アイレット株式会社 DX開発事業部です!
DX開発事業部ではお客様のDX実現のために、生成AIのキャッチアップに日々取り組んでおります🔥
本記事では日々アップデートされる生成AI周りのニュースを週刊でお届けします🚀
AWS
Amazon SageMaker に新機能 マルチアダプタ推論 が追加
11/25に、Amazon SageMaker に新しいマルチアダプタ推論機能が追加されました。この機能により、事前学習済み言語モデルを用いて、数百のファインチューニングされた LoRA(※) モデルアダプタを単一のエンドポイントでデプロイ可能となります。これにより、特定のビジネスニーズに応じて迅速にカスタマイズができ、マーケティングやSaaS企業、医療や金融サービスなど多様な業界での利用が促進されます。
※LoRA(Low-Rank Adaptation of Large Language Models)とは・・・大規模言語モデルを効率的にファインチューニングする技術手法のこと。
Amazon SageMaker に新機能 Scale Down to Zero が追加
11/25、 Amazon SageMaker に、新機能「Scale Down to Zero」が追加されました。この機能は、AI モデルの推論を行う際に非アクティブな期間中にエンドポイントをゼロインスタンスまでスケールダウンできるようになる、というものです。チャットボット、コンテンツモデレーションシステム、その他の生成 AI ユースケースなど、トラフィックパターンが変動するアプリケーションのコスト削減に役立ちます。なお、この機能は、Amazon SageMaker がサポートされているすべての AWS リージョンで利用可能です。
Amazon Bedrock のエージェントに新機能 InlineAgents が追加
11/25に、Amazon Bedrock のエージェントに、実行時に動的にエージェントを定義・設定できる新機能「InlineAgents」が追加されました。この機能により、開発者はエージェントの能力を動的に定義・構成でき、特定のタスクやユーザー要件に応じてエージェントをカスタマイズ可能です。事前に設定されたコントロールプレーンを利用せずに、基盤モデルや指示、アクショングループをリアルタイムで指定できます。InlineAgents は既存の Bedrock エージェントとの互換性を保ちながら、柔軟性と使いやすさを向上させています。これにより、異なる AI 構成の迅速な実験が可能となります。
なお、InlineAgents は、Amazon Bedrock エージェントがサポートされているすべての AWS リージョンで利用可能です。
AWS Marketplace、AI を活用した製品の要約と比較機能を導入
11/25に、AWS Marketplace に AI を活用した製品の要約と比較機能が導入されました。
顧客レビュー、製品人気、機能、セキュリティ認証などの主要な評価基準で SaaS 製品を比較することができるようになりました。この機能は、AWS Marketplace が利用可能なすべての商用AWSリージョンで利用可能です。
AWS AI Day の動画&資料公開
10/31に開催された AWS AI Day のセッション動画および資料が公開されています。
中でも、特別企画として開催されたAWS Japan 生成 AI ハッカソン 決勝戦については、ハッカソンで入賞した作品を開発者向けに解説するイベントAWS Japan 生成AI ハッカソン Developer Meetup – 入賞作品徹底解説が12/17に AWS Startup Loft Tokyo で開催されるようです。AWS の生成 AI アプリケーション開発のノウハウを知るにはいい機会になりそうですね。
Spanner の全文検索とベクトル検索に触れてみよう!
2024年12月10日に Spanner の全文検索とベクトル検索機能に関するライブ配信があります。ベクトル検索はベクトル化(数値化)されたテキストのデータを関連度や類似度をもとに検索する仕組みで、高度な分析や検索を行うために重要度が高まっています。このライブ配信ではベクトルデータの保存先として有用なCloud Spannerについて紹介されるようです。
Gemini at Work -Data for AI – の動画が公開されました
2024年11月27日に Gemini at Work -Data for AI -が開催されました。BigQuery と Looker のセッションがあり、それぞれ Google の生成 AI 「Gemini」と連携したビジネスにおけるデータ活用例が紹介されています。各セッションはアーカイブ動画としてイベントページにて公開されておりますので、興味のある分野に関して知見を広げられそうですね。
Google LabsからImagen 3を利用したアートチェスゲームが登場
Imagen 3で生成した駒で対戦できるチェスゲームが Google Labs で公開されました。
Google アカウントがあれば遊ぶことができます。
Anthropic
Model Context Protocol を発表
2024年11月25日、Model Context Protocol (MCP) がオープンソースとして発表されました。MCP は AI アシスタントとデータソースを接続するための新しい標準であり、情報のサイロを解消し AI システムが必要なデータにアクセスできるようにします。MCP を利用することによりデータソースと AI ツール間の安全な双方向接続を構築でき迅速な実装が可能となります。
アイレット
Google Cloud Partner Forum 2024 Osaka の『みんなで選ぶ「10 分間プレゼン」コンテスト』にて、アイレットが最優秀賞を受賞
\🎊 アイレット社員が最優秀賞を受賞 🎊/
先ほど開催された Google Cloud Partner Forum 2024 Osaka の『みんなで選ぶ「10 分間プレゼン」コンテスト』にて、アイレットの橋本 紗矢香が最優秀賞を受賞しました🎉#GCJPF2024 https://t.co/Ky9vBDk8Ry pic.twitter.com/dIJn1AbIgT
— cloudpack(クラウドパック) (@cloudpack_jp) November 28, 2024
2024年11⽉28⽇(木)「Google Cloud Japan Partner Forum 2024 Osaka」が開催されました。
アイレットからは、イベント内で実施されるみんなで選ぶ「10 分間プレゼン」コンテストにおいて、上位3名に選ばれた DX開発事業部の橋本が決勝に登壇し、最優秀賞を受賞しました!
登壇タイトルは「Google Cloud GenAI Hero Program 事業部全体で挑む生成 AI マスターへの道」となっており、iret.mediaでもシリーズ投稿されていた「Google Cloud GenAI Hero Program」の総括となる内容でした!
Google Cloud の「Google Cloud Partner Tech Blog Challenge 2024」にて、アイレットが受賞
Google Cloud の「Google Cloud Partner Tech Blog Challenge 2024」にて、DX開発事業部の牧田が受賞しました!
「Google Cloud Partner Tech Blog Challenge 2024」は、Google Cloud と Google Workspace に関する検証記事や Tips、アーキテクチャ説明を含めた導入事例などの技術記事において、各カテゴリで特に注目を集め、多くの方に影響を与えた投稿者が表彰されるパートナー向けプログラムです。
この度、牧田の記事が『News 製品アップデートや Next についての記事』のカテゴリにおいて評価され、受賞に至りました。
その他
さくらインターネットが生成AI向けプラットフォームサービスの開発を開始しました
さくらインターネットが生成AI向けプラットフォームサービスの開発を開始し、このプラットフォームではAIアプリケーションと基盤モデルを繋ぐAPIやRAG向けのベクトルデータベースを提供予定となっております。基盤モデルとしては日本電気株式会社の生成AI「cotomi(コトミ)」が利用されるようです。
aisuite
OpenAI に似たインターフェースで人気のあるLLMとやり取りができるPythonライブラリのaisuiteが登場。
現在サポートされているプロバイダーは、OpenAI、Anthropic、Azure、Google、AWS、Groq、Mistral、HuggingFace、Ollamaです。
次週はどんなニュースがあるでしょうか。お楽しみに✋
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