アイレット株式会社 DX開発事業部です!
DX開発事業部ではお客様のDX実現のために、生成AIのキャッチアップに日々取り組んでおります🔥
本記事では日々アップデートされる生成AI周りのニュースを週刊でお届けします🚀

AWS

AWS Summit Japan Day1 基調講演をグラレコで解説

6/20、6/21に開催されたAWS Summit Japanの、Day1の基調講演の内容がぎゅっと凝縮されてグラレコ(グラフィックレコーディング)で解説されています。「基調講演を見逃してしまった、、」という方でもさらっと内容をキャッチアップできる記事になっています。
改めて基調講演を振り返ると、日本において生成AI活用に対する期待が高まっていること、AWSが生成AI活用の基盤の整備に力を入れていることが伺えます。
なお、新設されるAWS認定資格の AWS Certified AI Practitioner (AIF)AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate (MLA)についても言及がありましたが、8/13からベータ試験の受付が開始されるようですね。こちらも要チェックですね!

株式会社インタラクティブソリューションズにおける AWS 生成 AI 事例: AI 顧客と対話力を鍛える iRolePlay に Amazon Bedrock を活用

データを学習したAIを顧客と見立てて顧客コミュニケーションのトレーニングができるiRolePlayの事例が公開されています。
仮想顧客をAIで作り出しトレーニングするのはとてもおもしろいアイデアだと思いました。
DX開発事業部で実施しているPM育成研修にも取り入れてみたいですね。

ついに東京リージョンのAmazon BedrockでClaude 3が使えるように

先日のAWS Summit Japan 2024で発表されていましたが8月6日からClaude 3が東京リージョンで使えるようになっています!
なんとClaude 3 Haikuだけでなく、Claude 3.5 Sonnetも使えるようになっていました。
これまでClaude 3以降が使いたい場合は海外リージョンを経由するしかありませんでしたが、これでレイテンシとデータガバナンスの問題をクリアでき、より日本国内でAmazon BedrockでClaude 3が導入しやすくなりますね!

Hardening the RAG chatbot architecture powered by Amazon Bedrock: Blueprint for secure design and anti-pattern mitigation

Amazon Bedrockを活用したRAGチャットボットにおける安全な設計とアンチパターンについて書かれたブログです。
AWSで構成するうえでのベストプラクティスが提唱されていますが、アンチパターンなどは他のプラットフォームでRAGアプリケーションを構築するときにも通ずるものがありますので必見です。

Titan Image Generator v2がAmazon Bedrockで利用可能に

AWS謹製画像生成モデルのTitan Image Generator G1のバージョン2がバージニア、オレゴンリージョンのAmazon Bedrockで利用可能になりました。
V1に加えて以下の新機能があるそうです。

  • 画像の調整:プロンプトとともに参照画像を提供すると、ユーザーが指定した参照画像のレイアウトと構造に従った画像が生成される
  • カラーパレットを使用した画像ガイダンス:プロンプトとともにカラーコードのリストを提供することで、生成された画像のカラーパレットを正確に制御
  • 背景の削除:複数のオブジェクトを含む画像から背景を自動的に削除
  • 被写体の一貫性:生成された画像内の特定の被写体(犬、靴、ハンドバッグなど)を保持できる

Google

【Next Tokyo ’24 】DAY1 基調講演まとめ、 生成 AI の活用は「試す」から「使う」へシフト』/『【Next Tokyo ’24 】DAY2 基調講演まとめ、 生成 AI を使う時代における開発スタイルの変化

8月1〜2日に開催された「Google Cloud Next’24 Tokyo」の基調講演の内容をGoogle Cloud公式ブログがぎゅっとまとめています。
アイレットもブログチームを結成しセッションブログを多数投稿しているのでぜひ御覧ください!

Gemini 1.5 Flashのコストが大幅に削減ことが発表されました

ただでさえ安いGemini 1.5 Flashの価格が更に引き下げられることになると発表がありました!
入力トークンコストが78%削減され、出力トークンコストが71%削減されるそうです。
今の価格から計算してみます(= 現在の価格 − (現在の価格 × 削減%))

  • テキスト入力(=< 128,000 コンテキスト ウィンドウ)
    • 入力トークン
      • $0.000125 / 1,000 文字(現在)
      • $0.0000275 / 1,000 文字(78%ダウン後)
    • 出力トークン
      • $0.000375 / 1,000 文字(現在)
      • $0.00010875 / 1,000 文字(71%ダウン後)
  • テキスト入力(128,000 を超えるコンテキスト ウィンドウ)
    • 入力トークン
      • $0.00025 / 1,000 文字(現在)
      • $0.000055 / 1,000 文字(78%ダウン後)
    • 出力トークン
      • $0.00075 / 1,000 文字(現在)
      • $0.0002175 / 1,000 文字(71%ダウン後)

文字通り桁違いの値下げですね!

Google Meetの「Take notes for me」機能がまもなくリリース

Google MeetでのAIによるメモを取る機能が間もなくリリースされます。
会議のアクションプランや重要事項等をAIが文字起こしだけでなく取りまとめしてくれることにより生産性の向上に繋げれそうです!早くつかってみたい!

OpenAI

OpenAI APIが構造化されたJSON出力をサポート

OpenAI APIがあらかじめ定義されたJSONスキーマに基づいてモデルが回答を生成できる機能をリリースしました。
これまではLangChainなどでスキーマを定義して回答のバリデーションを行うような作り込みが必要でしたが、これにより、よりプログラマブルにモデルを利用できることが期待できます。

アイレット

【iret presents】Google Cloud Next’24 Tokyo Recap

8月1〜2日に開催された「Google Cloud Next’24 Tokyo」の振り返りイベントを8月13日14時より開催します!
会場で発表されたGoogle Cloudの技術的アップデートや最新活用事例など様々な情報を当日参加をしたアイレットのエンジニアが解説します。
DX開発事業部からもエンジニアが登壇します!

アイレット、国内生成 AI 開発プロジェクト「GENIAC」の第2期公募に向け、Google Cloud と連携した事業者支援を開始 〜補助金サイクルを加味した条件での契約により、キャッシュフローの悪化リスクを軽減〜

アイレットは第2期GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)採択事業のクラウド利用支援をします!

その他

【帝国データバンク調べ】生成AIの活用状況調査

生成AIをビジネスに活用出来てる企業は17.3%とまだまだ少ないですね。「活用する予定なし」が48.4%と多いのが意外でした。中小企業の方が活用に消極的に見えますね。


次週はどんなニュースがあるでしょうか。お楽しみに✋

クラウドと生成AIでの業務改善のご相談はコチラ👇
* 生成 AI×Amazon Connect DX ソリューション
* Google Cloud 生成 AI 導入支援サービス