日本全国の可視化マニアの皆さん、こんにちわ。自称、Sensu 芸人のかっぱ(@inokara)です。
top コマンドとか ps コマンドとか…
サーバーにログインして一番叩くコマンドかと思いますがいかがでしょうか…。芸人の私も top や ps の画面を眺めて仕事をしているフリをしていることが多いのですがそんなフリが出来なくなりそうなツールを見つけたので紹介させて頂きます。それは…
名前はシンプル。
linux-dash
詳細はドキュメントにお任せするとして…linux-dash には以下のような特徴があります。
- サーバー内部の各種情報をブラウザで確認出来る
- CPU やメモリ、ディスクの使用量等についてリアルタイムに確認することが出来る
- ドラッグアンドドロップで画面のレイアウトをカスタマイズ出来る
などなど…
サポートしているディストリビューション
ドキュメントを読むとサポートしているディストリビューションは以下のとおりとなっているようです。
- Arch
- Debian 6, 7
- Ubuntu 11.04+
- Linux Mint 16+
玄人好み(あくまで私見)の OS が軒を連ねていますね。でも、ここは CentOS 6.5 で試してみたいと思います。
必要なアプリケーションの導入
php のアプリケーションのようですので php と php-devel あたりをインストールしましょう。
yum -y install php php-devel
これらをインストールすると軒並み Apache 等の関連パッケージもインストールされます。PHP の JSON ライブラリが必要になりますので念のため PHP が JSON をサポートしているかを確認してみましょう。
php -i | grep json
以下のように表示されればオッケー。
簡単ですね。
linux-dash のインストール
これはとても簡単です。
git clone
DocumentRoot に移動してソースコード一式を git clone する。
cd /var/www/html git clone https://github.com/afaqurk/linux-dash.git
これだけです。
ブラウザからアクセス
ブラウザから linux-dash にアクセスしてみましょう。
うおお、なんか色々な情報がひとつの画面で…。しかも、なんかカッコイイ。上部メニューの DIsk や CPU 等をクリックするとそれぞれの詳細情報にニューっと移動するあたりも心地良いです。
結構泥臭く頑張っているような気がする
linux-dash のソースコードを覗いてみると、結構な泥臭さというかとてつもない努力を感じました。
linux-dash 上に表示されている各要素についてはひとつひとつ PHP のプログラムで情報を取得して表示しているようですが、逆を言うとほしい情報を PHP で書くことで linux-dash 一枚で確認出来るかもしれないってことですね。
その鍵は js/dashboard.js と sh にあるかも
ちゃんと試せていないですがソースコードツリーを眺めていると js/dashboard.js と sh ディレクトリが肝のようです。sh 以下にほしい情報を php で記述して js/dashboard.js で表示の設定をするのではと見ています(今後、折をみて試してみたいと思います)
Matome
やったこと
- EC2 上の CentOS 6.5 に linux-dash が動作する為に必要な php パッケージをインストールした
- ひとまず linux-dash を動かしてみた
linux-dash のいいところ
- 運用監視に必要な情報がブラウザ一画面で確認出来る
- 必要に応じて取得する情報を追加出来る(かも)
linux-dash のちょっと惜しいところ
- PHP 依存(PHP をインストールしなければいけない…)
- サーバーに障害や高負荷な状態が発生した場合に linux-dash は見れない可能性あり…
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