2020年6月に「AWS:請求代行サービスadv.」(https://cloudpack.jp/lp/invoice-adv/)が、「cloudpack」の新しいサービスとして誕生しました。
「AWS:請求代行サービスadv.」では、アマゾン ウェブ サービス(AWS)利用料が5%割引になるだけでなく、VMware社のクラウド管理プラットフォーム「CloudHealth by VMware」(以下、「CloudHealth」)の一部機能を使用できることも大きなメリットです。
今回は、「AWS:請求代行サービスadv.」の商品企画を担当したアイレットの高橋 慎一と、VMware社CloudHealth事業部の片倉様・木村様へのインタビューから、その魅力に迫ります。
・VMware社
片倉 俊輔様
CloudHealth事業部 シニアソリューションスペシャリスト
木村 正志様
CloudHealth事業部 シニアアカウントエグゼクティブ
・アイレット
高橋 慎一
事業戦略本部 研究開発・業務改善セクション セクションリーダー
「CloudHealth」の一部機能を導入した「AWS:請求代行サービスadv.」が誕生!
――「AWS:請求代行サービスadv.」の企画背景を教えてください。
昨今、世の中全体のクラウド化がすすみ、AWSの請求代行サービスに参入する競合他社も増えてきた中、多くの日本企業におけるAWS利用を牽引してきたアイレットだからこそ提案できる、ひとつ上の請求代行サービスをつくりたいと考え「AWS:請求代行サービスadv.」を企画しました。
(※1)AWS パートナーネットワーク(APN)とは、AWSのエコシステムを支える重要な独立系ソフトウェアベンダー(ISV)、SaaSベンダー、PaaSベンダー、開発者用ツールベンダー、管理/セキュリティベンダーやシステムインテグレーター(SI)、戦略コンサルタント、リセラー、代理店、VARによって構成されております。
――サービスの特長を教えてください。
――VMware社のクラウド管理プラットフォーム「CloudHealth by VMware」ですね。
そもそも、「CloudHealth」はどのような特徴を持つツールなのか、教えてください。
特徴としては、この8,000社以上のお客様の25%のコスト削減に成功しており、コスト監視・最適化においてはリーダーポジションに位置しているソリューションであることです。
2018年8月のVMware社による「CloudHealth」買収後、日本の市場でも海外市場と同じくコストの管理・最適化は重要な位置づけであることがわかり、組織としては2020年の2月より日本でも「CloudHealth」専任のチームが立ち上がりました。
アイレットが日本の請求代行サービスで初めて「CloudHealth」を選んだ理由
――アイレットが「AWS:請求代行サービスadv.」のクラウド管理プラットフォームとして「CloudHealth」を選んだポイントを教えてください。
このような素早い対応は、VMware社さんとAWSの強固なパートナーシップがないと実現できないことだと考えました。
――VMware社は普段からAWSのサービスに対して、素早い対応を行っているのでしょうか。
また、m6gd,c6gd,r6gd等の新しい世代のインスタンスも既にサポートをしており、RightSizingやリザベーションの最適化にも対応しております。実績ベースで、AWSへの対応スピードの速さを評価いただいているかと思います。
――アイレットからの問い合わせや打診を、VMware社としてどのように捉えられましたか。
また、アイレットさんにおいては、日本でも有数のAPNプレミアコンサルティングパートナーであり、豊富な導入・運用実績、技術力をお持ちです。そんなアイレットさんと「CloudHealth」が協業することにより、お客様へさらなるクラウドの最適化を提供できると思いました。
日本における企業のクラウド管理の実情を見ると、コスト管理が煩雑で担当者に大きな負荷がかかっているケースが多いと感じます。そのような企業のお客様にとって、大きなメリットのあるサービスに必ずなると確信しました。
――タイミング的に、「請求代行サービスadv.」のサービス企画は、日本における「CloudHealth」の専任チームが立ち上がる前に動きはじめていますが、アイレットとして不安はありませんでしたか。
私が問い合わせた時点では専任チームはありませんでしたが、すぐにアイレット対応のチームを立ち上げてくださり、協業はスムーズに進行しました。
――VMware社としてどのような対応チームを構築したのでしょうか。
コロナ禍以前には、オーストラリアの担当者が日本にも何度か足を運んでくれるなど、このプロジェクトや日本市場への高い期待感を感じましたね。
日本のスタッフも含め、いいチームワークでプロジェクトを進行することができたと感じています。
オーストラリアのチームメンバー
Richard Economides
ソリューションスペシャリスト・マネージャ
Rhys Shannon
チャネルセールス・マネージャ
Matthew Jennings
テクニカルアカウントマネージャ・リーダ
クラウドの高度な可視化が可能に
――そのような手厚い対応力の他に、アイレットが「CloudHealth」に感じた利点は何ですか。
――“クラウドの高度な可視化機能”とは、具体的にどういうことなのでしょうか。
――AWSの既存管理ツールよりも、柔軟性が高いということですね。
――お客様側から見たサポート体制はどうですか?
アイレットとVMware社さんが強固なパートナーシップを組んでいるので、さまざまな疑問やご相談に対して、しっかりとしたサポートがご提供できると確信しています。
ユーザーエラーを未然に防ぐ運用に注目
――セキュリティ面でも「CloudHealth」が優れた機能があるとのことですが、どのような点で優位性があるのでしょうか。
「CloudHealth」では、このようなクラウドの設定に対してのガバナンス機能を提供しており、CIS(Center of Internet Security)が定義しているベストプラクティスに対して、ポリシーベースで管理を行っています。
それらを管理して運用していけるようにサポートするポリシーベースの管理機能があるというのは、これからのクラウド利用において、注目されるべき点だと考えています。
ワールドワイドで培ったベストプラクティスをサービスに反映
――ここまで、「AWS:請求代行サービスadv.」に「CloudHealth」が導入された経緯や、導入のメリットをお伺いしてきましたが、改めて今回アライアンスを組んだ感想を聞かせてください。
オーストラリアのチームからも「CloudHealth」を扱う上での注意点や、フィードバック、アイレット側が気をつけるべきノウハウを、豊富な経験をもとに惜しみなくインプットしてもらいました。やり取りの中で、今回の取り組みに対して非常に率直に期待感を示してくださったので、こちらとしても成功させなくてはというモチベーションが上がりました。
今後も「cloudpack」×「CloudHealth」に期待
――今回の「AWS:請求代行サービスadv.」の他に、「cloudpack」×「CloudHealth」の今後の展望はありますか。
また、AWSに関わるサービスだけでなく、アイレットがプレミアサービスパートナーの認定を取得しているGoogle Cloud Platform(GCP)の請求代行サービスにおいても、「CloudHealth」の活用を模索できないかと考えています。
今回の取り組みで、VMware社さんとのシナジー効果によって、アイレット単体では不可能なスピードでサービスを成長させていくことができると確信しましたので、今後もパートナーとしてさまざまなプロジェクトをご一緒に実現したいと考えています。
――最後に「AWS:請求代行サービスadv.」を検討されている企業やご担当者に、一言お願いします。
一度ご体験いただくと、その違いを明らかに感じていただけると思います。ぜひ、ご検討ください。
現在、別の請求代行サービスをご利用の企業様も、これから請求代行サービスを使いたいと考えていらっしゃるお客様も、ぜひお気軽にお問い合わせください。
「AWS:請求代行サービスadv.」(https://cloudpack.jp/lp/invoice-adv/)