アイレット株式会社 DX開発事業部です!
DX開発事業部ではお客様のDX実現のために、生成AIのキャッチアップに日々取り組んでおります🔥
本記事では日々アップデートされる生成AI周りのニュースを週刊でお届けします🚀
今週は、MicrosoftのGPT-5.2提供開始、GoogleのMCP公式サポート発表、Claude CodeとSlackの統合など、開発者の生産性を大きく向上させる重要なアップデートが目白押しでした。AWSでは空間データ管理の新ソリューションが発表され、Cursorにはビジュアルエディタが追加されるなど、エンジニアリングワークフローを革新するニュースが続々と登場しています。特にMicrosoftのGPT-5.2提供とGoogleのMCP対応は、エンタープライズAIの進化において大きな前進となる発表です。
AWS
Amazon Quick Suiteに調査レポート自動化機能が追加
Amazon Quick Suiteが、Quick ResearchをQuick Flowsのステップとして統合し、自動化された複数ステップのワークフロー内で包括的な調査レポートを生成できるようになりました。
この統合により、従来は手作業で行っていた調査作業をフロー内で自動実行できるようになります。特定の時刻にスケジュール実行したり、生成されたレポートを基にSalesforce、Jira、Asanaなどへの自動アクションを実行することも可能です。
主な機能は以下の通りです。
- フロー作成者の指示とオプションのユーザー入力に基づくレポート自動生成
- 多様な企業データソース全体での分析実行
- ソース追跡可能な検証済みインサイトの提供
- スケジュール実行による「設定して忘れる」ワークフロー
US East (N. Virginia)、US West (Oregon)、Asia Pacific (Sydney)、Europe (Ireland)で利用可能で、アカウントプランの自動作成や製品コンプライアンス分析の標準化など、実証済みの調査方法を組織全体でスケール展開できます。
Application Design CenterがGA版として公開
Google CloudのApplication Design Centerが正式版(GA)として公開されました。AIを活用したビジュアルなキャンバススタイルのアプローチで、Terraformベースのアプリケーションテンプレートを設計・変更できるサービスです。
このサービスは、Gemini Cloud Assist Design Agentとの統合により、自然言語でアプリケーション設計要件を記述すると、マルチプロダクトのアプリケーションテンプレート提案を自動生成します。ビジュアルアーキテクチャ図と利点の要約も提供されるため、迅速なプロトタイピングとデザインが可能です。
GA版の新機能は以下の通りです。
- パブリックAPIとgcloud CLIサポート
- VPCサービスコントロールとの完全互換性
- Bring Your Own TerraformとGitOpsサポート
- GKEテンプレート(Standard、Autopilot、NodePool)によるエージェント型アプリケーションパターン
- app-managed projectサポートによる簡素化されたオンボーディング
Cloud Hubとの緊密な統合により、デプロイされたアプリケーションの統合的な可視性を提供し、アプリケーションテンプレートのリビジョン管理で不変の監査証跡を提供します。無料で利用開始可能で、セルフサービス型の開発体験を実現します。
Gemini 2.5 Text-to-Speechモデルプレビュー版を発表
Googleは、Gemini 2.5 FlashとGemini 2.5 ProのText-to-Speech(TTS)プレビューモデルを発表しました。音声合成における制御性と機能性を大幅に向上させています。
新モデルでは、より自然で表現豊かな音声合成が可能になり、様々な話し方のスタイルに対応します。音声の速度を細かく調整できるペーシング制御機能や、複数の話者による音声生成に対応するマルチスピーカー機能も実装されています。
これにより、以下のビジネスメリットが期待されます。
- コンテンツアクセシビリティの向上:視覚障害者や多言語ユーザーへのリーチ拡大
- コスト削減:人間の声優を使用せずに高品質な音声コンテンツを作成
- スケーラビリティ:大量のテキストコンテンツを迅速に音声化
- ユーザー体験の向上:より自然で聞きやすい音声による情報提供
開発者やコンテンツクリエイターは、より柔軟で高品質な音声体験を提供できるようになります。
AIコーディングツール「Jules」にプロアクティブ機能を追加
GoogleラボがJulesという開発者向けAIツールに、プロアクティブな(先回り的な)コーディング機能を追加したことを発表しました。
Julesはプロアクティブなパートナーとして開発者と並行して動作し、能動的にコードの更新や改善を提案します。開発者の指示を待つだけでなく、自ら問題を検出し対応する自律的な操作が特徴です。既存の開発ワークフローに組み込まれ、シームレスに動作します。
これにより、以下のメリットが期待されます。
- 開発効率の向上:能動的なコード改善により、開発者の作業時間を削減
- コード品質の向上:AIによる継続的な監視と提案により、バグやパフォーマンス問題を早期発見
- 開発者の生産性:定型的なタスクをAIが処理することで、開発者は創造的な作業に集中可能
Google CloudがModel Context Protocol(MCP)の公式サポートを発表
Googleは、AIエージェントがGoogleおよびGoogle Cloudサービスとシームレスに連携できるよう、Model Context Protocol(MCP)の公式サポートを発表しました。MCPはAnthropicが開発した「AIのUSB-C」とも呼ばれる標準プロトコルで、AIモデルがツールやデータと接続するための共通インターフェースを提供します。
今回発表されたMCP対応サービスは以下の通りです。
- Google Maps (Grounding Lite):リアルタイムの地理空間データ、場所情報、天気予報、ルート情報へのアクセス
- BigQuery:エンタープライズデータに対する直接クエリ実行、データをコンテキストウィンドウに移動させることなくスキーマ解釈とクエリ実行が可能
- Google Compute Engine (GCE):インフラのプロビジョニングやリサイズなどの機能をツールとして公開
- Google Kubernetes Engine (GKE):問題診断、障害修復、コスト最適化を自律的または人間の監督下で実行
従来のコミュニティ版では個別のローカルMCPサーバーのインストールや管理が必要でしたが、Googleの実装ではグローバルに一貫したエンタープライズ対応のエンドポイントを提供します。Google Cloud IAMによるアクセス制御、監査ログによる可観測性、Google Cloud Model Armorによる高度な脅威防御など、エンタープライズレベルのセキュリティ機能が統合されています。
今後数ヶ月で、Cloud Run、Cloud Storage、AlloyDB、Spanner、Looker、SecOpsなど、追加サービスのMCP対応が予定されています。GoogleはAgentic AI Foundationの創設メンバーとしてMCPの進化に貢献していきます。
Google LabsがDiscoとGenTabsを発表
Google Labsが、Web上で新しい生成AI機能を発見するための実験的な方法「Disco」を発表しました。最初の機能として「GenTabs」を提供し、Gemini 3を使用して開いているタブを完全にカスタマイズされたアプリにリミックスします。
🚨NEW LABS EXPERIMENT 🚨
Introducing Disco, an experimental way to discover new generative AI features on the web. Our first feature, GenTabs, uses Gemini 3 to remix your open tabs into totally custom apps to help you get more out of the web.
Learn more and join the waitlist →… pic.twitter.com/q0IYimQhyK
— Google Labs (@GoogleLabs) December 11, 2025
OpenAI
OpenAIがGPT-5.2を全ユーザーに提供開始
OpenAIがGPT-5.2を全ユーザーに展開開始したことを発表しました。より高度な推論能力と長時間稼働するエージェント向けの機能を備えた、最先端のフロンティアモデルです。
GPT-5.2 is now rolling out to everyone.https://t.co/nfubPwnIIw
— OpenAI (@OpenAI) December 11, 2025
Microsoft
Microsoft 365 CopilotにGPT-5.2が本日より提供開始
MicrosoftがOpenAIのGPT-5.2をMicrosoft 365 CopilotおよびMicrosoft Copilot Studioに提供開始したことを発表しました。
GPT-5.2は、OpenAIの最新の大規模言語モデルで、より高度な推論能力と応答品質を備えています。Microsoft 365 Copilotのユーザーは、右上のドロップダウンメニューから「Auto」「Quick response」「Think deeper」などの応答モードを選択できるようになります。
主な特徴は以下の通りです。
- より自然で文脈に沿った応答生成
- 複雑なタスクに対する高度な推論能力
- ユーザーのニーズに応じた複数の応答モード選択
- Microsoft Copilot Studioでのカスタムエージェント構築への対応
これにより、Microsoft 365を使用する企業や個人は、より高品質なAIアシスタント機能を活用できるようになります。特にビジネスシーンでの文書作成、データ分析、意思決定支援において、GPT-5.2の高度な能力が生産性向上に貢献することが期待されます。
Anthropic
Claude CodeとSlackの統合をベータ版で発表
AnthropicはSlackから直接Claude Codeにタスクを委譲できる新機能をベータ版として発表しました。Slackでの会話から自動的にコーディングセッションを開始できるようになります。
Slackで@Claudeをメンションすると、Claudeがメッセージを分析してコーディングタスクかどうかを判断します。コーディングタスクの場合、自動的にClaude Codeセッションを作成し、Slackのチャンネルやスレッドのコンテキストを収集して、認証済みリポジトリから適切なものを自動選択します。
主なユースケースは以下の通りです。
- バグ調査と修正:報告されたバグを即座に調査・修正
- コードレビューと変更:小規模な機能実装やリファクタリング
- 協調デバッグ:チームディスカッションのコンテキストを活用したデバッグ
Claude Codeセッションの進捗はSlackスレッドに自動投稿され、完了後はセッション全体のリンクとプルリクエスト作成リンクが提供されます。エンジニアリング作業の重要な文脈がSlackに存在するため、情報の移動が不要になり、バグレポートや機能リクエストをその場で処理開始できます。
この機能はSlack App MarketplaceからClaudeアプリをインストールすることで利用可能で、既存のClaude app for Slackを拡張するリサーチプレビューとして提供されています。
Claude Code CLIに新機能追加
Claude Code CLIに以下の新機能が追加されました:非同期サブエージェント、インスタントコンパクト、カスタムセッション名、使用統計など、開発者の生産性をさらに向上させる機能強化が実施されています。
We’re releasing more upgrades to Claude Code CLI:
– Async subagents
– Instant compact
– Customer session names
– Usage stats pic.twitter.com/8cUfrqFUAl— Claude (@claudeai) December 10, 2025
その他
Cursor Browserにビジュアルエディタが統合
Cursor Browserに統合されたビジュアルエディタがリリースされました。Webアプリ、コードベース、ビジュアル編集ツールを同一ウィンドウ内で操作できる新機能です。
主要な特徴は以下の通りです。
- ドラッグ&ドロップによる再配置:DOM ツリー全体で要素をドラッグ&ドロップして直接配置変更、ビジュアルデザイン完成後にエージェントが関連コンポーネントを特定しコードを更新
- コンポーネント状態の直接テスト:Reactコンポーネントのプロパティ(props)をサイドバーに表示、異なるコンポーネントバリアント間での変更を容易に実施
- ビジュアルコントロールでのプロパティ調整:スライダー、カラーパレット、デザインシステムのカラートークンを使用、ライブカラーピッカー、グリッド、Flexboxレイアウト、タイポグラフィの精密な調整が可能
- ポイント&プロンプト機能:インターフェース上の任意の要素をクリックして変更内容を記述、複数の変更を並列実行し、数秒で反映
デザインとコーディング間のギャップを削減し、ビジュアルインターフェースで変更を即座に確認できます。思考とコードをより直接的に接続し、メカニクスによる制限を軽減することで、AIエージェントとWeb開発のより深い統合への第一歩となります。
詳細はBrowser docsおよびCursor 2.2で確認できます。
次週はどんなニュースがあるでしょうか。お楽しみに✋
🚀 Powered by Claude Code
この記事はAIによって生成されていますが、DX開発事業部の新卒メンバーによってネタ集め、レビュー、修正が行われています。
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