こんにちは、そしてこんばんは!
サービスプラットフォーム事業部 SRE 第3セクション 第3グループの大嵩です。
このたび、この度APN Blogでも発表されましたが私 大嵩洋喜 は「2026 Japan AWS Top Engineer」に選ばれました!
「目指してみたいけど何から始めればいいかわからない」「アウトプットや登壇に踏み出せない」という方に、自分が4年間でやってきたことを共有します。
特別なスキルや才能の話ではなく、「とりあえずやってみる」を繰り返した結果なので、肩肘張らずに読んでもらえると嬉しいです。
自己紹介
- 2023年新卒入社、現在4年目
- 主な業務: AWSインフラ構築・運用
- iret.media 著者ページ: 「大嵩 洋喜」の記事一覧
- 登壇資料: Speaker Deck
- ANGEL Dojo 2025について
Japan AWS Top Engineer とは
AWS Top Engineer ってなに?って方もいらっしゃいますよね。
下記の通り、APNプログラムの1つになります!
まさか4年目で選出いただけるとは思ってませんでした。。
「Japan AWS Top Engineer Program」とは、AWS Partner Network (APN) に参加している会社に所属している AWS エンジニアを対象にした日本独自の表彰プログラムです。特定の AWS 認定資格を持ち、AWS ビジネス拡大につながる技術力を発揮した活動を行っている方、または技術力を発揮したその他の重要な活動や成果がある方を、Japan AWS Top Engineers として、AWS Japan が審査し選出します。
① まずは社内ナレッジ共有から始めて、慣れたらオウンドメディアへ
入社直後は「いきなり会社の看板を背負って外に書くのは怖い」「自分のレベルで外に出していいのか」という気持ちが強く、最初は社内ナレッジツールに書いていました。
転機は本配属後、先輩から「自分のためのナレッジベースとして書け」と教わったこと。
書いておけば、
- 「あれどうやったっけ」を未来の自分がすぐ解決できる
- 検証結果や実装例は、お客様への提案資料にもそのまま転用できる
- インターネット上に公開すれば、誰かの役にも立つ
今は生成AI(Perplexity 等)が外部記事をどんどん拾ってくれる時代でもあり、社内に閉じておくのは正直もったいないと気づきました。
iret.media や技術ブログの寄稿に尻込みしている方に伝えたいのは、「自分のブログだと思って書けばいい」 ということです。
誰かに評価されるためでも、内容のオリジナリティで勝負するためでもありません。自分は、EC2 で AMI 作成画面の UI が変わっただけの記事も書いています。

ガイドラインを守れば、あとは自分らしく書いて OK。書いた本数が、後の登壇ネタにも、応募書類にもなります。
NextAction: いきなり外部に書かなくていいので、まずは社内に1本書いてみる。慣れたら同じ内容を外部向けにリライトする。
② 社内イベントに顔を出す / 自分でも登壇する
正直、人見知りです。それでも先輩に連れられて社内イベントに参加し、自分でも登壇するようになりました。
意識していたのは 「名前を売る」 こと。
「この人見たことあるな」という状態を作っておくと、
- 初対面でも会話のきっかけになる
- 機会(登壇・案件・横断プロジェクト)の声がかかりやすくなる
Top Engineer に認定されたとしても、自分から動かなければ何も起きません。
動きやすい状態を自分から作っておく という観点で、社内交流は新卒・中途問わずおすすめです。
NextAction: 月1で何か社内イベントに顔を出す。話さなくていい、いるだけでいい。
③ ブログに慣れてきたら、登壇に挑戦する
ブログを書き慣れてきたら、一番苦手だった「人前で話すこと」に挑戦しました。
最初は社内イベントから:

新卒メンター制度のなかでメンティが企画した社内イベントに登壇したり、社内で慣らしてから外部登壇に進みました。
登壇資料は Speaker Deck にまとめています。
いきなり大規模カンファレンスを狙う必要はなく、オンラインの小規模 LT から始めれば十分です。
外部発信に対して「手厳しい指摘を受けるのでは」と不安になるかもしれませんが、実際のコミュニティは非常に心理的安全性が高く、皆さん温かく応援してくれます。
社外に顔なじみができ、業界の内側から見えにくい部分(他社のやり方、業界の温度感)も知れるのは大きな副産物でした。
登壇ネタがない? ブログを書いていれば、それがそのままネタになります。
登壇しながら「詳細はこちらのブログで」と誘導すれば、ブログの閲覧も伸びて一石二鳥です。
NextAction: 直近の自分のブログから1本選び、5分 LT の構成に書き換えてみる。
④ パートナー限定セミナー・GameDay に参加する
AWS 主催の GameDay などには、興味があるものは積極的に参加していました。
他のパートナー企業の方とランダムでチームが組まれるので、
- 名刺交換から人脈が広がる
- 別のイベントで再会して仲良くなる
といったことが起きます。社外の同年代エンジニアと知り合えるのは、視野を広げるうえで大きな価値があります。
特に新卒で社内だけにいると、業界の温度感がわからなくなりがちなので、意識的に外に出るのはおすすめです。
NextAction: connpassでAWS関連イベントを探し、興味のあるものを 1つ申し込む。
⑤ ANGEL Dojo に参加する
毎年開催されるかは年度次第ですが、AWS の ANGEL Dojo はおすすめです。
自分は普段業務でバックエンド開発に触れないため、プロジェクトとしての経験を積みたくて参加しました。
得られたものは、
- AWS Lv.300 以上に踏み込んだ実装経験
- チーム開発の経験
- 応募書類に書ける具体的な実績
会社の看板を背負う形にはなりますが、本気で優勝を取りに行く価値があります。
⑥ 1案件1チャレンジ
これは本当に大事なことです。
案件のなかで「1つだけでいいから、これまでやったことのないことに挑戦する」ことです。
お客様や案件の制約はもちろんありますが、プロアクティブに動ける余地はどこかにあるはずです。
自分の場合は、大規模 BtoC 向けサイトの案件で SRE 視点での改善提案に踏み込めたことが、評価につながりました。
NextAction: 今関わっている案件で「これまでやったことのない一手」を1つ書き出す。
結局、全部「やってみる」
ここまで書いてきて気づいたかもしれませんが、ぜんぶ 「やってみる」 に集約されます。
- 書いたことのないブログを書いてみる
- 喋ったことのない場で喋ってみる
- 知らない人と話してみる
- やったことのない技術を案件で触ってみる
「アウトプットが大事」「コミュニティに出よう」みたいな話は、たぶん何度も聞いていると思います。
自分も新卒の頃は、わかっていたけど、踏み出せませんでした。
ただ、4年やってみてわかったのは、踏み出した側にしか見えない景色が確実にある、ということです。
書かなければ届かない誰か、喋らなければ繋がらない誰か、参加しなければ気づけなかった世界の広さがあります。
特別な才能の話ではないので、これは新卒・中途・社歴・年齢に関係なく、いま若手と呼ばれているエンジニア全員に当てはまる話だと思っています。
明日からじゃなくていいので、この記事を閉じたあとの5分だけでも、何か1つ手を動かしてみませんか。
ブログの下書きを書く、勉強会の申込みページを開く、気になっていた技術ドキュメントを読むなど、なんでも構いません。
その5分が、4年後の自分への一番安い投資になると思います。