NewRelic Workflows アラート通知にグラフ画像URLを埋め込む方法
はじめに
Workflowからのアラート通知に、どのような情報を埋め込むかのデフォルト値は、Destinationの種別毎に決まっています。
基本的にはデフォルト値で問題ないのですが、必要に応じてカスタマイズが可能です。
今回は、Destination(PagerDuty)へのアラート通知に、グラフ画像URLを追加するカスタマイズを紹介します。
設定手順
Workflowの設定画面で、NotifyとしてPagerDutyを選択します。
PagerDuty destinationで通知先を選択すると、SummaryとCustom DetailsのTemplateにデフォルト値が設定されます。
Custom DetailsのTemplateに設定されてるデフォルト値(JSON)の末尾に"violation_chart_url":{{json violationChartUrl}}
を追加し、設定を保存します。"violation_chart_url"
の部分は、PagerDutyのインシデント(アラート)のCUSTOM DETAILSの属性名として使われるので、任意の文字列で命名することが可能ですが、半角英数を使用することをおすすめします。
本設定完了後、PagerDutyのインシデント(アラート)のCUSTOM DETAILSに、グラフ画像URLが埋め込まれるようになります。
PagerDutyと連携しているシステムがあるのであれば、このグラフ画像URLを渡すことによって、連携先にアラート検知時間付近のグラフ画像を表示することが可能です。
以下は、PagerDutyのインシデントをトリガーに、Backlogのアラート課題を起票する際、詳細にグラフ画像を埋め込んでいる例です。
最後に
今回は、グラフ画像URLの埋め込みの紹介でしたが、これ以外にも色々な情報をアラートに追加で埋め込むことが可能です。
本カスタマイズの詳細については、以下の公式ドキュメントを参照下さい。