Global Solutions事業部(以下、GS事業部)は、事業部長のショーン・ファーガソンを筆頭に多様な国籍のメンバーが在籍する、グローバルでチャレンジングな事業部です。それぞれの知見やノウハウを持ち寄り、グローバルなリソースと日本のリソースを両方ブレンドしながら課題解決に導けるところが、他にはない大きな強みです。
GS事業部に配属された社員は、入社時のオンボーディングプログラムでストレングスファインダー(以下、SF)の受検と研修の受講、半期に1度の事業部ミーティングで、SF のワークショップに参加しています。
今回は、Gallup認定ストレングスコーチでもあるアイレット社員、渡部が、GS事業部のキックオフミーティングにて行ったセッションについてご紹介します。

ストレングスファインダーセッションの目的とゴール

仲間が増えていく中で、普段関わらないメンバー間での互いの業務への理解や、互いの貢献に対する感謝を伝える機会が不足し始めていることが、課題としてあがったため、今回はセッションを通じて「業務で普段関わらない仲間の仕事、貢献、仕事への思いを知ること、多様な才能を持った人が集まっていることを知ること」をゴールとしました。

チームセッションで実施したこと

・資質の復習(WORK1)

SF では、34資質と言われる才能をカテゴリー化したもののランキングを使います。自分がよく使っている順にランキングされていて、TOP10 までは日常的に使っているものだと言われています。普段無意識的にも活用されてはいるものの、意識的、戦略的に活用することで、さらにその力を発揮できるようになります。(“私はこういう場面でこういうことをするのが人より素早くできる”とわかっていれば、率先してそれを、誰よりもスピーディに、気持ちよく行うことができて、自分も周りもハッピーです。逆も然りで、誰か別の人が得意なことは、その人にお願いすることだってできます。)
しかし、資質は34個もあり、意識しないと自分の TOP10 でさえも、どんなものだったか忘れてしまう場合もあるのです。
そこで、最初はクイズ形式で復習を行いました。34資質の名前と、その特徴を表すキーワードをマッチさせる、というものです。

自分1人では34個全部の正解がわからなくても、周りにいる誰かはその資質を TOP10 に持っています。お互いに「これだと思う」「これは絶対にこうだよ」「これっぽいと思うんだけど、どう?」と声を掛け合って、行っていました。

・資質マッピング&インタビュー(WORK2)

次に、自分の TOP10 と BOTTOM5 の資質を、普段どう使っているかのマッピングとインタビューワークを行いました。

まず、図のようなデスク周りに、いつも出しっぱなしでよく使っているもの、引き出しにしまってあるけれど、いざという時すぐ使えるもの、ごみばこに入れているものなど、普段の自分の行動を考えながら資質の名前を書き入れてもらいました。この作業だけでも、自分の中でどんどんと整理されていくのが不思議です。
これを使って、「その人ならではの才能の使い方」についてのプチプレゼンを行いました。自分の書いたものを説明するのではなく、ペアの人についてグループにシェアをしてもらいました。その準備として、お互いの書いたものを見ながら、ペアで「これはどうしてここに書いたのですか?」「ごみばこに入っているのはどうしてですか?」などとインタビューをしていきました。

・「世界で最も影響のある100人」選出理由プレゼン(WORK3)

最後は SF からは少し離れて、プレゼン大会を行いました。TIME紙の有名な企画である「世界で最も影響のある100人」を題材にして、“仲間が仕事の功績を認められ、今年の100人に選出された。そのカテゴリーと選出理由を、選考委員になりきって、オーディエンスにプレゼンする”という設定です。ここで重要なのは、ペアの作り方でした。ゴールの1つでもある「業務で普段関わらない仲間の仕事、貢献、仕事への思いを知る」を達成するため、財務管理とエンジニア、営業とマーケティングなど、全員が普段のチーム外の人と組みます。なぜその人の仕事が認められ、選出されたのかをプレゼンするために「どんな仕事なのか、どんな部分で貢献したのか、どんな思いで取り組んでいるのか」をしっかりとヒアリングをしなければ、プレゼンができません。知らず知らずのうちに、お互いの仕事について知ることになるのです。

さて、インタビューの後は、プレゼン大会です。選出された人には真ん中に座ってもらい、選考委員が横に立って、選出理由を述べます。さすが  GS事業部の皆さん、しっかり選考委員になりきってプレゼンしてくれました。

「〜さんは、なんと!・・・・・・・で、〜〜〜〜〜を達成しました!」と成し遂げたことをしっかり伝えてくれていたり、「〜さんは、いつも〜〜〜〜〜を考えて、・・・・・・をしてくれていて、そのおかげで、皆が仕事がしやすくなっています」と、普段の貢献を話してくれたり、目的に合致した内容になっていて、素晴らしかったです。GS事業部らしく、日本語あり英語ありで、とても楽しいプレゼン大会になりました。大爆笑の一コマもありました。

参加者の声

  • 自己紹介はよくやるが「他人の紹介」は学生時代のサークルのレクリエーション以来で新鮮だった。
  • 普段一緒に仕事をしていないメンバーのことを知る機会になった。
  • 自身の強み弱みを文字で見るとてもいい機会になったなと思っている。
  • It made me realize that I am working with some amazing people and look forward to cooperating with them on projects etc. (素晴らしい人たちと一緒に仕事をしていることに気づかされたし、プロジェクトなどで皆と協力することを楽しみにしている。 )
  • TIME100インタビューで相手の業務内容や困難なところを知り、関心が深くなった。

まとめ

今回は、SF を使って互いの才能とその使い方を書いたり、色をつけたりして可視化をするワークや、互いに聞いたり、聞かれたりというインタビュー・プレゼン活動を行いました。互いを正しく比べて対話したことで、より鮮やかに、日々活用できるものとして皆さんの中に残っていると嬉しく思います。プレゼン大会のワークを通じては、GS事業部全員それぞれの仕事とその貢献を、全員が聞き、知る機会にすることができました。より一層思いやりや一体感が増し、今期のキックオフとして、良いスタートになっていれば嬉しく思います。

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