12月11日に開催された IT media 主催「予算もスキルもないからこそパートナーを選べ!前向きな SI、後ろ向きな SI の見分け方~今を乗り越え、次へステップアップし続けるために~」ウェビナーに クラウドインテグレーション事業部 副事業部長 橘 弘樹 が登壇いたしました。
本記事ではイベントの様子と、アイレットの講演内容をレポートいたします。
IT media 主催 内製化テーマライブ配信セミナー
昨今、内製化やデジタル化のトレンドはますます進展し、「DX」「デジタル推進」などの名の下で SI パートナーとの取り組みにおいては「内製化」がキーワードとなりつつあります。
本セミナーでは
- 自社に最適な IT 戦略を立案する方法が分かる
- 内製化の利点と SI との付き合いの変化が分かる
- SI パートナーが自社に提供する内容が分かる
をテーマに3講演による講演ウェビナーが開催されました。
基調講演 DX 推進/内製化における「伴走者」の理想と現実
基調講演は、喜多羅株式会社 Chief Evangelist 喜多羅 滋夫 氏により「DX 推進/内製化における『伴走者』の理想と現実」と題して、
- 「我々のプロダクトはこうです、絶対に良いんです、だから使ってください」という目線ではなく、「お客様がそれを導入して、活用して結果どのようにお客様の事業が伸びていくか」という目線で SIer は語っていくべき
- 電子部品メーカーの事例と、食品メーカーの事例とでは話が全く異なる前提で、該当する業界に適用した場合にどう活用ができるのか、どのようなメリットがあるのかを提案すべき
- システムは作って終わりではなく、そこが始まりという目線で「お客様がどのように使いこなしていくか」というフォローアップができる SIer が求められる
などの内容で、日清食品 CIO 時代のご経験から今事業会社に求められる「伴走型支援」「内製化」が語られました。
パブリッククラウドの普及とこれからの SIer との関わり方 ~伴走型支援とは~
続く弊社 橘 弘樹のセミナーについてご紹介します。
既存レガシーシステムによるお客様課題と、その解決策
現状のお客様の多くが2025年の崖問題と呼ばれるレガシーシステムの課題を抱えています。
そうした課題を解決する方法として、クラウド移行が挙げられますが、その代表的なメリットとしてオンプレミスに対するリードタイムの縮小化があります。
リードタイムが短く、素早いデリバリーが実現できることにより、
- IT リソースに増減があるケース…ゲーム、EC サイト、コーポレートサイト、予約サイト、社内サイト等
- 一時的な利用のケース…PoC、負荷/性能テスト、大規模分散処理等
というようなケースでクラウドによるメリットが非常に大きく享受できます。
システムの開発/維持のために考慮すべき多様な問題と時代による変化
より業務効率を改善するために作成されるべきシステムですが、開発/維持においては考えるべき問題が多くあります。
特に従来のオンプレミスからクラウドへ移行するとなれば、大きなメリットがある一方で新たなスキル・人材が必要になるという課題も生まれます。
また、AWS の東京リージョンが開設された2011年からはや12年が経ち、クラウドの使われ方、クラウドに望まれる内容も変化しつつあります。
こちらの図は同じようなシステムを求めるお客様のインフラ構成がここ3年でどれだけ変化しているか、というイメージですが、
- 新たなサービスが増え、できることが増えたこと
- お客様のリテラシーや要望が進歩していること
を理由として構成が複雑化しています。
それにより、より一層お客様がシステムを開発/維持する際の難易度も上がってきていると言えます。
そうした状況と合わせて、お客様の CIer、SIer への期待も、「単なる請負型の依頼」から「伴走型支援の依頼」へと変化してきています。
お客様が自身のシステムを「早く使える」かつ「負荷なく使える」ために内製化が重要となってきています。
アイレットの内製化支援へのご支援例
とはいえ、「人材もいないし、ノウハウもない」「今の業務で手一杯」という状況でどのように内製化すればよいのか?と思われるかと思います。
いきなり自社で全てを内製化するには課題が多く、不十分な体制での強行によるトラブルにより逆効果になってしまう恐れもあります。
アイレットでは多数のお客様より内製化の課題を相談頂いてきたノウハウから、内製化を見据えた支援を複数のアプローチから提供することが可能です。
人材育成に向けたトレーニング実施の一例
アイレットでは AWS に関するトレーニングを提供しています。
- なにをやりたいのか?
- どうなっていきたいのか?
というお客様のご要望を踏まえて、お客様のトレーニングを計画・サポートいたします。
cloudpack の部分的な活用による負荷減少
クラウドの導入・設計・構築・運用まで一貫してフルマネージドで支援することができるサービスです。
内製化を目的とする場合にも、いきなり全てを自社で賄うことは現実的ではありません。
内製化をしていく中で、「一旦特定部分だけアイレットに預ける」ことでお客様が必要なスキルを培う時間を稼ぐ、というような使い方が可能です。
まとめ:前向きな SI、後ろ向きな SI の見分け方 ウェビナー登壇
いかがでしたでしょうか?
アイレットでは「とはいえ、『人材もいないし、ノウハウもない』『今の業務で手一杯』」というお客様の内製化を支援いたします。
クラウド移行、内製化、コスト削減等、AWS・パブリッククラウドのお悩みはアイレットにご相談ください。
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