最近社内では NotebookLM エバンジェリストになっている後藤です。神アップデートした NotebookLM の音声概要機能について、驚きと共にネタのような話をお伝えます。

1. はじめに:NotebookLM に新機能「日本語音声概要」が登場

この度、AI ツール NotebookLM に日本語の「音声概要」機能が実装されました。これは、NotebookLM に取り込んだ資料の内容を音声で確認できる画期的な機能です。

NotebookLM blog article

このアップデートにより、NotebookLM でまとめた内容を Podcast や Voicy のように、移動中や作業中など、資料を視覚的に追うことが難しい状況でも、耳から情報を取得することが可能になります。

2. 実践!内製開発Summitの音声データを音声概要化

さて、この新機能を早速試してみました。先日開催された「内製開発Summit」におけるアイレットの蓮沼くんのイベント登壇時の音声データと登壇資料を NotebookLM に取り込み、音声概要を作成してみました。

[標準語バージョン]

冒頭部分を引用すると

さて今回はですねアイレット株式会社の運用内化についての資料こちらを基にIT運用の効率化その辺りをえっと深掘りしていきましょうか。はい、よろしくお願いします。まずこの運用内製化っていう言葉なんですけどま外にお願いしてたITシステムの監視とか星とかそういうのを自社でやるように切り替えるってことですね。ええ。で資料を見るとその成功の鍵が標準化と自動化にあると。そうなんです。ここがあの非常に重要なポイントになってきますね。なるほど。で特にその標準化とか自動化を実現する上ではISV(独立系のソフトウェアベンダー)ですね、そこの製品を活用するっていう…

テーマをうまく捉えて、最後まで聞かせようとするキーワードも入れてあり、素晴らしい導入です。

次に、関西弁トライ。音声ガイドの作成時には、機能の柔軟性を試すため、「コテコテの関西弁でノリとツッコミを多用して」としてみます。

[関西弁バージョン]

冒頭部分を引用すると

まいど!The Deep Dive やで。今日のテーマは運用内製化、自社のITシステム運用を、なんかこうもっと自分らでうまくやりたい、効率上げたいなって思ってるそこのあなた!関係ある話かもしれへんで。今回の元ネタはな、アイレット株式会社の蓮沼翔悟さん、えーっと内製開発Summit2025で発表されたプレゼンとその資料や。これがまたかなり具体的な事例が詰まってるらしいねん。ちゅうわけで今回の探究ミッションはこの運用内製化を成功させるための鍵を探ること、特に標準化・自動化、ほんでISV製品の活用、この3つに注目してアイレットさんのリアルな経験から要点掴んでいきましょうか。早速なんやけど…

のっけから The 関西弁でウケる🤣 なかなかのリズム感ですっと耳に入ってくる感じ。

聞いてみるとわかりますが、実際に指定したスタイルで音声が生成され、関西弁特有の抑揚も含めて対応している点に驚きと面白さを感じました。(一部発音が変なところはあるものの、トータルの品質を考えたら全然聞けます)

これは、NotebookLM で処理した場合、資料の内容をより印象的に伝えたり、特定のポイントを強調したりする上での表現の可能性を示唆しているとも言えるでしょう。

3. 使ってみてわかった!音声概要機能の3つの利点

実際に本機能を利用して、特に有用だと感じた点は以下の通りです。

  • 移動中の耳学習への対応: 普段から Podcast や Voicy で情報収集を行っている自分にとって、その感覚で講演内容や資料の要約を音声で聞ける点は非常に便利。
  • NotebookLM による賢い要約と構成: 単に資料を読み上げるだけでなく、NotebookLM が、与えられた資料の中から重要なポイントを選び出し、それをテーマに沿って構成して話してくれるため、内容が理解しやすい。
  • 柔軟な表現スタイルの可能性: 今回試した関西弁スタイルだけでなく、様々な表現方法に対応できる可能性があり、多様なコンテンツ作成に応用できると感じた。

4. まとめ:NotebookLMの音声概要機能は、新たな学習ツールになる!

NotebookLM の日本語音声概要機能は、情報収集から整理、そして情報のインプット方法に新たな選択肢をもたらす非常に有効な機能です。移動時間などの隙間時間を活用した耳からの学習において、今後積極的に活用していきたいと考えてます。

NotebookLM の音声概要機能、メチャクチャオススメです。ぜひ皆さんも活用してみてください!

しかし男性の声がどうしてもパックンマックンパックンに聞こえてしまって、脳内で画像が再生されてしまう…