アイレット株式会社 DX開発事業部です!
DX開発事業部ではお客様のDX実現のために、生成AIのキャッチアップに日々取り組んでおります🔥
本記事では日々アップデートされる生成AI周りのニュースを週刊でお届けします🚀

AWS

re:Post Agentの発表

AWSから新たにre:Post Agentが公開されました。AWS re:Postという、AWSに関するQ&Aのための掲示板上で質問をするとAIが初期回答を行ってくれるというものです。従来通り専門家からのフィードバックも受けることができるため、回答の正当性についてしっかりとチェックすることができます。
初期段階でAIによる回答が得られることで、ユーザーにとっては時間を節約できるのが嬉しいところですね。

Amazon Q in QuickSight、データストーリーのパーソナライズ機能を発表

Amazon Q in QuickSightがデータストーリーのパーソナライズ機能を発表しました。この機能により、ユーザーは視覚的に魅力的な文書やプレゼンテーションを生成し、洞察を提供し、重要な発見を強調し、次のステップを提案できます。パーソナライズは自動的に有効化され、従業員のプロファイルデータを活用して、特定の組織に関連するコメントを提供します。
現在の利用可能リージョンは米国東部(バージニア州北部)および米国西部(オレゴン)です。

Amazon Bedrock Knowledge Basesでデータ取り込みジョブを停止するAPIが提供開始

Amazon Bedrock Knowledge Bases が、データの取り込みジョブを停止するための新しい API を発表しました。この新しい API を使用すると、継続する必要のないデータ取り込みジョブを停止できます。これにより、データソースからの取り込みを停止したり、他の調整を行う必要が生じた場合でも、取り込みジョブが完了するまで待つ必要がなくなります。

Google

Cloud Storageでストレージインサイトの生成機能が試験的にリリースされました

Cloud Storageにてストレージインサイトの生成機能が利用可能になります。この機能では生成AIモデルであるGeminiを活用して、Cloud Storageオブジェクトのメタデータを分析することでグラフなど視覚的に閲覧することができます。またマルチターンのチャットを使用することでインタラクティブにより深い洞察を得ることができるようになります。膨大なデータが格納されるCloud Storageですが、AI活用により潜在的なセキュリティとコンプライアンスのリスク発見やストレージ支出の最適化が可能となります。

生成AIモデルのGeminiでDynamic retrievalが使用可能になります

これまでもGoogle検索を使ったグラウンディングの機能は使用可能でしたが、リクエストを見てGoogle Searchが必要な場合のみ動的にグラウンディングを行えるようになりました。Vertex AIがプロンプトに予測スコアを割り当て、値がしきい値以上の場合にGoogle検索でグラウンディングされ、しきい値より低い場合は知識を用いて回答できると判断しGoogle検索を用いた回答にはならない挙動となるようです。

Google AdsのAI OverviewsとGoogle Lensに広告が掲載可能に

Google Adsは、AI OverviewsとGoogle Lensに広告掲載できるようになりました。AI Overviewsはユーザーが検索した内容を要約して表示する機能で、Google Lensはカメラで撮影した画像から商品情報を検索する機能ですが、今回のアップデートより関連する商品広告が表示されます。これらの新しい広告掲載オプションにより、マーケターはユーザーの検索意図に合わせて広告を表示することが可能になります。ユーザーとしても関連する商品を同時に閲覧できるため、今まで以上に検索性が向上するのではないでしょうか。

日本語版Gemma 2 2Bが公開されました

Google は軽量なオープンモデルの日本語版 Gemma 2 2B を公開しました。Gemma 2 と比較して、全体的な品質が向上しています。GPT-3.5 を上回るパフォーマンスを発揮し、モバイル端末での高速処理能力や日英両言語における高い品質を兼ね備えています。

Gemini 1.5 Flash-8Bがリリースされました

GoogleはGemini 1.5 Flash-8Bを正式リリースしました。
Gemini 1.5 Flashと比べて、価格は50%削減、レート制限は2倍、短いプロンプトへのレイテンシは低下しています。Google AI StudioとGemini APIを通じて無料で利用可能です。

OpenAI

OpenAI DevDay 2024

OpenAI DevDay 2024で新機能の発表がありました。

  • Realtime API
    • 低遅延のAI生成音声応答(speech-to-speech)を可能にするもので、高度な音声モードと同様のユーザー体験を生み出すことができます。
  • プロンプトキャッシング
    • 頻繁に使用されるコンテキストをキャッシュすることで、応答速度向上とコスト削減が見込めます。
  • Model Distillation(モデル蒸留)
    • 大規模モデルからより小規模なモデルを作りだせます。
  • ビジョンファインチューニング
    • GPT-4oを画像とテキストの両方でファインチューニングできます。
  • Playgroundに新機能
    • プロンプト作成支援などの新機能が追加されました。

ChatGPTにCanvasインターフェースが追加されました

ChatGPTでCanvasというこれまでのチャット形式とは異なるUIが追加されました。
これまでは文書やコードに対して、チャット形式のプロンプトでの対話を繰り返して修正していく必要がありましたが、別ペインでテキストの一部に対してユーザーが直接、またはプロンプトやプリセットの命令でブラッシュアップができるようになります。

Meta

Meta Movie Gen

Metaから動画生成のためのモデルが公開されました。
動画生成モデルのMovie Gen Videoと動画とプロンプトからその映像に合う音楽とSEを生成できるMovie Gen Audioの2つのモデルが発表されています。

アイレット

「日経クロステックNEXT 東京 2024」に、アイレットがブース出展

10月10日(木)〜11日(金)に開催されるイベント「日経クロステックNEXT 東京 2024」に、アイレットがブース出展します。
Google Cloud ブース内ミニセッション会場にてDX開発事業部の西田と田村がブースセッションに登壇します。

AIチャットボットを LINE WORKS で作成する

DX開発事業部の後藤が、Google Cloudを使用してLINE WORKS でナレッジ検索AIチャットボットを作成する方法をブログにて紹介しています!

その他

Outfit Anyone

アリババが着せ替え生成AIの「Outfit Anyone」を発表しました。
特徴的なのはモデルのポーズに併せて服を着せることができる点で、さらには別のモデルが着ている服や、服ではないものまで着せることができます。
Hugging Faceで実際に動作を試すことができます。

Pika 1.5

動画生成モデルのPika 1.5が公開されました。
生成速度が速く、対象物を潰したり、溶かしたり、風船のように膨らませたりできるユニークなプリセットの編集プロンプトが用意されています。

BlinkShot

ほぼリアルタイムのような速度で入力したプロンプトに対して画像を生成するツールがOSSで公開されています。


次週はどんなニュースがあるでしょうか。お楽しみに✋

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