こんにちは、MSPセクションの小山です。
今回、東京で開催された「Datadog Summit Tokyo」に参加してきました。
イベントの詳細については、こちらを参照ください!
イベント名 | Datadog Summit Tokyo |
開催日時 | 2024年10月16日(水)10:00〜17:00 |
イベント会場 | 赤坂インターシティコンファレンス AICCホール&カンファレンスホールA 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 4F |
ワークショップタイトル:RUMとSynthetic – 重要なユーザーフローの監視と分析
DatadogのSynthetic モニタリングとReal User Monitoring (RUM)をシステム思考とともに使用する方法を学ぶワークショップです。
ワークショップ概要
現実の世界では、アプリケーションのバグの原因を特定することが難しい場合があります。問題そのものを解決するのはさらに困難です。DatadogのRUMおよびSynthetic モニタリングを利用し、これらを解決していきます。
このワークショップでは、DatadogのSynthetic MonitoringとReal User Monitoring(RUM)をシステム思考と組み合わせて使用する方法を学びます。これにより、一貫性のないAPI応答、クライアント側のエラー、ユーザーのフラストレーションなど、現実の問題を特定して理解することができます。また、これらの問題を解決し、将来のリグレッションを防ぐためにモニタリングする方法も学びます。
実際に参加したときのワークショップの流れ
最初に、ECサイトの利用者は88%、使用中にフラストレーションを感じると再度同様のサイトを使用することがないというデータの提示があり、ユーザーがどのような体験をしているのか、ユーザー体験にフォーカスしてモニタリングしていくことが重要であることを共有していただきました。
実際には以下のような設定のもと、デモ環境のECサイトに対して、SNSの投稿によりサイトへのアクセスが急増し表示に不具合が発生します。調査のためのDatadog上でモニターを作成したり、トラブルシューティングを行ったりする、実践形式での内容でした。
あなたは Storedog という e コマース会社のフロントエンド開発者です。
Storedog のオンライン ストアフロントのフロントエンド パフォーマンスとユーザー エクスペリエンス (UX) を維持および改善するのはあなたの仕事です。しかし、これはいくつかの理由から困難です。
新しいバージョンが以前のバージョンよりもパフォーマンスが高く安定しているかどうかを追跡するのは困難です。
問題を解決するための各ステップ (再作成、データ分析、根本原因の特定など) は骨の折れる作業です。特に一貫性のないエラーや地域的なエラーの場合はそうです。
どの最適化がユーザー エクスペリエンスを最も向上させるかは必ずしも明らかではありません。このため、開発リソースをどこに投入するかを特定するのが難しくなります。
以下のような流れで原因の特定を実施しました。
- RUM パフォーマンスモニタリング
- フロントエンドのインシデント
- 外形監視APIテスト
- ブラウザテスト
ワークショップを通じて感じたこと
ECサイトやモバイルアプリの使用で不便と感じるとすぐに使用をやめることが多くあったので、改善が継続的に行われている裏側を体験できる時間でした。
ユーザー体験にフォーカスしてモニタリングしていくことの重要性を学び、データを分析、活用していくことがビジネスの成功に直接結びついているということが印象的でした。
振り返り/まとめ
普段の業務で使用していないDatadogのサービスに触れることができ、また一つ知識を増やせる時間となりました。
日々の業務に活かしていけるよう、Datdaodgだけでなく積極的にSaaSサービスを触り、業務に繋げていきたいと思いました。
弊社は、PagerDutyやAMS、オブザーバビリティツールなどを用いた次世代監視基盤と24/365の体制での運用保守サービス、およびSaaSの調達から運用高度化の支援まで幅広いサービスを提供しています。
ぜひ一度ご相談ください。
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