Google Cloud Next Tokyo ’23 の Day1 にて行われたセッション「あらゆるワークロードを加速する、 Google Compute Engine の 最新のイノベーション」のレポートです。

Google Cloud Next Tokyo ’23 とは
2023 年 11 月 15、16 日に東京ビッグサイトで開催された、Google Cloud が主催するイベントです。
https://cloudonair.withgoogle.com/events/next-tokyo

登壇者

Google Cloud
Compute Engine プロダクトマネージメント ディレクター サリル・スーリ 氏

セッション内容

コンピュートの概要

  • ビジネスの変革を可能にする
    • AI駆動のアプリケーション
    • 最新のアプリケーション
    • 従来のアプリケーション
  • ITの卓越性を推進する
    • 大規模な信頼性の維持
    • セキュリティ強化
    • 運用負荷の軽減
    • 熟練したスタッフによるサポート
    • 持続可能性の向上
  • 技術的な問題
    • 過去10年でコンピューティングの需要が増加
    • 今までのやり方では持続できないので、システムの根本から変化が必要
  • ワークロードに最適化されたインフラストラクチャが必要

インフラの選択肢

  • あらゆるワークロードに対応するマシンファミリー
  • 汎用利用のCファミリー
    • 一貫性に優れ、バランスのとれたパフォーマンスを目的
    • インフラストラクチャのメンテナンスエクスペリエンスを拡充
    • パフォーマンスの変動が許容できないワークロードに最適
    • ネットワーク、ストレージについて業界最高水準のパフォーマンス
  • Titanium:今後導入される全てのGCマシンファミリーの基盤
    • パフォーマンス向上
    • ネットワーク速度向上
    • セキュリティ強化
       
    • C3:一般提供開始
      • 前世代と比べて価格性能比が35%向上
      • N2と比較して、ストレージのスループットは最大2.5倍、CPU負荷は最大40%低減
    • C3D:一般提供を開始
      • 前世代のMD VMと比べて平均45%の性能向上
      • N2Dと比較して、CPU使用量は44%低減、レイテンシ低減
    • C3A:次世代のArmプラットフォーム(公開プレビュー中)
      • 持続可能な消費電力で優れたパフォーマンスを発揮
      • 同性能x86よりも価格性能比が最大40%向上
    • M3:一般提供を開始
      • M1よりも最大35%優れたパフォーマンス
      • 対応リージョンの拡大
    • H3 VM
      • HPC向けに最適化
      • HPCでは業界最高水準の価格性能比
      • Google Cloud 上でデプロイを容易にするHPC Toolkitがサポートされている
  • Z3ストレージ最適化VM
    • ワークロード向けの高性能ストレージ

ブロックストレージ

  • クラウドのためのブロックストレージの進化
    • ワークロードに最適化
    • 効率性を簡単に実現
    • データがすぐに保護される
  • Google Cloud Hyperdisk ブロックストレージ
    • Titanium オフロード技術によるスケーラビリティを備えた次世代ブロックストレージ
    • コンピュートのインスタンスサイズやタイプによらず、ストレージの処理を動的にスケール
    • 高パフォーマンス、効率性、自由度

オペレーションと自動化

  • インフラストラクチャのライフサイクル管理
    • 強力なメンテナンス手法
      • ライブマイグレーション
      • ライブアップデート
    • 高度なメンテナンス管理
      • 十分な通知の提供されているため、計画メンテナンスによる処理中断が発生しないことを保証
      • メンテナンスのスケジュールを設定、実施が可能
    • 強化されたモニタリングとアラート
      • Cloud Loggingと通知チャンネルによる情報取得
      • インシデントを作成してメール、Slack、Webhookなどに通知、リマインダーを送信可能
  • 信頼性とオブザーバビリティのはじめの一歩
    • スケーラブルな信頼性の向上
      • Cloud Opsと統合されたGCEのメトリクス、ログ、サービス健全性の自動取り込み
      • OpenTelemetry、PrometheusによるOSSのオブザーバビリティを基盤として構築
      • 30種以上のOSSとライセンスアプリケーションを対象としたOpsエージェントの統合(データベース、ロードバランサなど)
      • 可視化、推奨事項、分析情報、高度な相関分析
  • フレキシブルマネージドインスタンスグループ(MIG)
    • 自動的にVMファミリー、シリーズ、タイプを見つけ、スポットVMとオンデマンドVMを組み合わせることでコストを削減
  • Future Reservations 将来の予約(パブリックプレビュー)
    • 将来の特定の日のキャパシティを確保
    • 時間と費用を節約
  • Google Batch
    • オペレーション不要のフルマネージドジョブスケジューラ
    • コンテナ化およびVMで実行されるスクリプトベースのワークロードを実行
    • 数十万個のvCPUを使用する数千件のタスクを並列化
    • ガバナンス、オブザーバビリティ
  • Equivalent Code Component 操作と同等のコードを提示
    • UIからコードを自動生成
    • CLIコマンド、REST APIリクエスト、Terraformスクリプトに変換可能

感想

GCE の各シリーズのマシンタイプについてどのような選択肢があるかや、前世代と比較してどのくらいの優れているのかについての理解が深まりました。
また、価格性能面だけでなく運用面についても今後 GA される機能も含めて紹介されており、GCE を利用する上で考慮するべきことが網羅されていると感じました。
かなり読み応えのある資料だったのでパブリックに公開されることを期待しています。