社内IT人材認定制度「iretスペシャリスト」に認定された6名にインタビューするシリーズ第5弾です(「スペシャリスト」に認定されている土持昌志が育児休業中のため、今回が最終回となります)。

今回は、「プリンシパル」に認定された廣山豊をご紹介します!
廣山は「iretスペシャリスト」の制度設立にも携わっているので、そちらの面からも話を聞いてみました。

廣山豊
クラウドインテグレーション事業部
副事業部長
「アイレットは各方面でのスペシャリストがいます。どんなお悩みもご相談ください!」

※「iretスペシャリスト認定」とは
アイレットの全社員を対象とし、技術を軸として社内外で活躍する社員の貢献度や専門能力を評価・認定するものです。4つのランク(スペシャリスト、シニアスペシャリスト、プリンシパル、シニアプリンシパル)を設け、それぞれ主に「社外および社内における技術活動の実績」「パブリッククラウドベンダーの要件(認定資格など)」によって認定要件が設定されています。また、毎年度ごとに審査・認定が行われ、認定者にはランクに応じた月額手当が給与に加算されます。

プレスリリース:https://cloudpack.jp/info/20210113.html

過去の記事はこちら
・第1弾:青池利昭編(https://cloudpack.media/57341
・第2弾:古屋啓介編(https://cloudpack.media/57265
・第3弾:山﨑慎太郎編(https://cloudpack.media/57856
・第4弾:高橋修一編(https://cloudpack.media/57967

「エンジニアの新たなキャリアを作りたい」という想いを現実に!

本日はよろしくお願いします。
まずは、「iretスペシャリスト認定制度」の設立までのお話を聞かせてください。
廣山さんはどの段階から参加されたのでしょうか?


「こんな制度を考えています」という段階で人事から声をかけてもらいました。


初めて「iretスペシャリスト認定制度」について話を聞いた時はどう思われましたか?


実は人事が声をかけてくれる前から「エンジニアのキャリアの選択肢を増やすことができる制度」を作りたいと考えていたので、ぜひ協力したいと思いました。


なぜエンジニアのキャリアの選択肢を増やしたいと考えていたのですか?


日本企業において、エンジニアが昇給するためにはマネジメント職になるという選択肢しか用意されていないことが多いです。技術一本で給料をあげていくということはなかなか難しいのが現状ですね。アイレットのようにエンジニアが8割を超える会社は、エンジニアが無理にマネジメント職につくことなく、技術力を適切に評価される制度があるべきだと考えていました。


過去の「iretスペシャリストインタビュー」でも、今後のキャリアについて「技術を極めたい!」「現場でやっていきたい!」という声を聞きました。エンジニアにとっては嬉しい制度なのだと改めて思います。


企画から携わった僕も制度が設立され、「iretスペシャリスト」として活躍しているエンジニアが認定されたことをとても嬉しく感じています。
また、技術は好きだけどマネジメントが苦手という人が給料を上げるためだけにマネジメント職に就いてしまうと、部下は幸せになれないですよね。そういったリスクを減らすためにも技術を頑張りたい人向けのキャリアが用意されていることが大事です。マネジメント職に就く人にはしっかり覚悟を持って欲しいと思います。

技術力だけではなく、アイレットとして大切にしてほしい項目を要件に

「iretスペシャリスト認定制度」は企画から実際に運用されるまでどのくらいの期間がかかりましたか?


半年くらいだと思います。認定要件を設定するところに一番時間をかけました。


どういった形で要件を決めていったのでしょうか?


「iretスペシャリスト認定制度」には先ほど述べた「エンジニアのキャリアの選択肢を増やしたい」という想いのほかに、「売り上げには直結しない重要な業務についても適切に評価をしたい」という想いを込めています。要件が技術力だけにならないように、そういった内容も人事と相談しながら要件に組み込んでいきました。


「売り上げには直結しない重要な業務」にはどんな業務があるのでしょうか?


僕が取り組んだものでいうと、AWSアカウント作成フローの見直し・自動化や、Google CloudのMSP対応などです。売り上げには直結しませんが、会社としてやるべき重要な部分を主幹となって取り組みました。


アイレットの社員は、何か困ったことがあると事業部や職種関係なく助けてくれますよね!広報活動においてもいつも積極的に協力していただいて大変助かっています!


そこがアイレットの良いところですよね。アイレットは昔からみんなで助け合うという文化が根付いています。売り上げには直結しないけど会社のためになる活動がただのボランティアにならないように、「iretスペシャリスト認定」の要件に設定しました。


技術力ももちろん大切ですが、社内には会社のためになる活動を裏方として頑張っているエンジニアも多いので、そこが評価されるのは嬉しいですね!


技術力と、アイレットとして大事にしている部分の両方を兼ね備えてる人が「iretスペシャリスト」に認定されるので、そういったエンジニアが増えていくことで会社の成長につながってくるはずです。

先駆者として活動していきたい

廣山さんは今回上位クラスの「プリンシパル」に認定されました。応募した理由を教えてください。


設立に関わっていることもありますが、まずは自分が先駆者として活動してみようと思いました。人事の方々が制度設立に尽力してくれたので自分が「プリンシパル」として活動してこの制度を根付かせていきたいと思っています。


「プリンシパル」としてどんな活動をしていきたいですか?


今まで以上にアイレットの長けている点を外部に発信していこうと思っています。今後2件の登壇も既に決まっています(※インタビュー時点)。また、パートナーさんと積極的にコミュニケーションを取りながら、先進的かつお客様に価値あるサービス提供に向けて、エンジニアとしての能力を高めつつ、アウトプットしていきたいです。


実際に運用が始まってどう感じていますか?


これは Google Cloud のMSP監査の時ですが、エンジニアの教育体制を聞かれた時に「iretスペシャリスト認定制度」の話をしました。そうしたら、監査員がとても評価をしてくれたのが嬉しかったですね。グローバルではこういった制度があるけど日本ではまだまだ少ないと。なので、毎年アップデートしてよい良い制度になるように尽力していきたいです。


外部からの評価は嬉しいですね!
最後に廣山さんの考えるアイレットの魅力はなんでしょうか?


エンジニア視点でいうと、「iretスペシャリスト認定制度」があること自体が魅力です。
また、認定された時の報酬は高額です(笑)。人事が頑張ってくれたので、ぜひ「iretスペシャリスト」を目指し、制度そしてアイレットを一緒に盛り上げていってもらえたら嬉しいです。

編集後記

冒頭でお伝えした通り、iretスペシャリストインタビューシリーズは今回で最終回となります(育児休業中の土持昌志については、復帰後改めてご紹介します)。

「iretスペシャリスト認定制度があること自体が魅力」という廣山の言葉通り、エンジニアのみなさんにとって大変魅力的な制度が設立されたと思います。そしてこの制度をもっと外部に発信していきたいと改めて感じました。

今回認定された「iretスペシャリスト」のみなさんの活躍、そして制度の充実化にご期待ください!

それでは最後までお読みくださりありがとうございました。