こんにちは、MSPセクションの小野瀬です。

東京で開催された「Datadog Summit TOKYO 2024」に参加してきました。

Datadog Summit Tokyo

イベントの詳細については、こちらを参照ください!

イベント名 Datadog Summit Tokyo
開催日時 2024年10月16日(水)
イベント開催時間 10:00〜17:00
イベント会場 赤坂インターシティコンファレンス AICCホール&カンファレンスホールA

ちなみにDatadogのロゴのワンコは、Bitsくんという名前だそうです!

Datadog製品コンセプト

統合化されたプラットフォーム、シンプルだが単純でない ⇨ どこでも活用でき誰にでも使える ⇨ 部門の壁を破壊する

Datadogダッシュボードで見える化する、新たなビジネス価値創造のチャンス

講演の中で紹介されたのは、d払いという電子決済サービスでの活用事例でした。

検知・分析の迅速化が課題

サービスの価値を向上させるために検知・分析の迅速化が求められていました。
そこで、検知・分析をサービス利用の観点で迅速に観測しているところが印象的でした。

ダッシュボードを用いた情報の見える化

ダッシュボードを活用して、価値につながるデータは何か、どんな見方が良いのかなどの観点からデータを可視化していました。

ダッシュボードとの向き合い方として
まずは①案件の目的を理解し、②必要なデータや見方を目的ごとに最適化を行っていました。

  1. 案件の目的を理解
    目的は、新規顧客の獲得を目指すのか?
    顧客満足度の改善を目指すのか?
    顧客のニーズ把握を目指すのか?
  2. 必要なデータや見方を目的ごとに最適化
    例えば…
     ユーザが問題なく使えているかという観点なら、エラー数、レイテンシを測定
     目的達成に貢献できているか(決済数UPしているか)という観点なら、アクセス数を測定

データの向き合い方&ダッシュボードの進化とともにビジネスの価値創造に貢献 

システム担当者の向き合い方の進化とダッシュボードの進化により、サービス改善が行われるという良いサイクルができています。

新機能をリリースするごとにその機能特化のダッシュボードを作成し、システム・サービス両方の観点で機能をモニタリングすることを続けてきています。その中で、思わぬ情報に遭遇し、そこから新たな気づきを得て、それがサービスの価値向上に貢献する発見となることもあるのです。

感想

検知・分析において、目的から取得するデータを考えることが重要であると改めて感じました。
このような考え方によって、システム担当が、積極的にビジネス観点も見るようになったという点が非常に良い効果だと感じました。
データをただの数値として見るのではなく、一つ一つのデータがどうサービスの価値に影響しているのかを突き詰めることで、ビジネスの価値を大きく高めることができることがわかる良い事例だったと思います。
また、ダッシュボードを活用することで一目で、傾向の把握や比較ができることも大きなメリットだと感じました。


弊社は、PagerDutyやAMS、オブザーバビリティツールなどを用いた次世代監視基盤と24/365の体制での運用保守サービス、およびSaaSの調達から運用高度化の支援まで幅広いサービスを提供しています。ぜひ一度ご相談ください。
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