本日「Arduinoファンもくもく会#013」を開催しました。
今回の会場は以前Pepperの開発体験でおじゃましたことのあるアトリエ秋葉原さんにお声がけいただき、いつもと趣向を変えてPepperの開発体験もできつつもくもく作業もできる会とさせていただきました。
イベントページでも案内させていただいていましたが、Pepperの開発にはChoregrapheというIDEが必要になるのであらかじめインストールしてきていただいていたかたが多く、またアトリエ秋葉原さんの丁寧なレクチャーや都度サポートをいただいたおかげでみなさんしっかりPepperを制御できていました。
普段は利用者としてしか触れていないPepperを自分で制御できるというのは楽しさが何倍にもなりますね
今回はいつも当もくもく会の開催に合わせて同時開催していただいている新潟・燕の「ものづくり学縁 つばめ」の杉山さんや、僕も2回ほどおじゃましたことのある岡山・児島で電気電子工作系の製作・交流会「えれくら!大都会」を主催されている三宅さんにもお越しいただき、地理的にも広がりのある会になりました。
それぞれお土産もいただきました。ご馳走様です!
さてPepperはというと、ひと通り動かせるようになったらもう遊び放題。この自由さもアトリエ秋葉原さんの魅力です。
発表 & 告知タイム
みなさんそれぞれPepperと戯れつつ参加者同士も自然に交流していただいて、気付けば発表タイム。
まずは今回の会場を提供していただいたアトリエ秋葉原さんからの告知です。1つ目はPepper上で動くロボアプリのコンテスト「Pepper App Challenge 2017 Autumn」の開催について。
IoTやAIなど、その時々の話題の技術を盛り込みつつアプリによってPepperも進化させていく意欲的なコンテストです。最優秀賞にはなんと100万円が与えられます。作品応募は10月25日まで受け付けているので我こそはというかたは応募してみてはいかがでしょうか。
2つ目はアトリエ秋葉原さんに関わる各種情報のお知らせ。情報共有や交流のためのFacebookグループを運営しているほか、公式サイトでもいろいろな情報発信をしていたり、Qiita上でPepperハッカソンに役立つリンク集なども随時更新しているとのこと。Pepperを使った開発のことならアトリエ秋葉原さんの情報が確かです。
続いてみなさんからの発表に移ります。
まずは常連の小学生エンジニア君。小型のジョイスティックを動かすと倒した方向によってLEDの色が変わります。コードを見せてもらいましたが、わずか8行だというから驚きです。お次はきゅーこんさんの作品。こちらもジョイスティックに合わせて音が鳴る仕掛け。
きゅーこんさんは他にもArduboyやMIDIキーボードグローブなどを持ってきて見せていただいてガジェット好きにはたまらない状態でした。
杉山さんはArduino UNOを2つ重ねて接続し役割毎に1つずつのUNOを使うダブルUNO(だったかな?)を作りつつ、Pepperに話しかけた言葉によってディスプレイの色が変わるプログラムも作ってデモも見せていただきました。またCNC切削データをExcelの関数を使って自動生成する仕組みを披露してくださいました。新潟・燕地域には加工技術を持つかたもいらっしゃるそうなので、それぞれ得意分野を持ち寄っていろいろなものが作れる可能性を感じました。
狩野さんの自走式ローバーはお馴染みLIDARによる周辺認識に加え、カメラに写った人の顔の自動認識も実装しつつあってまた一歩進化していました。それにしてもカッコいいですね。
凌宮鉄道さんの取り組みは今回は2つ。レールの両方の端にセンサーを取り付けてその位置まで行くと電車が反転、永遠に行ったり来たりを繰り返し、さらにその反転のタイミングでPepperが喋るという仕掛け。やがて指差し確認もできるのではと夢が広がります(笑)。macsbugさんはLEDが永遠に続いていて吸い込まれそうな感覚にさせてくれる、いわゆるInfinity mirrorを持ってきて下さいました。写真ではうまく伝わりませんが、実物は本当にキレイです。作り方はご本人のブログで紹介されています。作ってみたいかたはぜひトライしてみて下さい。
最後に三宅さんからの告知です。
香川・高松と岡山・倉敷でそれぞれの主催者のもとに運営している「えれくら!」の概要から次回開催のお知らせ、また近々立ち上げようとしている新機軸の勉強会の構想発表などなど。
スライドは別途ネット上に公開してくださるそうなので公開されたらこちらにも掲載します。
それからもう一つ。
アトリエ秋葉原のスタッフの一人、@ai_coordinatorさんが運営している「AI coordinator」というWebサイトはディープラーニングや物体検出、量子コンピューティングなど、今後のAIやロボティクスに必要な情報を発信している意欲的なサイトです。こちらも要チェックですね!
今回初めて開催したPepperの開発体験もできるもくもく会ということで、ご参加いただいたみなさんにもとても好評をいただいたので、また機会を設けて開催したいと思います。お楽しみに!
関連情報
- ソフトバンク ロボット情報 (ソフトバンク)
- ソフトバンクロボティクス
- Pepper Developer Portal (ソフトバンクロボティクス)
- Pepper技術情報 (Qiita)
- Pepperアプリ導入相談Cafe (M-SOLUTIONS)
- ロボット企業データベース(Pepper) (ロボスタ)