まえがき
cloudpackサポートの畠山です。
弊社では、お客様のEC2インスタンスを頻繁にサイズ変更の作業を行います。
その際に、毎回コンソールにログインして対象のインスタンスを手動で停止、サイズ変更、起動までを行うのは時間がかかってしまいます。
対象が複数ある場合さらに時間がかかるものだと思います。
皆様も上記で説明したように、手動で行なっていることが多いのではないでしょうか。
そこで、インスタンスサイズの変更を簡単に、ミスなくできるサービス「SSM Automation」についてご紹介させていただきます。
SSM Automationとは
Systems Manager Automationとは、AWSのサービスです。
メンテナンス、デプロイ、および修復に関する一般的な事を簡単にするためのサービスです。
オートメーションは、AWS リソースを大規模にデプロイ、設定、管理のための、自動化されたソリューションを構築するのに役立ちます。
オートメーションを使用すると、自動化の同時実行性をきめ細かく制御できます。
同時実行のターゲットにするリソースの数や、オートメーションを停止する前に許容可能なエラーの発生数を指定することが可能です。
[1] AWS Systems Manager Automation
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/systems-manager/latest/userguide/systems-manager-automation.html
まえがきでも説明させていただきましたが、手動でインスタンスのサイズ変更を行う際などは時間がかかると記載しました。
その際にSSM Automationを使用すると、インスタンスが複数ある場合も一括でサイズ変更をすることができます。
例えば、通常変更したいインスタンスが三つある場合は[停止]⇨[変更]⇨[開始]を3回実行しなければなりません。
これがSSM Automationを活用することによって、あらかじめ作成したドキュメントを使用することで一度の動作で全て完了する事ができます。
また、別のAWSサービスと連携させることもできます。
後程別の記事でも記載させていただくのですが、LambdaとEventBridgeを活用することによって外部ツールに動作が正常に終了したかの通知を飛ばすことも可能です。
これにより、コンソールへ確認しに行く時間も削減できます。
実装に活用したAWSサービスの紹介
EC2
SSM
Automation
Lambda
EventBridge
構成図
まとめ
本記事は複数に分けて投稿させていただきます。
今後作成する記事に今回ご紹介したインスタンスサイズの変更の仕方や、CLIのコマンド、LambdaとEventBridgeを活用した外部ツールでの確認方法などを詳細に記載したいと思います。