アイレット株式会社 DX開発事業部です!
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本記事では日々アップデートされる生成AI周りのニュースを週刊でお届けします🚀


今週は、Amazon Bedrock AgentCoreの一般提供開始、AnthropicのClaude Haiku 4.5リリース、Oracleの次世代AIデータベース発表など、エンタープライズ向けの生成AI基盤が大きく進化した一週間でした。特に、AIエージェント構築のためのインフラストラクチャとツールの拡充が目立ち、生成AIの実用化がさらに加速することが期待されます。

AWS

Amazon Bedrock AgentCore が一般提供開始

Amazon Bedrock AgentCoreが一般提供を開始しました。これは、あらゆるフレームワーク、モデル、プロトコルを使用して、高性能なAIエージェントを安全かつ大規模に構築、デプロイ、運用するためのエージェントプラットフォームです。
今回の一般提供では、VPC、AWS PrivateLink、CloudFormation、リソースタグ付けのサポートが追加され、エンタープライズセキュリティとインフラ自動化が強化されました。

なお、Amazon Bedrock AgentCoreの主な機能は以下の通りです。

  • AgentCore Runtime:業界最長の8時間実行ウィンドウと完全なセッション分離を提供
  • AgentCore Memory:セルフマネージド戦略により、メモリ抽出と統合パイプラインを完全制御
  • AgentCore Gateway:既存のModel Context Protocol(MCP)サーバーへの接続が可能で、APIとLambda関数をエージェント互換ツールに変換
  • AgentCore Identity:アイデンティティ認識型の認可とOAuth対応サービスとのネイティブ統合
  • AgentCore Observability:Amazon CloudWatch経由のダッシュボードで完全な可視性を提供し、Dynatrace、Datadog、Arize Phoenix、LangSmith、Langfuseなどと統合可能

Amazon CloudWatchでGenerative AI observabilityが一般提供開始

Amazon CloudWatchにおいて、Generative AI observability機能が一般提供されました。この機能により、Amazon Bedrock AgentCoreを含むAIアプリケーションとワークロードの全コンポーネントを監視できるようになります。
AgentCoreの全機能(Built-in Tools、Gateways、Memory、Identity機能)に対する完全な可観測性を提供し、レイテンシー、トークン使用量、エラー、パフォーマンスを一元的に監視できます。また、Strands Agents、LangChain、LangGraphなどの主要な生成AIオーケストレーションフレームワークにも対応しています。
米国東部(バージニア北部)、米国東部(オハイオ)、米国西部(オレゴン)などのリージョンで利用可能です。

AWSのAI認定資格が新登場、既存認定資格のアップデート

新たな認定資格の登場・既存認定資格のアップデートが発表されています。要点は以下です。

  • AWS Certified Security – Specialty試験のアップデート
    • 現行の SCS-C02から更新バージョン (SCS-C03) となる(2025年11月18日から申し込み開始)
  • AWS Certified Machine Learning – Specialty試験の廃止(2026年3月31日付で廃止)
  • AWS Certified Generative AI Developer – Professional試験が新たに登場
    • 2025年11月18日にベータ版として申し込み可能

Amazon Bedrockがパートナー再販プログラムで利用可能に

AWSは、Amazon BedrockがAWSパートナーネットワーク(APN)のパートナーによる再販可能になったことを発表しました。
これにより、コンサルティングパートナー、テクノロジーパートナー、販売パートナー、マネージドサービスプロバイダー(MSP)、システムインテグレーターなどが、顧客に対してBedrockサービスを提供・販売できるようになります。
Amazon Bedrockは、複数のAI企業が提供する最先端の基盤モデルを単一のAPIで利用でき、独自データでモデルをファインチューニングしたり、タスクを自動実行するAIエージェントを構築したりすることが可能です。

Amazon Bedrockがサーバーレス基盤モデルへのアクセスを自動有効化

Amazon Bedrockは、すべての商用AWSリージョンにおいて、サーバーレス基盤モデルへの即座のアクセスをデフォルトで提供するようになりました。この更新により、手動でのモデルアクセス有効化が不要になります。
すべてのサーバーレス基盤モデルがデフォルトで利用可能になり、Amazon Bedrockコンソールプレイグラウンド、AWS SDK、Agents、Flows、Guardrails、Knowledge Bases、Prompt Management、Evaluationsなどの機能で即座にアクセスできます。
Anthropicモデルについては、デフォルトで有効化されていますが、初回使用前に一度だけ使用フォームの提出が必要です。AWS組織の管理アカウントで完了すると、組織内のすべてのメンバーアカウントで自動的に有効化されます。

DeepSeek、OpenAI、Qwenモデルが Amazon Bedrockで追加リージョンで利用可能に

Amazon Bedrockにおいて、DeepSeek-V3.1、OpenAIオープンウェイトモデル、Qwen3モデルの利用リージョンが拡大されました。
DeepSeek-V3.1とQwen3 Coder-480Bは、米国東部(オハイオ)、アジアパシフィック(ジャカルタ)で利用可能、OpenAIオープンウェイトモデル(20B、120B)とQwen3モデル(32B、235B、Coder-30B)は、米国東部(オハイオ)、欧州(フランクフルト)、アジアパシフィック(ジャカルタ)で新たに利用可能になりました。

Google

NotebookLMのビデオ概要機能がアップグレード

Googleは2025年10月13日、NotebookLMのビデオ概要機能に大幅なアップグレードを実施しました。

新しい「Nano Banana」技術により、ビデオ概要にビジュアル要素が追加され、より視覚的に魅力的なコンテンツ生成が可能になりました。また、短時間で要点を把握できる簡潔な要約形式「Brief」フォーマットが追加され、迅速な情報取得に最適化されています。

この更新により、NotebookLMはより効率的で視覚的に優れた要約ツールとして進化しています。

Google MeetにAI搭載メイクアップ機能

Google Meetに、AI技術を活用した新しいメイクアップ機能が追加されました。2024年に導入されたTouch-up機能の拡張版として、よりパーソナルなスタイル表現が可能になりました。

この機能では、プロフェッショナルな印象から表現力豊かなスタイルまで、12種類のスタジオメイクアップルックから選択できます。AIによるメイクアップは、コーヒーを飲んだり顔に触れたりといった日常的な動作中でも自然な状態を維持します。

デフォルトではオフになっており、ユーザーが手動で有効化する必要があります。ウェブ版とモバイル版の両方で利用可能で、設定は次回の会議でも保持されます。

2025年10月8日から段階的にロールアウトが開始されており、Google Workspace Business Standard/Plus、Enterprise各プラン、Education Plus、Google One、Workspace Individual購読者が利用可能です。

Veo 3.1とFlowの新機能を発表

Googleは2025年10月15日、AI動画生成モデル「Veo 3.1」と動画編集ツール「Flow」の強化機能を発表しました。

Veo 3.1は、より高度な動画生成能力を備え、Flowとの統合により編集機能が強化されました。Flowでは、AIで生成した動画クリップの編集が可能になり、高度なクリエイティブ機能が提供されます。

クリエイティブな動画制作を行うユーザー向けのツールとして、さらなる進化を遂げています。

Google Gemmaを使ったAIによる新たながん治療経路の発見

Googleは2025年10月15日、Gemmaファミリーのオープンモデルをベースにした270億パラメータの単一細胞解析用基盤モデルを発表しました。

このモデルは、細胞レベルでの詳細な生物学的データ分析を可能にし、新たながん治療経路の発見に貢献しています。医療研究者、バイオインフォマティクス専門家、がん治療研究に従事する科学者、AI/機械学習研究者を対象としており、従来の方法では発見が困難だった新しいがん治療の可能性を開く重要な研究ツールとなることが期待されています。

Vertex AI SDKのプロンプト管理機能が一般提供開始

GoogleがVertex AI SDKにおけるプロンプト管理機能の一般提供を発表しました。この機能により、プロンプトをコードとして扱い、バージョン管理やチーム間での共有が可能になります。

SDKから直接プロンプトの作成、バージョン管理、管理が可能になり、Pythonコードで数行でプロンプトを作成できます。また、Vertex AI Studioでプロンプトを設計し、SDKで大規模に管理することで、Google Cloudプロジェクト内で一元管理されたリソースとして共有・再利用が可能になります。

顧客管理暗号化キー(CMEK)対応やVPCサービスコントロール(VPCSC)対応など、エンタープライズレベルのセキュリティ機能も備えています。

OpenAI

Slack 向け ChatGPT アプリが登場

Anthropic

Claude Haiku 4.5を発表

Anthropicが2025年10月15日に最新の小型モデル「Claude Haiku 4.5」を発表しました。5ヶ月前に最先端だったClaude Sonnet 4と同等のコーディング性能を、3分の1のコストと2倍以上の速度で実現しています。

特定のタスク(コンピュータ使用など)ではSonnet 4を上回る性能を発揮し、リアルタイム・低レイテンシタスクに最適化されています。また、ASL-2基準でリリースされ、自動アライメント評価で「最も安全なモデル」と評価されました。

価格は$1/百万入力トークン、$5/百万出力トークンで、Claude API、Amazon Bedrock、Google Cloud Vertex AIで利用可能です。チャットアシスタント、カスタマーサービス、ペアプログラミングなどのリアルタイムAI利用や、コスト効率を重視する開発者に最適なモデルです。

Claude Skillsを発表

Anthropicが2025年10月16日に新機能「Claude Skills」を発表しました。Claudeが特定のタスクを実行する際のパフォーマンスを向上させるため、指示、スクリプト、リソースを含むフォルダ形式の「Skills」を利用できるようになりました。

Claudeがタスクに応じて関連するスキルを自動的に読み込み、複数のスキルを組み合わせて使用することが可能です。また、Claude apps、Claude Code、APIで同じフォーマットを使用でき、必要な情報のみを読み込むため効率的です。

Anthropic提供のスキルでExcel、PowerPoint、Word、PDFの読み取り・生成が可能で、カスタムスキルの作成にも対応しています。Claude apps(Pro、Max、Team、Enterpriseユーザー)、API開発者、Claude Codeユーザーが利用可能です。

Claudeと生産性プラットフォームの統合を発表

Anthropic社が2025年10月16日、ClaudeとMicrosoft 365の統合機能および企業向け検索機能を発表しました。

Microsoft 365コネクタでは、MCPコネクタを使用してClaudeとMicrosoft 365を接続し、SharePoint、OneDrive、Outlook、Teamsにアクセスできます。プロジェクト仕様書や戦略計画などのドキュメントを手動アップロードなしで検索・分析でき、メールスレッドやチャット会話を分析してプロジェクト状況やクライアントフィードバックを把握できます。

エンタープライズ検索機能では、企業名でパーソナライズされた専用の共有プロジェクトを作成し、複数のデータソースを横断して検索可能です。新入社員のオンボーディング、顧客フィードバックの分析、社内専門家の特定などに有効です。

Claude TeamおよびEnterpriseプランの顧客が利用可能で、管理者が組織全体で有効化した後、個人ユーザーが認証して使用します。

Oracle

Oracle AI Worldでアイレット社員がイベントレポートを公開

アイレットが「Oracle AI World 2025」に関する技術ブログ記事を公開しています。

Oracle AI Database 26ai、Oracle Autonomous AI Lakehouseの発表や、Oracle AI Agent StudioによるエンタープライズAI戦略、Database 23aiのAI機能と活用法、セキュリティ対策、IaC導入を加速する無料の「CD3ツールキット」など、幅広いトピックがカバーされています。

Oracle AI Database 26aiを発表

Oracle AI Database 26aiは、データ管理の中核にAIを組み込んだ次世代データベースで、2025年10月14日にOracle AI Worldで発表されました。

Oracle Autonomous AI Lakehouseは、Apache Icebergオープンテーブル形式をサポートし、OCI、AWS、Azure、Google Cloudの4大クラウドで利用可能で、DatabricksやSnowflakeとも相互運用可能です。

統合ハイブリッドベクトル検索では、AIベクトル検索とリレーショナル、テキスト、JSON、ナレッジグラフ、空間検索を統合しています。また、MCPサーバーサポートにより、LLMを活用したAIエージェントがデータベースにアクセス可能になりました。

セキュリティ面では、NIST承認のML-KEMアルゴリズムを実装した量子耐性暗号化を提供し、Zero Data Loss Cloud Protectによりランサムウェアからの保護とリアルタイムバックアップを実現しています。

GitHub

Claude Haiku 4.5がGitHub Copilotでパブリックプレビュー開始

Anthropicの最新モデル「Claude Haiku 4.5」が、高性能と高速処理を目的としてGitHub Copilotに段階的に展開されています。

Copilot Pro、Copilot Pro+、Copilot Business、Copilot Enterpriseプランで利用可能で、Visual Studio Code(チャット、ask、edit、エージェントモード)、github.com、GitHub Mobile(iOS/Android)で使用できます。

EnterpriseとBusinessプランでは管理者がCopilot設定でClaude Haiku 4.5ポリシーを有効化する必要があり、ProとPro+プランではVisual Studio Codeのモデルピッカーで選択し、初回プロンプトを確認することで有効化されます。

Visual Studio Code バージョン1.105以上の使用が推奨されています。

アイレット

アイレット、生成AI統合ソリューション群「gaipack」の提供開始

アイレット株式会社が創立22周年(2025年10月15日)を記念して、企業の生成AI導入・活用を支援する15種類のAI統合ソリューション群「gaipack(Generative AI Pack)」の提供を開始しました。

  • 開発・モダナイゼーション系のソリューションとして、AIモダナイゼーション(古いシステムの再構築)、AI新規開発、AI内製化支援、AIコンサルティングを提供します。
  • セキュリティ・運用系では、AIデスクトップサービス(ISO27001/SOC2対応のクラウドVDI環境)、AIリスキリング、AIテストサービス、AI請求代行を提供します。
  • ビジネス推進系では、AI MCP構築(AIサービスの収益化)、AI RAG構築(企業内文書のRAG化)などを提供し、企業の生成AI活用を包括的にサポートします。

次週はどんなニュースがあるでしょうか。お楽しみに✋

🚀 Powered by Claude Code
この記事はAIによって生成され、人の手でレビュー、修正が行われています。

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