アイレットのAWS資格コンプリート者10名に実施したアンケート結果から、AWS資格取得に関するさまざまな情報やアドバイスをお届けするこの企画。
前編に引き続き、今回の後編では試験を受けるタイミングから要注意な試験、資格取得後の変化、さらにはアドバイスまでまとめてみました。
AWSの資格取得に興味がある人、資格取得やコンプリートを目指す人必見です!
試験編
①試験を受けるタイミング
「試験をいつ受けるか」を効果的に設定して、モチベーションを引き出すのもよし、何度も受けて感覚を掴むのもよし!それぞれの受験タイミングを教えてくれました。アイレットでは受験料が全額補助されるからこそ、自分に合う形で受験タイミングを選択できます。
「資格は“取りたいときに取りたいものを取る”が基本だと思っている。AWS資格についても直近必要なもの、あるいは自分の興味があるものから取ればよいのでは」(木下)
「あまり時間かけても忘れてしまうので、最初に試験を申し込み、試験日に向けて勉強していくのがいいかもしれない。一度で受かる必要はないので、当日自信がなければ問題を覚えるのに使うというような気持ちで」(武川)
「その時点での理解度を確認したいので業務が落ち着いた時に1~2週間先の空いている日に申し込んで受験した」(金井)
②難しかった試験
個人によって得意分野や業務で関わる分野が違うため、難しく感じた試験は人それぞれですが、以下の3つの試験は、多くの人が難しいと感じたようです。
・AWS Certified Machine Learning – Specialty
「業務で携わることが少なく、試験内容自体もAWSというよりも機械学習についての知識全般の勉強が必要だった」(浪谷)
・AWS Certified Advanced Networking – Specialty
「前提条件としてオンプレミス環境やネットワーク機器が必要になってくるため、簡単に再現ができない。試験を受ける以外にトライアル&エラーできないため、試験を繰り返してなんとかクリア」(古越)
・AWS Certified Data Analytics – Specialty
「Data Analytics系のサービスは機能が類似しているものが多く、実務経験が無いということもあってそれらをどのように使い分けるのかがあまりイメージできなかったのが難しい点だった。
Data Analytics資格に限らないですが、実務経験の無い分野の資格を受ける際にはその分野には通常どのような課題があり、それをAWS的にどのように解決しようとしているか、というのを動画セミナー等で学ぶのが良いと思う。」(木下)
「触れたことがないサービスがほとんどで、それらをどう使い分けるのかも難しかった。勉強しなければいけない範囲が広く、12認定中、試験準備にもっとも時間がかかった。black beltやトレーニング等を複数回見返してサービスごとのまとめを作成し、使い分けのポイントなどもまとめておいて頭に叩き込んだ結果、取得することができた。」(古川)
資格取得後の変化編
資格取得後、自分自身の意識が変化した人、業務の幅が広がった人、周囲からの信頼が厚くなった人と、すべての人にさまざまな好影響があったようです。コンプリートした人はいわば、AWSのプロ中のプロ!これからも、幅広い業務での活躍が期待されます。
取得してからの変化~意識の変化~
「右から左に流してしまっていた未経験分野の情報も気に留めるようになり、今後の選択肢の増加やスキル向上のきっかけになりそう」(古川)
「まず取得勉強の時点で、勉強の内容がすぐ役立つことがあり、勉強の最中に“あ”と思って担当システムの設計や設定を見直したことも。また、ほとんど使ったことがないサービスもどういったものかわかり、他のサービスとの違いや使い所を考えるなど、以後の選択肢として浮かびやすくなった」(高橋)
「通常業務の範囲外はあまり追求しないのでサービスに関する知識がバラバラになりがちだが、資格の勉強をすることで、知識を体系的に整理できた。業務で使用するサービスは一部に限られていて、なかなかその他のサービスに触れる機会を持つことは難しいが、資格試験の勉強を通じて新しい分野の発見をすることができた」(菊地)
取得してからの変化~仕事への好影響~
「資格を取得したことでAWSのサービス全般について知識をつけることができ、お客様からの問い合わせや相談に資格取得以前よりも適切な回答ができることが増えた」(根本)
「要件定義や設計の実務で選択肢が増えたことが、最大のメリット」(岩佐)
「アイレットの担当は広範囲に渡ることが多いため、多くのサービスを網羅的に知ることにより、新しいことでもとっかかりを持った状態で入ることができるのは良かった。また、機械学習やビッグデータ等、自分の興味の幅を広げるのに役立った」(木下)
「お客様からインフラ構成や運用面などをご相談いただく際に試験の内容が生きることがある。会話する際の語彙を先方や周囲のエンジニアと一致させることができるので、細かいところでも好影響があった」(古越)
「初めて実務で使ってみたサービスも、試験勉強したおかげで理解度が早い。特にオンプレからクラウド移行の案件で、ハイブリッドネットワークでの開発案件が実務で増えてきており、勉強した内容を実践するのに役立っている」(金井)
取得してからの変化~周囲からの信頼~
「周りから見ても資格取得は客観的指標としてわかりやすいため“凄い”、“おめでとう”といった言葉を周囲からもらえ、一目置かれるようになった気がする。自分の言葉選びも変わったのか、自分の発言が通じやすくなったような気もして、より発言に責任を持てるようになった」(古越)
「社内だけではなく、お客様や取引先など社外からの信頼も一段と増したと感じる」(浪谷)
「資格コンプリートしたことをSNSでシェアしたとき、前職で尊敬していたエンジニアの方に“すごいやん”と言ってもらえたのがうれしかった」(高橋)
アイレットAWSコンプリート者一覧
「AWS資格はメリットが多く実用的な資格だと思います。おすすめの資格としてはスペシャリティの中だと“セキュリティ”。何をするにしてもセキュリティは絡んでくるので、どんなタイプのエンジニアの方でも意味があると思います」(高橋)
「AWS認定をすべて取得したことで、クラウドのメリットを引き出す選択肢が増えたと感じます。資格取得自体に意味はありませんが、その過程で得た知識は必ず業務で役立ちます。ぜひ認定取得を通じて、“クラウド・ネイティブ”を一緒に実現しましょう」(岩佐)
「全部持っているからえらい、半分しか持っていないからえらくない、ということは無いです。必要な資格、興味のある資格から手を付けてみてはいかがでしょうか」(木下)
「僕は楽しかったので、皆さんにも楽しんで取得してもらえたらいいなと思います。学習過程で知らないことが増えると思いますが、無知を自覚することで視野が広がるし、そこから知識的な資産を増やせることになるので楽しんで頂ければと。」(古越)
「合否問わず資格取得を目指すことはプラスにしかならないので、まずは試験日程を決めて申し込みすることをおすすめします」(金井)
「資格を取得したことで視野が一気に広がりました。今後の業務やキャリアにも必ず役に立ちますので、頑張って取得しましょう。勉強すればいいだけです!問題集や公式学習ガイドがない試験については、いかに手を動かすかがポイントです」(浪谷)
「AWSの資格は時間さえ確保すれば難しくないです。知識の整理に便利ですよ」(武川)
「“難しくて取れない”というよりかは“取りに行く時間がない”という人が多いのではないでしょうか。でも、ぐっと短期集中したら楽勝でした!特に、受験費用を会社が負担してくれるのであればどんどん受けた方が絶対にいいですよ」(根本)
「新しい知識を身に付けていくことは楽しいことだと思います。楽しみながら身につけた知識で、資格を取得して、報奨金で美味しいものでも食べましょう!!」(菊地)
「アイレットの人であれば、社内DocBaseのアドバイスは本当に役立つものばかりですので是非活用してください。」(古川)
編集後記
前編・後編と資格コンプリート者のアンケート結果をまとめてみました。
今回アンケートにご協力いただいたエンジニアのみなさんありがとうございました!
人それぞれ環境は異なるかと思いますが、この記事が資格取得やコンプリートを目指したり、新たな一歩を踏み出したりするきっかけになると嬉しいです。
アンケート内でも触れられていますが、アイレットには「認定資格受験料全額補助」や「資格保有一時金」などの制度があり、頑張る社員をしっかりとサポートしています。
アイレットの福利厚生一覧:https://www.iret.co.jp/recruit/benefit/
また、現在期間限定で、新入社員が入社前に取得した認定資格の受験料全額を、入社後に一時金として支給しています。
プレスリリース:https://www.iret.co.jp/news/20210413.html
アイレットで資格取得に励みながら技術力アップを目指したい方はぜひ採用ページをチェックしてみてください!
アイレットの採用情報はこちら:https://www.iret.co.jp/recruit/
最後まで読んでくださりありがとうございました!