アイレット株式会社 DX開発事業部です!
DX開発事業部ではお客様のDX実現のために、生成AIのキャッチアップに日々取り組んでおります🔥
本記事では日々アップデートされる生成AI周りのニュースを週刊でお届けします🚀
AWS
Anthropic Claude Opus 4.1がAmazon Bedrockで利用可能に
Anthropicの最新かつ最も高性能なモデル「Claude Opus 4.1」がAmazon Bedrockで提供開始されました。
Opus 4.1は前モデルからの「ドロップイン置換」として設計されており、以下の優れた機能を持ちます:
- 高度なコーディング機能:独立して複雑な開発タスクを計画・実行し、ユーザーのスタイルに適応
- 向上したフロントエンド生成:複雑なロジックを処理しながら高品質な視覚的出力を実現
- 強化されたAIエージェント:マルチステップタスクを最高精度で処理
- 長期タスク管理:持続的な推論と拡張されたアクションチェーンに最適
現在、米国西部(オレゴン)、米国東部(バージニア北部)、米国東部(オハイオ)の3つのAWSリージョンで利用可能です。
OpenAIモデルがAmazon BedrockとSageMakerで利用可能に
OpenAIのオープンウェイトモデル「gpt-oss-120b」と「gpt-oss-20b」がAWSプラットフォームで初めて利用可能になりました。
これらのモデルは以下の特徴を持ちます:
- 高度な推論機能と調整可能な推論レベル、思考過程の出力
- 128Kコンテキスト入力ウィンドウによる長文書処理
- ウェブ検索やコードインタープリターなどのツールサポート
- Amazon BedrockのGuardrails機能によるエンタープライズグレードセキュリティ
コスト面でも優れており、類似のGeminiモデルより10倍、DeepSeek-R1より18倍、OpenAI o4モデルより7倍高いコストパフォーマンスを実現しています。エージェントAI、コーディング、科学的分析、数学的問題解決、カスタマーサービスなど幅広い用途に活用できます。
Google Cloud Next Tokyo 2025開催!アイレットがDiamondスポンサーとして参加
8月5-6日に東京ビッグサイト南展示ホールで開催されたGoogle Cloud Next Tokyo 2025に、アイレットがDiamondスポンサーとして参加しました。
多数のイベントブログが投稿されているので要チェックです!
https://iret.media/tag/google-cloud-next-tokyo-2025
Generative AI Leader認定、日本語版予約開始
Google CloudのGenerative AI Leader認定の日本語版予約が開始されました。
認定の概要:
- 対象:技術的な実務経験に関係なく、生成AIイニシアチブに影響を与えることができる「ビジョナリー・プロフェッショナル」
- 内容:生成AIの基礎、Google Cloudの生成AIサービス、モデル出力改善技術、ビジネス戦略の4領域
- 試験:90分、50-60問の多肢選択式、受験料99ドル(税別)
- 有効期限:3年間
技術的なハンズオン経験は不要で、ビジネスレベルでの生成AI知識とGoogle Cloudの責任あるAI活用アプローチの理解を証明できます。
Genie 3:リアルタイム世界モデルの新境地
Google DeepMindがGenie 3を発表しました。テキストプロンプトから対話型環境をリアルタイムで生成する画期的な世界モデルです。
主な機能:
- リアルタイム生成:24fps、720p解像度での環境生成
- 環境の一貫性:最大1分間の視覚的記憶を維持し、場所の再訪問が可能
- 多様な環境:自然現象、生態系、ファンタジー世界、歴史的設定など幅広く対応
- プロンプト可能な世界イベント:ナビゲーション以外にもテキストコマンドで環境の変更が可能
技術的革新として、明示的な3D表現(NeRFs、Gaussian Splatting)を使わずに、フレームごとの生成で自然に一貫性を実現しています。エージェント訓練での活用実績もあり、AGI実現に向けた「無制限のリッチシミュレーション環境カリキュラム」を提供します。
Gemini Storybooks
GeminiアプリにStorybooks機能が追加されました。
機能概要:
- 任意のストーリーを説明するだけで、カスタムアートと音声付きの10ページの絵本を自動生成
- AI生成イラストと音声ナレーション機能を搭載
- 親、教育者、創作活動を行う個人向けに設計
この機能により、アイデアをマルチメディア要素を含む完成された物語として具現化できます。

Gemini CLI GitHub Actions
主要機能:
- インテリジェントなイシュー分類:新規イシューを自動で分析、ラベル付け、優先度設定
- 迅速なプルリクエストレビュー:コード品質、スタイル、正確性に関する即座のフィードバック
- オンデマンドコラボレーション:@gemini-cliをメンションしてテスト作成や変更実装を依頼可能
セキュリティと制御:
- Workload Identity Federation(WIF)による安全な認証
- コマンド許可リストとカスタムアイデンティティによる詳細な権限制御
- OpenTelemetryによるリアルタイム監視とデバッグ
Google AI Studioの無料枠、Vertex AI、Gemini Code Assistプランで利用可能で、開発者はGemini CLI 0.1.18以降で/setup-github
コマンドを実行して開始できます。
Jules:非同期AIコーディングエージェントが正式リリース
GoogleのJulesが公開ベータから正式リリースされました。
主要機能:
- Gemini 2.5による高度な思考機能でコーディング計画を開発し、高品質なコード出力を実現
- GitHubイシュー統合とマルチモーダルサポート
- 以前の設定を再利用して新しいタスクを高速実行
サブスクリプション階層:
- 入門アクセス:プロジェクト全体でJulesを知るのに最適
- Google AI Pro:5倍高い制限、日常コーディングに理想的
- Google AI Ultra:20倍高い制限、大規模なマルチエージェントワークフロー向け
ベータ期間中に数万のタスクを完了し、14万件以上のコード改善を実現しました。Google AI ProおよびUltraサブスクライバーが利用でき、対象の大学生は1年間無料でAI Proを利用可能です。
NotebookLM の Video Overviews と Studio UI が展開
🚨 Video Overviews & new Studio UI are OFFICIALLY rolled out to 100% ‼️
A cool use case we tried was uploading travel photos and creating a video summary of our trip. It can already read and understand images in ✨ other languages!✨
Hm, I wonder what's coming next… 👀 pic.twitter.com/x9fdgcPznk
— NotebookLM (@NotebookLM) August 6, 2025
BigQueryとVertex AIでのAIファーストColabノートブック
Google CloudがBigQueryとVertex AI向けのAI搭載Colab Enterpriseノートブックを発表しました。
データサイエンスエージェント(DSA)の機能:
- エンドツーエンドのデータサイエンスワークフローを自動化
- 「income bracketを予測するモデルを訓練して」などの簡単なプロンプトから包括的な計画を生成
- データ読み込み、探索、クリーニング、可視化、特徴エンジニアリング、モデル訓練をカバー
AIによるコード支援:
- マルチセルコード生成による データ変換、可視化、分析
- 入力時のインテリジェントなコード補完
- ワンクリックでのエラー説明と自動修正
- 自然言語による コード変換
簡単な可視化:
「…を表示するチャートを生成」などの簡単なプロンプトからPython可視化コードを生成。BigQueryテーブル、ローカルDataFrame、アップロードされたファイルを参照可能で、自然言語リクエストによる段階的な変更も対応しています。
現在、米国およびアジア地域でプレビュー提供中です。
OpenAI
gpt-oss 発表
新しいオープンウェイト言語モデル「gpt-oss-120b」と「gpt-oss-20b」が Apache 2.0 ライセンスで登場しました。
これらは推論能力に優れ、「120b」は単一 GPU で動作し、商用モデルの OpenAI o4-mini に匹敵する性能を誇ります。
一方「20b」は省メモリで、エッジデバイスでも o3-mini 並みの性能を発揮。
ツール利用や思考の連鎖(CoT)推論でも高い能力を示します。
安全性も重視されており、独自モデルと同等の基準をクリア。
Hugging Face からも利用でき、オンプレミス環境で自由に AI をカスタマイズ・実行できるため、開発者や企業に新たな選択肢を提供します。
GPT-5がリリース
2025年8月7日に新モデル「GPT-5」がリリースされました。
GPT-5は、高速応答用モデルと複雑な問題用の高性能モデルを、質問に応じて自動で切り替える統合システムを採用しています。これにより、速度と精度の両立を図っています。性能評価においては、数学(AIME 2025で94.6%)、ソフトウェア評価(SWE-benchで74.9%)など各種ベンチマークで従来モデルを上回るスコアを記録しました。機能面では、特にコーディング、文章作成、ヘルスケア分野での能力が向上し、AIが誤情報を生成するハルシネーションも低減されているようです。
Anthropic
Claude Opus 4.1:次世代AIモデルリリース
AnthropicがClaude Opus 4.1をリリースしました。これはOpus 4からの大幅な性能向上を実現したアップグレード版です。
主要な改善点:
- コーディング性能:SWE-bench Verifiedで74.5%を達成し、特に「マルチファイルコードリファクタリング」で顕著な性能向上
- 精度の向上:楽天グループが「大規模コードベース内での正確な修正の特定に優れ、不要な調整やバグの導入を回避」と評価
- 研究・分析:詳細追跡とエージェント検索における詳細な研究・データ分析スキルの向上
技術仕様:
- モデル識別子:
claude-opus-4-1-20250805
- 特定のベンチマークで最大64Kトークンの拡張思考をサポートするハイブリッド推論モデル
- bashツールと文字列置換によるファイル編集ツールのシンプル化されたツールセット
WindsurfはOpus 4での「ジュニア開発者ベンチマークで1標準偏差の改善」を報告し、「Sonnet 3.7からSonnet 4への飛躍とほぼ同じ性能向上」を示しています。有料Claudeユーザー、Claude Code、API、Amazon Bedrock、Google CloudのVertex AIで利用可能で、価格はOpus 4と同一です。
Claude Codeでセキュリティレビューの自動化
AnthropicがClaude Codeに新しいセキュリティ自動化機能を導入しました。
主要機能:
- ターミナルベースのセキュリティレビュー:新しい
/security-review
コマンドでコミット前にアドホックなセキュリティ分析が可能 - GitHub Actions統合:プルリクエスト開始時に自動分析し、セキュリティ懸念事項と修正提案をインラインコメントで投稿
- カスタマイズ可能なルール:偽陽性と既知の問題をフィルタリング
検出対象:
- SQLインジェクションリスク
- クロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性
- 認証・認可の欠陥
実績として、Anthropic社内では「DNS rebindingを介して悪用可能なリモートコード実行脆弱性」や「認証情報管理のプロキシシステムにおけるSSRF攻撃脆弱性」を本番環境到達前に検出・修正に成功しています。
両機能はすべてのClaude Codeユーザーに即座に利用可能です。
GitHub
GitHub CopilotでAnthropic Claude Opus 4.1がパブリックプレビュー開始
GitHubがAnthropic Claude Opus 4.1をGitHub Copilotのパブリックプレビューで提供開始しました。
利用可能なプラン:
- GitHub Copilot Enterprise
- GitHub Copilot Pro+プラン
アクセス場所:
- github.comのGitHub Copilot Chat
- Visual Studio Code(「askモード」のみ)
- GitHub Mobileのチャットモデルピッカー
主要機能:
- 拡張思考機能とツール使用
- 強化された推論のための論理的要約
- 開発ワークフロー向けの高度なAIアシスタンス
Enterpriseユーザーは管理者がCopilot設定で新しいポリシー設定を有効にする必要があります。Claude Opus 4は移行期間中も引き続きアクセス可能で、15日後に非推奨となる予定です。
アイレット
第170回【雲勉】Lyria が切り拓く音楽制作の未来 を YouTube に公開しました
Lyriaが「時間・技術・創造性」の壁を取り払い、音楽制作の未来を切り拓く可能性について実演を交えて解説しています。
株式会社バンダイナムコエンターテインメント様における Google Cloud の生成 AI を活用したシステム開発事例を公開しました
アイレットがバンダイナムコエンターテインメント様向けに開発したAI搭載動画シーン検索システム「ClipSearch」の事例が公開されました。
株式会社バンダイナムコエンターテインメント様は、膨大な映像資産から目的のシーンを即座に検索できる独自システム「ClipSearch」を PoC 開発しました。
本プロジェクトにおいて、アイレットは、Gemini と Vertex AI Search を活用した検索基盤の設計から構築、UI/UX 開発、API 開発、検索精度向上のアノテーション設計を担当しました。
その他
Vercel MCP:AI ツールとVercelインフラストラクチャの接続
VercelがVercel MCPを発表しました。Model Context Provider(MCP)プロトコルを通じてAIクライアントがVercelプロジェクトと安全にやり取りできるインターフェースです。
主要機能:
- ドキュメント検索:設定や機能に関する質問に対してVercel公式ドキュメントから権威ある回答を取得
- デプロイメントログ取得:デプロイメント失敗時に関連ログを取得してAI分析とトラブルシューティングに活用
- チーム管理:アカウントにリンクされたチーム情報とプロジェクト一覧へのアクセス
- プロジェクトアクセス:認証されたプロジェクトの取得(将来的に作成・設定機能も拡張予定)
技術実装:
- `https://mcp.vercel.com`でサービス提供
- OAuth認証による安全でコンセントベースのVercelアカウントアクセス
- 承認されたAIクライアントのみ接続可能なセキュリティ対応
- 現バージョンは読み取り専用で誤った変更を防止
対応AIクライアント:
- Cursor:IDE統合開発ワークフロー
- Claude:WebおよびDesktopバージョン
- VS Code:Copilot統合
開発者メリット:
AIアシスタントにNext.jsアプリケーションの構築・デプロイを依頼し、ビルド失敗時に自動でデプロイメントログを取得、AI分析による修正提案を受け、開発環境内でVercelドキュメントに直接アクセスするなど、ストリームライン化されたワークフローを実現できます。
現在パブリックベータで提供中で、将来的には読み取り専用以外の機能拡張と追加AIクライアントサポートが予定されています。
先週は特にClaude Opus 4.1の多プラットフォーム展開が注目されました。Amazon Bedrock、GitHub Copilot、そしてAnthropic自社プラットフォームでの同時リリースにより、開発者がより高性能なAIアシスタントを様々な環境で活用できるようになりました。また、GoogleのGenie 3によるリアルタイム世界モデル生成や、GPT-5の発表、アイレットの実践的なAI活用事例は、生成AIの実用化が着実に進展していることを示しています🚀
次週はどんなニュースがあるでしょうか。お楽しみに✋
🚀 Powered by Claude Code
この記事はAIによって生成され、人の手でレビュー、修正が行われています。
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