先日アイレット社内にて、iret テクニカルアンバサダー企画「テックブログ推進イベント」の第2弾を開催しました。

本イベントは、「テックブログの楽しさ・魅力を伝えること」を目的に、iret テクニカルアンバサダーである新川 貴章満村 雄二畠山 大治が企画するものです。

今期2回目の開催となった本イベントは、特に際立った活躍を見せる若手エンジニアが登壇し、日々の技術的な学びや発見を発信することで得られた気づきや成長について、熱く語ってくれました。

本記事では、若手エンジニアたちがどのようにテックブログでの情報発信に取り組み、その価値を見出しているのか、当日の発表内容をレポートします!

未来の自分を助ける技術アウトプット

まずはクラウドインテグレーション事業部 23卒の大嵩 洋喜による LT です。

大嵩は、自身の経験を踏まえて技術アウトプットの重要性を解説しました。
業務で詰まったことをきっかけにアウトプットを始めた経験や、アウトプットを続ける上での心構え、そしてアウトプットすることで得られるメリットなどを具体的に紹介しました。

特に、

  • 「自分のための備忘録として書く」
  • 「日々学んだことを残す」
  • 「他の記事と内容が被っても気にしない」
  • 「とりあえずアウトプットする」

といった、アウトプットに対する前向きな姿勢が印象的でした。

また、本名で書くことで名刺代わりになることや、お客様への価値提供に繋がる可能性、社内での繋がりを生み出すきっかけになるなど、アウトプットを通して得られる具体的なメリットも語りました。

さらに、SRE 第3セクションで行なったブログリレーについても紹介され、複数人で書くことで互いの記事を参考にできるなど、新たな学びに繋がることもメリットとして挙げていました。

大嵩が参加した第三セクションブログリレーはこちらからご覧ください。

デザインとコードの狭間で〜私を取り巻くアウトプットの軌跡

デザイン事業部 23卒の長谷 優作が、アウトプットの現状と分析について発表しました。

デザイン事業部では、「INSIDE UI/UX」と題して、所属デザイナーとエンジニアがデザイン・SEO・アクセシビリティ・UI/UX などそれぞれスペシャルティのある領域に対する知見を幅広く発信しています。

2024年度のブログ投稿数は、昨年度と比較して増加傾向にあることを示し、デザイン事業部によるブログは画像内に強調する内容を記載するなど『ビジュアル表現』が充実しているといった特長を語りました。

また、事業部のアウトプットが活発な要因として、以下の4点を挙げました。

さらに、「2024 Qiita アドベントカレンダー」のアイレット Organization 枠において、個人として参加し、完走(ブログ記事を25本投稿)!

その経験から、アウトプットは短期的なものではなく、習慣化することでより意味を持つと語りました。

長谷による振り返り記事もあわせてご覧ください。
Qiitaアドカレイベントレポート 〜アドカレ完走編〜

アウトプットを通して自身の可能性を広げよう〜2年間で得た学び〜

3人目は、DX開発事業部 23卒の前野 佑宜が、自身の経験を通してアウトプットの重要性と具体的な方法について語りました。

前野は、2年間で37本のブログを執筆するなど積極的な情報発信を続けてきた実績から、継続的なアウトプットを通して得られた成長として、以下の3点を挙げました。

  • 知識の定着:案件で触れた技術が定着し、仕事で使いこなせるようになった。
  • 知的好奇心:新しいことを学ぶことへの抵抗感がなくなった。
  • 構造的に考え伝える力:ブログ執筆を通して文章力が向上し、案件での報告などにも役立つようになった。

また、アウトプットに対する考え方として、点・線・面という概念を紹介。未経験からでも、点(経験やアウトプット)を増やし、線を繋げ、面(応用力)にすることで成長できると述べました。また、定数(才能や経験)よりも変数(努力)に着目し、努力次第で経験者を追い越せるという考えを共有しました。

さらに、ブログを書き続けるための Tips として、ネタ探しの方法や情報収集のコツを紹介。

  • ネタ探し:案件で得た知識や詰まった点をメモしておく。
  • 情報収集:興味のある分野から効率的に情報を集める。

最後に、以下の3つのメッセージで締めくくりました。

  • まず行動:どんなことでも良いので、まずは書いてみる、調べてみる、試してみる。
  • 継続は力なり:無理なく継続できる仕組みを作り、成長を続ける。
  • 小さなことから:1日5分の情報収集やネタの書き出しなど、小さなことから始める。

アドカレ3年の軌跡:ボトムアップで生まれた社内ムーブメント

最後は、アジャイル事業部 22卒の井上 迪也が、自身が中心となって3年間続けてきた Qiita アドベントカレンダーの軌跡を振り返り、その意義を語りました。

井上は2022年、学生の頃から興味があったアドカレに22卒の同期で挑戦し、成功を収めました。翌年は、後輩からの提案をきっかけに、新卒全体でのアドカレを開催。自身は裏方に回り、サポートに徹しました。

そして2024年は、有志による勉強会「もくもく会」が主体となり、会社全体でのアドカレに発展。最終的に58名が参加してくれました。

3年間アドカレを続けてきた中で、以下の3つの変化があったといいます。

  • アドカレ文化の醸成:当初は認知度が低かったアドカレが、社内で文化として定着した。
  • アウトプットへの意識向上:記事執筆を通して、社員のアウトプットへの意識が高まった。
  • 会社の一体感:上層部の協力もあり、会社全体でイベントを盛り上げる一体感が生まれた。

LT では、「ボトムアップからでも会社の文化や雰囲気は良くできる」と強調。アドカレを通して、社員一人ひとりの行動が会社を変える力になることを示しました。また、やりたいことがあれば積極的に挑戦すること、そして困ったことがあれば周りに相談することを呼びかけました。

アドカレについては以下の記事もあわせてご覧ください!

まとめ

本イベントを通じて、技術的なアウトプットが個人の成長だけでなく、組織全体の活性化にも大きく寄与することを実感しました。

また、若手エンジニアの挑戦を会社全体で応援し、称賛する文化があることも、アイレットの魅力だと改めて感じました。

アイレットでは、テックブログを通じた情報発信を積極的に推進することで、エンジニアの技術力向上と知識共有を促進し、さらには企業としての技術的な発信力も高めています。

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第1弾イベントのインサイトと主催者インタビューはこちら。