導入編
Black Hat & DEF CON とは?
どちらも世界最大級のセキュリティイベントです。
Black Hat はトレーニングやセキュリティ企業によるセッションやブースがメインです。一方、 DEF CON はよりハッカーよりなイベントで、事前の予選を勝ち抜いた方々によるコンテストなどが開催されています。
Black Hat は世界各地で開かれますが、もっとも大きいものがアメリカで開催され、連続して DEF CON が開催されます。
https://www.blackhat.com/us-23/contests.html
https://defcon.org/
対象読者または、このブログの目的
自分自身が今回の渡航にあたり調べてみたものの、あまり初心者向けの情報がなかったので、今後、自分のようにソロで計画から立てる人たち向けに少しでもお役に立てば!
航空機移動について
ラスベガスまでは2023年夏現在、直行便がないため、成田からロサンゼルス経由で向かいました。
航空券の手配後に調べたところ、ロサンゼルス国際空港 (LAX) の入国審査がすごく厳しくなっているとの情報…別室に連れて行かれることも珍しくないとか…
不安な方には、カナダ経由などをお勧めされてました。
自分自身、今回は別の用事とも繋げたため、約1ヶ月の長期滞在ということもあり、かなりビクビクしながら審査を受けましたが、別室行きは免れました。ただやはり、昔のように「Sight Seeng. ##days.」だけでは済まなく、少しだけヒアリングをされました。実際、10分以上審査を受けている方々も少なくなかったので、滞在先や目的などは纏めておいた方が良さそうです。
そして乗り継ぎ。ここでちょっとしたピンチに。成田空港で発行してもらったチケットには、 LAX での搭乗ゲートが印刷されておらずでした。まぁ、現地で案内ボード見ればなんとかなるだろうと思っていたものの、案内ボードには見つからず。どうも国際線しか表示されていない。入国審査や税関検査、荷物の受け取り・預け入れなどを経て、乗り継ぎ便の搭乗時間までは残り約30分強。自力で探そうかとも思ったが、英会話の練習がてらにと空港係員の方に聞いてみると、「ターミナル7ですよ」と。このターミナル7までの道が遠い上に、人通りも少なくて、聞いておかなければ確実に辿り着けなかったです。なんとか搭乗時間の少し前には間に合いました。後で調べると、LAXでの乗り継ぎは2時間以上の間隔を空けることを推奨とのこと。
不慣れな方は、乗り継ぎについて事前に調べておくことをお勧めします!
滞在先
滞在先は、空港近くのデザートローズリゾート。
ベラッジオの噴水などのストリップ中心地からは若干離れている&古いためか、少しお値打ち。
でも一番の決め手はコレ。
時差勤務を鑑みて、夕食を取れるのは深夜になることが多そう。比較的治安の良いラスベガスとはいえ、中心地からは少し離れているのもあり、夜間の出歩きは減らしたい。
ということで、冷蔵庫とレンジを条件に探していると見つかったホテルというかコンドミニアム。レンチン生活を覚悟していたので自炊できるのはありがたい!
現地の生活
チェックインも終わり、まだ夕方なのでバス1本で行ける近くのスーパーで買い物。規模も大きく種類も量も多い。
物価高を聞いていたのでビビっていましたが、牛肉や野菜・果物の大半は日本と変わらないかむしろ安い!
写真は 1 個 $1.5 のマンゴー。緑でも熟しているものもあります。少し柔らかくなるまで追熟させ、少し柔らかくなれば食べごろ。
ローカルのテレビニュースでも流れていましたが、ラスベガスではセルフレジの普及が急激に浸透しているようです。このスーパーでも有人レジは1レーンだけでほとんど全てがセルフレジ。最初にメンバーズ入会や寄付について聞かれる以外は日本のものと変わらず利用できます。野菜類などバーコードのない商品は、品名から選択する形です。
移動手段
空港からの移動は、いつも Uber を使ってます。
事前に料金がわかるのでタクシーよりも安心!自分をピックアップしてくれる車の位置がリアルタイムに見えたりして楽しいので未経験の方は是非!
大荷物を抱えていない時は公共交通機関がお値打ちです。
ストリップという南北に連なるメイン通りには Tram またはモノレールが便利です。Tram はかなり路線がぶつ切りになっていて、乗り換えにも駅と駅の距離があることと、場所によっては乗り場が不便なところもありますが、経路がマッチすれば無料なのでチケットの購入費用も手間も不要で便利です。今回の滞在でも Blackhat の間は毎日のように利用させてもらいます。
一定区間を乗るのであれば、モノレールが早いです。こっちは有料です。1回だけの乗車券、x日間の乗り放題乗車券などを券売機で購入します。今回、DEF CON は滞在先から距離がある場所での開催のため、モノレールを利用します。3日以上の往復だと乗り放題形式の方がお得になります。電子版もあったみたいですが、今回は先に券売機で買ってしまったので利用せず。
乗り方は日本の電車と大差なく、改札口に乗車券を入れて、出てきたものを受け取るだけです。出口側では乗車券の提示などは不要です。
東西の移動は、バスがメインになりそうです。
RTCという会社が運行しています。観光地であるストリップ(南北)も経路に含む Visitors と、ストリップを含まない Residentials のどちらかで買います。
現金でも乗れますが、RideRTC という交通系スマホアプリも事前インストールしておくと便利です。
今回利用した2時間のやつの場合、アプリでアクティベートすれば乗車時にスキャンするだけでOKです!
まとめ
空港乗り継ぎや現地の移動手段の調査など、予めできる準備は進めておきましょう!
準備を怠ったところでは大体少し困る目に遭います。
海外での公共交通機関のご利用やローカルストアの利用に不安をお持ちの方もおられるかもですが、乗車中に居眠りをしないなどを注意していれば便利なものです。よほど辺鄙な所に行かない限り、危険な目に遭う確率も低いと思います。Uber では得られない現地感覚を味わえるので、個人的にはオススメです。費用も圧倒的に安いですし。
ただ、ラスベガスにおいて、とくにバスのようにストリップから少しでも外れると一気に治安は下がる感覚です。ストリップの治安が良すぎるだけかもですが。人通りの少ない場所はなるべく避けることをお勧めします。
逆にストリップでは押し売り的なものが増えているようですので、CD を渡してくる人や写真を取ろうと言ってくる人に警戒しましょう。
では、無事到着し、現地での滞在環境も整ったので、明日からの Black Hat を楽しみたいと思います!