2025年7月9日〜10日に、日経クロステック主催『ITインフラSummit 2025 Summer』 がオンラインで開催されました。

本イベントでは、「最新の IT インフラ技術」をテーマに2日間で「AI と様々な業務システムとの複合」にたどり着くヒントが提供されました。

アイレットは、プラチナスポンサーとして協賛し、DX開発事業部クロスイノベーションセクション A グループセクションリーダーの加藤 翔太が講演いたしました。

◾️アイレット株式会社 加藤のセッション

登壇では、「価値創造エンジン!生成 AI ×社内ドキュメント活用術」と題し、多くの皆様に LIVE 視聴いただきました。企業における生成 AI 活用の実践事例として、株式会社NJS 様との協業事例を中心に、社内ドキュメント活用における生成 AI の課題と具体的な解決策、さらに今後の AI エージェントの展望についてご説明しました。

◾️株式会社NJS 様の事例紹介 – 会社概要と生成 AI 導入の背景 –

アイレットのサービス導入前のお客様における状況として、業務改善目標やお客様の課題に対するアプローチ方法などに触れ、そこから弊社での対応策について説明しました(ファイルストレージ+検索インデックス、ベクトル化とベクトル DB 活用を実施)。

アイレットは、対応策としてファイルストレージ+検索インデックス、ベクトル化とベクトル DB 活用を実施。ところが、トークン上限による回答精度の低下や、プロセスの複雑化など、新たな課題が発生しました。

Google Cloud のマネージドサービスの活用と、アイレットのパッケージサービスである「かんたん AI パック」を導入することで、期待されていた回答品質を実感できるレベルに達し、申し込みから1ヶ月で納品という短期間での実装が可能となりました。

かんたん AI パック」の特徴

  • Vertex AI(Gemini)を活用した RAG チャット
  • 運用負荷を抑えるサーバレス構成
  • BigQuery + Looker Studio または Looker で分析
  • 様々な IdP に対応
  • カスタマイズ可能
  • コストは初期費用とインフラ利用料
  • 最短で1ヶ月で納品

◾️今後の展望(AI エージェント)

最後に、今後の生成 AI への期待について、生成 AI の活用は「何を知っているか・探すか」から「何ができるか」への転換期を迎えており、RAG システムから、より実践的な AI エージェントへの発展が期待されるとし、AI エージェントの開発を促進するサービスとして、Google が開発したオープンソースフレームワークである「Agent Development Kit (ADK)」と、「Vertex AI Agent Engine」を紹介しました。

マルチエージェントによる業務自動化例を紹介し、将来的には、複数の AI エージェントが協調して業務を自動化するマルチエージェント社会の実現が期待されるとまとめました。

本動画および詳細については、以下よりアーカイブ動画をご視聴ください。
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◾️まとめ

株式会社NJS 様の事例をはじめ、本イベントではインフラ運用や生成 AI 活用の最新動向や事例を多数ご紹介しました。技術的な課題解決だけでなく、組織的な変革も含めた総合的なアプローチが、インフラ運用、生成 AI 活用成功の鍵となると締めくくりました。

◾️最後に

Google Cloud に関する困りごとなど、どんなことでもアイレットへご相談ください。

クラウドの導入を検討されているお客様を対象に、オンラインにて無料の「Google Cloud 導入相談会」を開催しております。アイレットは、請求代行やサーバー監視運用、生成 AI 導入、データ活用支援などのソリューションを提供し、お客様のあらゆる課題の解決に向けて Google Cloud を活用したサービスを提供していますので、ぜひお気軽にアイレットへお問い合わせください。

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