、基本イベントの外枠はできたようなものです。

初月以降は以下になります。やること自体は減っていきますが、うまくイベントの雰囲気が薄まりすぎないように観察しながら運営していくフェーズになります。

初月以降

  • 定期的に行われる事業部1on1で経過報告
  • 運営メンバー用のチャンネル作成し、定期的に企画MTG
  • 新規メンバーを追加
  • イベント開催

運営しているイベントの概要

  • イベント名
    • フロントエンド改善サミット
  • 会の目的
    • エンジニア同士の繋がり強化
    • 開発環境の整備・改善
  • 開催頻度
    • 月1回くらい(有休推奨期間などが重なる場合は、中止)
  • 企画側のMTG
    • 月1〜2回くらい
  • チャンネル参加者
    • 主に事業部内のエンジニアメンバー(企画でFigma会などもやったので、一部デザインメンバーもおります)

上記を見ていただければ分かる通り、とても狭く緩く運営しています。正直それで成り立つの?と思われそうですが、なんとかなっています。

個人的に開催頻度とチャンネル参加者については、色々な意見がありそうですし、状況に合わせて変化させていくべきだと思います。

開催頻度が高くないのは、現実的に考えて勤務時間帯は業務との兼ね合いがあるわけで、業務に支障が出たら本末転倒だと思うためです。生成AIや昨今のnpm周りのセキュリティなどトレンドでスピードが大事なテーマもありますが、あくまで持続的にできる方が重要だと考えているので、この頻度になっています。頻度を上げすぎて、参加メンバーの方が楽しく参加できなくなったり、参加しているけど我ここにあらずみたいになっていたら、正直意味がないと考えています。

チャンネル参加者に関しては、現状エンジニアメンバー中心に少なくしています。これは、あくまで会の目的がエンジニア同士の繋がり強化や技術的な話をする機会創出にあるからです。その為、できる限り少人数でエンジニアの方々がコミュニケーション取りやすい環境にできればと考えています。
誤解が生じそうですが、これは決して他メンバーを排除したいわけではなく、興味関心が高い方は職種問わず全然ウェルカムという姿勢です。

最近のアーカイブ

つい先日の9/18(木)にはAstro Nightと題し、JSフレームワークであるAstroを取り上げたLT会を行いました。一人当たり5分前後の短いLTデス。

デザイン事業部では、案件において静的サイトでのファイル連携が多いのですが、できる限りモダンなスタックで実現するために注目しているのがAstroになります。

登壇メンバーの一部資料を添付しておきます。

まとめ

今回は、事業部内でのイベント企画にまつわる知見をまとめました。
これまでも社内外様々なイベントに参加したことがありますが、企画してみるとまた違うなと感じます。

ぜひ現状に不安や改善点を感じる方もイベントという方法をとってみてはいかがでしょうか〜

以上で本記事はお終いになります。お読みいただきありがとうございました。