Webサイトの解析ツール「GA4(Googleアナリティクス4)」。
導入はしていても、「URLが変わらないボタン操作」や「フォームの完了」など、目に見えないユーザーの動きをどう追いかけるべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
今回は、そんな「隠れた行動」を可視化する「仮想ページビュー」の考え方と、それが正しく計測されているかを「リアルタイム レポート」で即座に検証する方法を解説します。
仮想ページビュー:URLが変わらなくても「ページ」として数える
通常、GA4はブラウザのURLが切り替わったタイミングを検知して「ページビュー」を記録します。
しかし、現在のWebサイトには「画面の内容は変わるのに、URLは変わらない」というケースが多く存在します。
こうした瞬間を、あたかも新しいページが表示されたかのように擬似的なURLを発行して記録するのが
「仮想ページビュー」です。
▼ 具体的には、以下のようなケースで活用されます:
- 入力フォームの完了画面: 送信ボタンを押してもURLが「/contact」のまま変わらない場合
- 資料ダウンロード(PDF): 別タブでPDFが開かれ、サイト自体のURLに変化がない場合
- ポップアップ表示: 画面上に大きくキャンペーン案内やクーポンが表示された場合
- ページ内リンク: 同じページ内の「Q&A」や「詳細はこちら」をクリックして移動した場合
これらを「仮想のページ」として数えることで、ユーザーがどこでつまずき、どこで成果に至ったのかを、他のページと同じ基準で正確に比較・分析できるようになります。
リアルタイム レポートで「今」を検証する
設定が正しく反映されているかを数日待つ必要はありません。
GA4の「リアルタイム レポート」を活用しましょう。
イベントが送信されてから数秒後には反映され、現在から30分前までのデータをほぼ瞬時に可視化します。
- 即座に答え合わせ: 自分がテスト操作をした数秒後、設定した仮想URLが反映されるかをその場で確認できます。
- 30分間の動向をキャッチ: 直近30分間の訪問者数やイベント発生状況がわかるため、キャンペーン開始直後の反応チェックにも最適です。
確認のポイント:足跡を逃さないために
リアルタイム レポートで仮想ページビューを確認する際は、以下の点に注目します。
- イベントの発生: 操作直後に送信したイベントが発生しているか。
- パラメータの照合: そのイベントの中に、あらかじめ設定した「架空のURL」の情報が正しく含まれているか。
- アクティブユーザー数: 操作ユーザー数情報が反映されているか。
まとめ:鮮度の高いデータで確かな分析を
GA4では、ユーザーの細かな動きを「イベント」として捉えることができます。
仮想ページビューで計測の穴を埋め、リアルタイムレポートで送信された情報を即座に確認。
正しく計測されたデータを活用して、より良いサイトへと改善していきましょう!