こんにちは!KDDIアイレット広報の羽鳥です。

2026年3月から平日毎日発信を続けてきた KDDIアイレットの社員による AI 活用事例「AI 実践録」のまとめページを公開しました!

AI 活用事例 – KDDIアイレット社員の AI 実践録

2026年7月までに集まった実践録113件をまとめた特設ページです✨

本記事では、社内の AI 活用事例113件をどうやって集めて、どうやって毎日発信し続けたのかという裏側と、113件を集計してわかった KDDIアイレット非エンジニアの AI 活用の実態を全部書いてみようかと思います!

その1:Gemini の Gem で社内の AI 活用事例を収集

まず私が取り組んだのが、社員の AI 活用事例を集めることです。集めるにあたって、こんなことを考えていました。

  • AI の活用方法を記述式で聞くと、エンジニアと非エンジニアで書く内容に差ができそう
  • 回答を同じフォーマットに統一したい
  • せっかくなら AI を活用して事例を収集したい

そこで作ったのが Gemini を活用した「インタビュー Gem」です。

Gem とは、特定の仕事に特化させて自分専用にカスタマイズできる Gemini の機能のこと。
※2026年10月時点の情報です。Google は Gem を「スキル」へ移行すると発表しており、個人アカウントでは2026年11月、Google Workspace のビジネス向けアカウントでは2027年3月に Gem のサポートが終了する予定です(既存の Gem はスキルへ自動で移行されます)。

やることは、社員にチャットで質問に答えてもらうだけ。AI 側が「その作業、前は何分かかっていましたか?」「うまくいったコツは?」と深掘りしてくれるので、社員は聞かれたことに答えるだけで終わります。

何がよかったかというと、

  • 社員側も「文章を書く」作業から解放された
  • 深掘りの質が AI なので一定。誰が答えても、同じ粒度のネタが集まってくる

そして予想外だったのが、社内からかなり反響がありまして、どうやったのか教えて〜とお声がけいただくことが多かったことです!エンジニアの方からやり方を聞かれてニヤリでした☺️

その2:図解づくりも AI(Nano Banana で同じデザインの画像を量産!)

集まったレポートは、ぱっと見で伝わる図解にする必要があります。
でも、毎日デザイナーに依頼するのは現実的ではありません。かといって私はデザインのセンスなし。ということで、ここも AI に任せました。

  1. 集まったレポートを、画像生成用のプロンプトを作る Gem にコピペ!
  2. そのプロンプトを Google の画像生成モデル「Nano Banana」に渡してインフォグラフィックを生成

ポイントは、いきなり画像生成 AI にレポートを投げないことです。
間にプロンプトを作る工程を挟むと、毎回同じトーンの図解が出てくるようになりました!
連載は見た目の統一感が命なので、ここは地味に大事なところです。
(まとめページですべてのイラストを確認できます!)

その3:SNS 投稿文も AI。私がやるのはチェックと投稿予約だけ!

同じレポートから、SNS の投稿文も AI に書かせています。
毎朝7時に投稿していたので、週に1回、画像生成/SNS 投稿文作成/公開予約をまとめて行なっていました!

半年間、通常の広報業務をやりながら発信を続けられたのは、AI を活用していなければ100%無理でした。

……お気づきかもしれませんが、「AI 活用事例を発信する取り組み」そのものが、AI 活用事例になっています👀

113件の AI 活用事例を集計してわかったこと:非エンジニアの活用が約44%

さて、ここからが今回いちばんお伝えしたいことです。
7月末時点で113件の実践録が集まりました!
まとめページには、主要な AI ツール9種類、平均時間削減率60%超という数字が載っています(集計期間は2026年1月〜7月)。

でも私が驚いたのは、そこではなく「誰が使っているか」でした。

区分 件数
エンジニア 63件
非エンジニア 50件
合計 113件

※まとめページに掲載された事例一覧をもとに集計(2026年7月末時点)

113件のうち、約44%が非エンジニア。

さらに中身を見ると、経理の領収書チェック、内部監査の稟議データチェック、イベントの司会台本、広告数値の毎日の転記、イベントレポートの作成など、さまざまな業務で非エンジニアが AI を活用して業務効率化を実現していました!

なお、文章作成・校正まわりの事例5つは、プロンプト付きで別記事にまとめています。すぐ真似したい方はこちらもどうぞ。

【生成 AI 初心者向け】 Gemini・NotebookLM・Claude で工数最大91%削減!生成 AI 文章作成術5選とプロンプト大公開

半年続けてわかった、社内で AI 活用事例を発信する3つのコツ

半年間発信し続けた私が実感したことを3つ紹介します。

コツ1:ネタ集めのハードルを、限界まで下げる

現場は忙しいです。「事例を書いて送ってください」は、相手に宿題を出す行為だと考えたほうがよさそうです。答えるだけで終わる形にできれば、ネタは驚くほど集まります。

あと、インタビュー形式は自分でも面白いと感じました(笑)。
たぶん、ギャルっぽく!とか執事っぽく!とかキャラを設定したら、もっと面白いと思います!

コツ2:本人の言葉を消さない

集まったレポートを広報がきれいに整えすぎると、途端につまらなくなります。
例えば、「送信ボタンを押す直前の『本当にこれで大丈夫?』という不安が、一瞬で安心感に変わりました」みたいな一文は、本人からしか出てきません。
基本的にレポートそのままに、社外へ発信するために文章を整える、と決めていました。

コツ3:溜めた後の「受け皿」を先に考えておく

これは反省点です。毎日発信していると、X では過去の投稿がどんどん流れていきます。
半年分がまとめページになって初めて「全体でこう見えるのか」とわかったので、正直もっと早く作ればよかったです。

おわりに:113件の AI 活用事例はまとめページで公開中

AI 活用事例 – KDDIアイレット社員の AI 実践録では、全113件を一覧でご覧いただけます!
活用カテゴリ(文章作成・校正、コーディング・デバッグ、案出し・ブレストなど)や使用ツールで絞り込めるので、まずは自分の業務に近いカテゴリから眺めてみてください。1件ずつ「何分かかっていた作業が何分になったか」まで載っているので、明日から真似できるものがきっとありますよ。

プロンプトまで知りたい方は、先ほどご紹介した文章作成術5選の記事もあわせて読んでいただけると嬉しいです!
AI 活用事例 – KDDIアイレット社員の AI 実践録はこちら

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!


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