アイレット株式会社 DX開発事業部です!
DX開発事業部ではお客様のDX実現のために、生成AIのキャッチアップに日々取り組んでおります🔥
本記事では日々アップデートされる生成AI周りのニュースを週刊でお届けします🚀

AWS

Amazon NovaのConverse API、ツール選択オプションを拡充

Amazon NovaのConverse APIに新しいツール選択オプションが追加されました。これまでの「Auto」モードに加え、新たに「Any」と「Tool」モードが導入され、開発者がモデルのツール使用をより細かく制御できるようになりました。
従来の「Auto」モードでは、モデルが必要に応じて適切なツールを選択していましたが、新しいオプションでは開発者がより具体的な指示を出せます。「Any」モードでは、指定したツールの中から少なくとも1つを使用し、「Tool」モードでは特定のツールを必ず使うように設定できます。
このアップデートにより、開発者はアプリケーションの要件に応じてツールの使用を柔軟に管理できるようになります。例えば、「この特定のツールを必ず使用してほしい」場合や、「複数のツールの中から最適なものを選ばせたい」場合など、より細かい制御が可能になります。

Amazon Bedrock Guardrails、IAMポリシーによるガードレール強制機能を発表

Amazon Bedrock Guardrailsに、IAMポリシーによる強制機能が追加されました。これにより、生成AIアプリケーションに対して一貫した安全対策を適用できるようになります。
新機能では、コンテンツフィルタリング、特定トピックの禁止、個人情報の非表示、特定の単語のブロック、誤情報の検出などのガードレールを設定可能。さらに、新たに追加されたIAMポリシーの条件キーbedrock:GuardrailIdentifierを使うことで、特定のガードレールを強制適用できます。
この機能は、Amazon Bedrockのすべてのモデルに適用可能で、組織全体のAI利用ポリシーを統一し、安全性を強化できます。現在、Bedrock Guardrails対応の全AWSリージョンで利用可能です。

Amazon Bedrock Model EvaluationのLLM-as-a-Judge機能が一般提供開始

Amazon Bedrock Model Evaluationにおいて、LLM-as-a-Judge機能が一般提供されました。これにより、開発者は複数の評価モデルから選択し、生成AIモデルの品質評価を行う際に、大規模言語モデル(LLM)を評価者として活用できるようになりました。評価指標として、正確性、完全性、専門的なスタイルとトーンなどが選べ、有害性や回答拒否といった責任あるAIの観点からも評価が行えるようになりました。これにより、モデルの性能や信頼性を効率的かつ効果的に評価できるようになりました。

Amazon BedrockでRAG評価機能が一般提供開始

Amazon Bedrockにおいて、RAG(Retrieval-Augmented Generation)アプリケーションの評価機能が一般提供されました。。この機能により、Bedrock Knowledge BasesやカスタムRAGシステムを活用しているユーザーは、検索結果の関連性やカバレッジ、生成結果の正確性、完全性、さらには有害性やステレオタイプの検出など、さまざまな評価基準に基づいてアプリケーションのパフォーマンスを分析できるようになりました。また、評価結果の比較やカスタムRAGパイプラインの評価も可能となり、より柔軟で詳細な評価ができるようになりました。

Google

NotebookLMで Context-Aware Access が利用可能に

Google Workspace の NotebookLM と NotebookLM Plus で Context-Aware Access が利用可能になりました。これにより管理者はユーザーのIDや場所、デバイスのセキュリティ状態に応じてアクセスレベルを設定することができます。この機能は Google Workspace のEnterprise Standard/Plus、Education Standard/Plus などのプランに入っていると利用できるようです。

Gemini に Canvas と Audio Overviewの新機能が登場

今回のアップデートでGemini に Canvas と Audio Overview の新機能が追加されました。 Canvas はリアルタイムで文書やコードを作成編集共有できるインタラクティブな機能で、 Audio Overview はドキュメントをポッドキャストスタイルの音声に変換することができます。 これによりチームでのコラボレーションが容易になりアイデアを生き生きと表現できるようになります。これらの機能は Gemini および Gemini Advanced のサブスクライバー向けに提供されます。

Google Docsにビルディングブロック機能が追加されました

2025年3月17日より Google Docs に新しいビルディングブロックが利用可能になりました。この機能では Gemini を使用してコンテンツの AI 生成要約を挿入できます。ユーザーはドキュメント内で「@AI summary」と入力することで要約を取得でき、ドキュメントの変更に応じて要約を更新することも可能です。この機能は長文の技術文書や会議のメモ、戦略文書などに特に有用です。

Gemini Co-Drawing

NotebookLMにマインドマップ生成機能が追加

OpenAI

新たに2つのSpeech-to-Textモデルと話し方を指定できる新しいText-to-Speechモデルを発表。

TTSモデルにはOpenAI.fmというプレイグラウンドも用意されています。

Anthropic

ClaudeアプリでWeb検索が可能に

アイレット

Google Cloud Partner Top Engineer Meetup 2025 で LT 登壇してきました!

3月14日に渋谷ストリームのGoogle様オフィスで Partner Top Engineer 2025 受賞者限定の招待制イベント、Partner Top Engineer Meetup 2025 が開催され、DX開発事業部の西田がLT 登壇を行いました!
イベントの様子とPartner Top Engineer 2025を多数選出するためにDX開発事業部がおこなった、Google Cloudと生成AIに関する取り組みが発表資料とともに確認できるのでぜひ御覧ください!

その他

Mistral Small 3.1がリリース

Mistral AIがMistral Small 3.1を発表。
テキスト性能が向上しマルチモーダル理解や128kトークンまでの拡張されたコンテキストウィンドウに対応。
Gemma 3やGPT-4o Miniを凌駕する性能で1秒あたり150トークンの推論速度を実現します。
Apache 2.0ライセンスで公開され RTX 4090や32GB RAMのMacでも動作可能。
各種プラットフォームでも利用可能になる予定。

Langfuseで始めるLLMOps

DX開発事業部の牧田が、話題のLLMOps製品Langfuseの特徴や機能についてハンズオン形式で超ボリュームで詳しく解説しています!これは必見!

Docker Model Runner

Dockerが、LLMをコンテナ化しローカル環境での実行を容易にするためのDocker Model Runnerのベータ版を発表しました。


次週はどんなニュースがあるでしょうか。お楽しみに✋

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👤 Shunji Nishida 👤 Yuki Maeno 👤 Naoki Tamura

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