アイレットの事業部紹介シリーズ『iret Division Interview』第3回目は、「アジャイル事業部」をお届けします。
過去の事業部紹介はこちら
・iret Division Interview #1
「クラウドインテグレーション事業部~東京/構築・プリセールス~」
https://cloudpack.media/53621
・iret Division Interview#2
「クラウドインテグレーション事業部〜大阪/構築・開発篇~」
https://cloudpack.media/54051
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アジャイル事業部とは
アジャイル事業部は、2017年にアイレットがKDDIグループに加わってから立ち上がった新しい事業部です。
アプリ開発セクション、第一開発セクション、第二開発セクション、データ分析セクション、PMセクションの5つのセクションにおいてWebシステム、スマホアプリの開発、データ分析基盤のインフラ構築を行っています。
特徴としては、お客様と共同チームで開発を行う「アジャイル開発」の手法のひとつ「スクラム開発」に最適化した「虎ノ門スクラムオフィス」を設け、スクラム開発を実践しているチームが常駐していることと、KDDIグループの案件を担当する比率が高いことです。ただし、スクラム開発だけでなく請負開発も行い、KDDIグループ以外の顧客も担当しています。平均年齢は30代前半、女性の比率が25%ほどで、アイレットの中では女性エンジニアが多い事業部です。
新規技術・領域へのチャレンジと品質強化などの改善活動の両輪を回していくことで開発力を強化し、KDDIグループのAWS案件の拡大はもちろんのこと、KDDIグループ以外のさまざまな顧客にも対応し、継続的な利益拡大を目指しています。
今回は、PMセクション、アプリ開発セクション、第一開発セクション、第二開発セクションに所属する4名にインタビューを行いました。
東原 祥行(ひがしはら よしゆき)
PMセクション/セクションリーダー/プロジェクトマネージャー
篠原 理沙(しのはら りさ)
アプリ開発セクション/グループリーダー/スマホアプリエンジニア
寺田 泰晃(てらだ やすあき)
第一開発セクション/Webアプリエンジニア
一色 麻乃(いっしき あさの)
第二開発セクション/Webアプリエンジニア
主なお客様や案件、仕事のすすめ方は?
――皆さんが所属されているセクションではどのような業務を行っているか教えてください。
AWS Lambdaを使用したサーバーレスのシステムを構築する案件を多く扱っています。
開発手法はスクラム開発とウォーターフォール開発で半々くらいです。
まずは、引き合いがあった時点でヒアリング、要件を確認、見積もり提出を行い、実施が決定したら開発につなぎ、ディレクション、進行管理をしていくという役割。
次に、品質が保たれているかのテストを行うQA(品質保証)の役割。そして、運用・保守の役割です。チームとして分かれており、それぞれが専門的に業務を担当しています。
データ分析セクションでは、お客様のデータ分析基盤の構築・保守を行っています。また、お客様のニーズによっては、データ分析処理の構築も行っています。
――案件の期間や人数、体制についても教えてください。
継続開発の案件は、フェーズごとに要件が変化しながら続いていきますが、それ以外の案件は1年くらいの期間のものが多いです。
現在行っているKDDIグループの案件では、プロダクトオーナー(PO)を含め15名程度のチームで行っています。期間は、案件によって異なります。
――他事業部との関わりはありますか。
ひとつ目のKDDIグループの案件では、第一開発事業部と分担して開発を行っています。具体的には、アジャイル事業部はお客様側の申請画面を、第一開発事業部はサービス担当者側の管理画面を担当しています。
ふたつ目の車両管理ツールの案件では、名古屋事業部と協働しています。管理画面をアジャイル事業部が、そこに連携するAPI開発を名古屋事業部が担当しています。
――他事業部とはどのようにコミュニケーションをしながら、案件を進行するのでしょうか。
事業部内の社員の年齢層、経歴、雰囲気は?
――セクションごとの年齢層や、メンバーのバックグラウンドを教えてください。
チームでスクラム開発を行うので若手育成に適していて、未経験の人や若い人も多いです。
以前の会社でエースだったような中途入社の社員が多いですが、最近では「PMサポート」として、未経験の人も採用しています。開発について学びながら成長を目指す、いわば“PM見習い”です。
――今日のインタビューにはいませんが、データ分析セクションについても教えてください。
こちらも中途入社の社員がほとんどではないでしょうか。
業務をスムーズにすすめるための工夫、チームビルディングのノウハウは?
――業務を行う際に心がけていることや工夫していることを教えてください。
それでも、少しでも心配なことが出てきたり、迷いが出たりしたら、早めに上長に報告し、リスクヘッジをとるようにしています。
また、1週間区切りで開発期間を回しているため、バーンダウンチャート(Burn Down Chart)というグラフにて1週間のプロジェクトの進捗状況を確認し、ポイント消化が難しければメンバーに助けを求めるなど、客観的な指標を用いて自分やプロジェクトを見える化し、対応しています。
そのようにチームやプロジェクトによって柔軟にスタイルを変えていくことは、業務をスムーズにすすめる上でプラスになると思います。またメンバーそれぞれに得意分野がありますが、できるだけ業務を属人化しないよう、個々がマルチに活躍できることを目標としています。
――スクラム開発では、社外のお客様とともにプロジェクトをすすめていくのですよね。特別な工夫はありますか。
壁一面のホワイトボードを活用しながら、議論を活性化させています。ユーザーストーリーを作成する際にどんどんと付箋をホワイトボードに貼っていったりすると、通常の会議室でミーティングをしているよりも意見数が増え、一体感が生まれるなと実感しています。
リラックスした場では、よりお客様やメンバーとの距離が近づくと感じます。
虎ノ門スクラムオフィス内にある「スクラム開発部屋」でのミーティング
――業務を遂行するにあたってチームビルディングが欠かせないと思いますが、良いチームをつくるために行っていることはありますか。
課題が出てきたときは、どうやって解決していこうかということをチーム全体で考えていきますし、案件とは直接関係ないような「サッカーリーグが開幕してうれしい」といった個人的な心境を共有してもよいため、わきあいあいとした雰囲気の中、それぞれの趣味嗜好やパーソナリティも理解できる機会になっています。
――その他に「ウィズコロナ」ならではの取り組みはありますか?
アジャイル事業部はスクラム開発を行っていることもあり、現在(2020年9月時点)は出社しているスタッフがほとんどなので、アルコール消毒、マスク着用など感染対策を行っています。また、アクリル板もまもなく導入される予定です。
入社後のフォロー体制や、勉強会は?
――入社後のフォロー体制はどのようなものがありますか。
新卒向けのトレーニングでも、条件的に参加できるものがあれば参加することもできます。
また、他事業部の年齢が近い人をメンターとして選択することもできます。他事業部なので仕事の内容についてのサポートというよりかは、アイレットのことを知る、アイレットで馴染んでいくためにフォローしてくれる存在です。
(※メンター制度について…アイレットの人事施策として、中途新入社員向けのメンター制度を試験導入(2020年7月〜12月)しています)
はじめはウォーターフォール型開発の案件に入り、ひとつ上の新卒入社の先輩に教わりながら、業務に慣れていきました。
――勉強会などは行っているのでしょうか。
また、それぞれの案件で知見を得たら共有し合ってお互いの技術を高め合っています。
うちの事業部の魅力は○○!こんな人に来てほしい!
――最後に、事業部の魅力や、求める人物像、メッセージをお願いします。
エンジニア目線で言うと、プログラム言語の「Python」の実務経験を積めるのも利点です。SIerからの転職者を受け入れる土壌もあるので、そのような方にもおすすめしたいです。
また、初心者でも成長できる事業部だと思います。私は文系出身の新卒2年目ですが、既に実務を通じてさまざまなプログラミング言語やAWSのサービスを学ぶことができています。
「わからないからこそ、やりたい」という好奇心旺盛な人が向いているのではないでしょうか。ぜひ一緒に頑張りましょう。
例えば今問題なく動いているサービスに対し、保守的な会社であれば現状維持ですすめるところを、アイレットは新しい技術でよりよくなる可能性があるのであれば、チャレンジしていこうというスタンスがあります。そのような環境下で自らどんどん提案していくことで、成長していくことができると感じます。そのため、主体的に自ら動いていける人が向いているのではないかと思います。
裁量労働の中で自由に働けて、自由にキャリアパスを考えられるこの職場が気に入って、私も業務委託から正社員になりました。働きやすさとやりがいを求める人におすすめです。
アジャイル事業部は、AWS、サーバーレス、スクラムなど業界トレンドの最先端を経験できる事業部だと思います。最新のスキルを身につけたい人、さまざまなことにチャレンジしたい人にとっていい環境です。また、スキルチェンジしやすい事業部でもあるので、自分の可能性やさまざまな選択肢を探っていきたい人にもおすすめです。
現在よりもより高いレベルを目指していきたいというポジティブな思いを持っている人、未経験でもやる気がある人にはぜひ応募してもらいたいと思います。
【編集後記】
2017年にアイレットがKDDIグループに加入してから新しく立ち上がったアジャイル事業部。
「虎ノ門スクラムオフィス」を拠点として、「スクラム開発」をはじめ、新規技術などにも事業部全体で積極的に取り組んでいる姿勢が印象的でした。
やりたい案件に手を挙げればやらせてもらえる環境、使いたい技術にチャレンジできる環境は、エンジニアとして働く上で大変魅力的な部分ではないでしょうか。
「スクラム開発」でお客様やチームメンバーと密にコミュニケーションを図りながら、
AWSを利用したサーバーレス開発などの業界最先端技術にチャレンジしたい方は、ぜひご応募ください!!
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