アイレット株式会社 DX開発事業部です!
DX開発事業部ではお客様のDX実現のために、生成AIのキャッチアップに日々取り組んでおります🔥
本記事では日々アップデートされる生成AI周りのニュースを週刊でお届けします🚀

AWS

Amazon Q generative SQL for Amazon Redshiftが一般提供

昨年のre:Invent 2023で発表され、パブリックプレビューとして公開されていた、Amazon Redshift向けのAmazon Q Generative SQLが、一般公開されました。
本機能を使用することで、自然言語を使ってSQLクエリを生成できるようになるとのことです。
生成AIを活用してユーザーの意図を理解し、データベースのスキーマを詳しく知らなくても簡単にインサイトを引き出せるようになっています。また、テーブルの説明やクエリパターンなど、カスタムコンテキストを追加することで、クエリの精度を向上させることも可能です。

AWS Chatbotを活用し、Amazon Bedrock agentsとSlack/Microsoft Teamsのチャットチャネルとの連携が可能に

AWS Chatbotの機能により、Bedrock エージェントエイリアスを AWS Chatbot チャネル設定に接続することで、チャットチャネルからBedrock agentsを呼び出すことができるようになりました。
これにより、従来必要だったカスタムチャットアプリケーションの開発や統合作業が不要になり、Bedrockエージェントとの連携が大幅に簡素化されました。

Cohere RerankでRAGパフォーマンスを向上させる方法

Amazon SageMakerで、Cohere社の、Cohere Rerankを使用してRetrieval Augmented Generation(RAG)のパフォーマンスを向上させる方法が説明されています。Cohere Rerankは、クエリとドキュメント間の関連性をディープラーニング技術を使ってスコアリングし、より精度の高い順序で結果を提供します。これによって複雑な検索の最適化を実現しているようです。
また、Amazon SageMaker JumpStartを通じて、Cohereの基盤モデルを簡単にデプロイし、すぐに利用できるのも利点ですね。

Google

LookerのGeminiに会話型の分析機能が発表されました

データ分析用のBIツールでおなじみのLookerのGeminiに会話によるデータ分析機能が追加されました。この機能により、ユーザーは自然言語でデータに質問しAIによって得られる洞察に基づいて迅速に次のアクションに繋げることが可能になり、そして複雑なデータが簡素化され誰でもビジネスインテリジェンスを活用できるようになります。さらにBigQueryやGoogle Sheetsともシームレスに接続し、リアルタイムで視覚的な回答を得ることが可能です。
自然言語で質問できるということで、データ分析に関する専門的な知識がなくとも簡単にデータを活用していけるため、使い勝手が大幅に向上しました。

Google Cloudのデジタルイベント「Gemini at Work」が開催されます

Google Cloudが主催するデジタルイベント「Gemini at Work」が2024年9月24日に開催されます。ここではGoogle Cloud CEOによる基調講演や業界のリーダーによるセッションを視聴することができます。Geminiを活用した顧客エンゲージメントやコード開発、特定の領域に対するAIの影響について深堀りされるとともに、新しいAIイノベーションも発表されながらGeminiの最大限の活用法が披露されるようです。

YouTubeが生成 AIでクリエイターを支援

Google DeepMindは、YouTubeクリエイター向けに、動画生成技術「Dream Screen」を発表しました。
Dream Screenは、「Veo」と「Imagen 3」を活用し、動画の背景やショート動画の生成を可能にします。
また、AI生成コンテンツを識別するために、SynthIDによる透かしが適用されます。
生成AIの力によって誰でも簡単にYoutuberになれる時代の到来が予感されます。

アイレット

スタンプ1つでURLを要約!Geminiを活用したSlackbotを作りました

Slackbotを活用したURL要約の自動化方法を紹介する記事です。
何を隠そうこの週刊生成AIニュースもこのような取り組みによって短い時間でまとめられるよう工夫しています。

株式会社SiNCE様の生成 AI を活用した社内情報への検索アシスト基盤導入事例

株式会社SiNCE様は、膨大かつ複雑なドキュメントの中から必要な情報へのアクセスを高速化するため、Amazon Bedrockを活用した生成 AI 検索アシスト基盤を導入しました。
この基盤は、社内情報への検索をチャット形式で行うことができ、エンジニアの作業効率向上に貢献しています。
アイレットは、Amazon BedrockとKnowledge Bases for Amazon Bedrockを活用したRAGシステムを用いて、お客様独自のデータを有効活用した検索を実現しました。

株式会社36flip 様の生成 AI を活用した業務サポートチャットボット開発導入事例

株式会社36flip様は、従業員からの問い合わせ対応の効率化を目的に、Amazon Bedrockを活用した業務サポートチャットボットを導入しました。
生成AIによる自動応答で、問い合わせ対応にかかる業務工数を3割削減することに成功しました。
チャットボットはMicrosoft Teams上で利用可能で、就業規則データやECプラットフォームのヘルプページを学習することで、正確な回答を生成します。
さらに、会話履歴のダッシュボード化により、回答の精度向上と追加サポートの実施も可能になりました。

その他

OpenAIが支援する人型ロボット開発スタートアップ「1X」の世界モデル

1Xは、ロボットの自身の行動結果を予測するために、現実世界のデータを学習したシミュレーター「1X World Model」を開発しました。
1X World Modelは、ロボットの行動に対する世界の変化を予測し、さまざまなタスクの評価を可能にする仮想シミュレーターとして機能します。
1Xは、この技術をさらに発展させるため、100時間以上のベクトル量子化されたビデオデータ、事前学習済みモデル、そして賞金付きの3段階のチャレンジ「1X World Model Challenge」を公開しました。

X1が開発中の家庭用ロボット「NEO Beta」がYouTubeで紹介されていますが、まるで人間のような滑らかな動きです。

IPAがAIセーフティに関する評価観点ガイドを公開

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のAIセーフティ・インスティテュート(AISI)は、AIシステムの開発者や提供者がAIセーフティ評価を実施する際に参照できる基本的な考え方を提示するため、「AIセーフティに関する評価観点ガイド」を公開しました。
本書では、AIセーフティ評価の観点や想定され得るリスクの例、評価項目例、評価の実施者や評価実施時期に関する考え方、評価に関する手法の概要などを提示しています。

東京都がAIマッチングシステム『TOKYO縁結び』を提供開始

東京都がAIによるマッチングシステムを備えたアプリを提供開始しました。
PCやスマートフォンアプリから利用ができます。
利用には独身証明・収入証明等の提出に加え、WEB面談で本人確認を実施するため、普通のマッチングアプリとの差別化につながりそうです。


次週はどんなニュースがあるでしょうか。お楽しみに✋

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