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New RelicのFull-Stack Observability認定試験をご存知でしょうか?
New Relicについての知識を試すことができる試験となっています。
今回は、FutureStack Tokyo 2023にて開催された「特別NRU認定試験対策講座」をきっかけに、Full-Stack Observability認定試験を受験してみましたので、概要などを受験記の形でまとめたいと思います。
Full-Stack Observabilityテストとは?
New RelicのFull Stack Observabilityに関する知識を幅広く問われる試験となっています。
出題範囲は以下の通りとなっており、日本語にも対応しています。
- バックエンド
- フロントエンド
- インフラストラクチャ
- アラート
要はNew Relicでできること全般が聞かれるわけで、サービス名で言うと以下のようなところですね。
- APM(Application Performance Monitoring)
- Browser
- Synthetic Monitoring
- Infrastructure Monitoring
- Alert
- NRQL
- Dashboard
合格基準
80%以上正解で、合格となります。
制限時間
私が確認する限り、特に制限時間はありません。
どこで受けられるのか?
以下にアクセスすることでいつでも受けられます。
https://learn.newrelic.com/full-stack-observability-exam-jp
注意事項
Full-Stack Observability認定試験は最大5回まで受験できます。
5回連続で不合格となった場合は、1ヶ月の待機期間が適用され、その間は新たに受験することができません。
受けてみた
私のNew Relic経験
インフラエンジニアの私は、New Relicを主にインフラの監視ツールとして2年ちょいくらいは利用しています。
なので、NRQLを使ってアラート作成したり、監視用のダッシュボードを作成したりはできます。
逆にAPMなどのフロントエンド側のサービスはほとんど触っていません。(概要理解程度)
受験結果
FutureStack Tokyo 2023の「特別NRU認定試験対策講座」にて、その場で1回受験する時間があったのですが、結果は「75%」で不合格でした。。
直前に受けていた試験対策講座では、座学でNew Relic全般の概要や設定などをご説明いただき、大変勉強になりました。
受験時の感覚としても、割といけるかもと感じていたのですが、わずかに及ばず。。
その後
2回目: 79%
3回目: 82%
なんとか3回目で合格できました!
(2回目79%の絶望感はすごかったのですが)
正直1回目からそこまで大きく理解度を上げるような勉強はできてはいません。。
もちろん何が正解か、不正解かは教えてくれないので、微妙に回答を変えた部分が正解だったのかなと想像するしかないです。
試験のポイント
試験の受け方について
- AWS試験などのように問題に後で見返すチェックはつけられませんし、最後に確認のための一覧が出てくることもありません
- 前の問題に戻ることができないと思います
- 前に戻るような
Previous
ボタンはあるのですが、前の問題に戻るのではなく、最初の試験概要画面に戻ってしまいビックリしました。。 - その後、試験問題に戻ろうとすると、解いていた問題に戻るのではなく、次の問題に飛んでしまった気がします。。
- 前に戻るような
- 不合格となって再受験する場合、再受験時の問題は変わりませんでした(受験した3回とも同じ問題)
- 選択肢の順番は変わっていたと思います
試験内容について
- 30問弱の問題でホントにNew Relicの各サービスから幅広く出題されます
- 選択問題がほとんどでしたが、1問だけ入力問題がありました
- 複数選択肢からすべてを選択しないといけない問題もあるのですが、選択肢が10個くらいある問題もあり、なかなか辛かったです。。
- AWS Skill Builderなどのトレーニングで見たことがあるような気がしますが、選択肢が2列に分かれていて、それを組み合わせるような問題もあります
- New Relicの各サービスの用語の意味や考え方を問われる問題や、グラフなどのNew Relicコンソールから判断する必要のある問題があります
- 各エージェントのインストール方法やパフォーマンス影響なども抑えておいた方が良いです
合格したら
3営業日以内にデジタル認定証が送られてきます。
私はその日にNew Relic Universityからメールが送られてきました。
Accredibleに登録されました!
ちなみに、New Relic UniversityのMy Profileで試験結果が確認できました。
不合格になった部分は残ってないですが、そもそもこの Full-Stack Observabilityテスト (日本語)
のコースは、合格しないとステータスが完了にならなかったので、不合格なら履歴残らないのだと思います。
おわりに
無事に合格できましたが、試験対策講座で勉強しなければ難しかったと思います。(それでも3回かかりましたが。。)
FutureStack Tokyoで朝から勉強して良かったです。本当にありがとうございました。
New Relic全般の理解度が高まったことで、普段触らないようなフロントエンド側のサービスについても概要理解深まりました。New Relicはアプリもインフラもみんなで使っていくことでより効果的に使えるので、自分が経験のないサービスであっても勉強することで知るきっかけになりますし、きっとどこかのシーンで役立つと思います。
興味のある方はまずは一度試験を受けてみて、どのような問題が出題されるか確認してみることから始めても良いのではないでしょうか。