2月27日(木)にファインディ株式会社様主催の「内製開発Summit 2025」に協賛いたしました。
「運用内製化の鍵は ISV の活用にあり 〜iret のクラウド運用高度化の軌跡と運用内製化支援の取り組み〜」と題して、クラウドインテグレーション事業部 MSPセクション セクションリーダー の蓮沼 翔悟が登壇しました。
これまでのアイレットにおける運用経験を元に、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)を活用したサーバー運用におけるアイレットの軌跡とその運用高度化のノウハウ、お客様システムにおける運用内製化の支援や取り組みについて、ご説明いたしました。
蓮沼は冒頭で、運用の内製化に必要なものは・・・
「運用の標準化・自動化です。あたり前ですよね !?」と述べ、運用の標準化と自動化が必要な理由、その考え方や重要視すべき観点(=インシデント管理)、そのプロセスについて話を進めました。
※登壇資料より抜粋
インシデント管理における日本とグローバルの比較説明においては、視聴者の多くがスライドの写真を撮影されていました。
日本の IT リーダーは重大なインシデント発生における1分あたりのダウンタイムコストを74万円、1時間換算では約4000万円、年間に換算すると52億円の累積コストとなります。
いかに、インシデント対応の遅延が企業に与える影響が大きいことかがご理解いただけると思います。
※登壇資料より抜粋
続いて、アイレットの運用高度化の軌跡について話を進めました。
2010年から提供している cloudpack の運用保守サービスにおいて、アイレットが監視・運用しているサーバー台数は現在何台くらいあるかご存じでしょうか?
– 答えは、約1万台です!
お客様から監視・運用をお預かりしているこの約1万台のサーバーをアイレットはいかに運用し、高度化してきたのか!
※登壇資料より抜粋
最後に、アイレットが運用内製化のご支援を行ったお客様の事例を具体的にご紹介しました。
3年程前には、お客様からは「運用を丸ごとお願いしたい」とご要望いただいていたところが、現在は「一緒に運用について考えて欲しい」といったお客様ニーズへ大きく変わりました。
アイレットはこれらのお客様ニーズに合わせ、「お客様の課題に対して 代走 ・ 伝授・伴走 」のいずれかの方法でお客様に寄り添い、将来的にはお客様内でのシステム運用が自動化できるまで”伴走”する。
これがアイレットがご提供している内製化支援であるとし、蓮沼は登壇を締めくくりました。
展示ブースにおいても、PagerDuty や Datadog といった ISV サービスを組み合わせた運用自動化の一例についてのデモ展示を行いました。
展示ブースにお立ちよりただいたお客様からは、「運用内製化は進めているもののエンジニアの教育・スキルアップに課題がある」、「現時点で運用内製化は出来ているが、今後も内製を継続していくべきか、改めて専門的なベンダーへお願いするべきか悩んでいる」といった切実なご相談をいただきました。
これらのご相談に対し、お客様の社内環境などをしっかりお伺いしつつ、お客様に伴走できるパートナーとなれるよう、アイレットはお客様とお客様の課題に向きあってまいります。
クラウドシステムの運用内製化や、運用・保守に関するお困りごとやご相談は、是非アイレットへご相談ください。