みなさんこんにちは!
2021年10月より事業推進本部・マーケティンググループに所属している国安です。

私は2018年4月に新卒社員としてアイレットに入社し、アジャイル事業部で約3年半開発エンジニアとして働いていました。

この記事では、自己紹介も兼ねまして私がこれまでアイレットでどんな経験をし、なぜマーケティンググループへの異動を決断したのかを紹介します!

内定者インターン

実は、入社前の約2ヶ月間、現マーケティンググループの一部である「iret.media編集部」にインターンとして参加していました。

チームの皆さんにサポートしてもらいながら、記事のテーマ決めからインタビュー、原稿執筆、公開までを行ないました。
私が執筆したのは以下2つの記事です。

「文系出身の未経験者でも活躍できる? 開発セクションで働くインターンに聞いてみた!」

この記事は、主に就活生や新社会人の皆さんが不安に思っているであろう、「未経験者でも開発の現場で活躍できそうか?」をテーマに、同時期に開発チームでインターンをしていた同期とその上司にインタビューを実施しました。

「北欧はIT先進国!留学で体験した最先端な人々の暮らし」

もう1つの記事は、私が学生時代に北欧で見たITがテーマです。私の実体験を交えて、北欧の人々がどのようにITを活用しているのかを紹介しました。

インターンは短期間でしたが、インタビュー内容を書き起こしてから推敲を重ねて、1つの記事として公開できたときはとても嬉しかったです。

このときの経験が今回マーケティングチームへの異動を決断するきっかけとなりました。
入社する前にこのような経験ができたのはとても貴重なことだったと思っています!

1年目:発見の連続

学生時代は文系で、技術についての知識はありませんでした。そのため、入社後の研修を通して技術を学んでいきました。

ちなみに、文系ながらにエンジニアを目指した理由は、留学先でITを活用した便利な生活を体験し、技術を身に付ければ社会を豊かにできるのではと思ったからです。

技術研修では、同期と協力しながら、JavaScript・PHP・Pythonなどの言語を学びました。
研修後は、アジャイル事業部のアプリセクションに配属となりました。主にスマホアプリの開発を行なっているチームで、そこでiOSアプリのプロジェクトに携わりました。

ものづくりができるって面白そうだな、と希望を持って入社した私でしたが、初めはソースコードが読めずにとても苦労しました。

知らないことが多すぎて何から学べば良いのかも分からない状況の中、XcodeやGitの使い方から開発の進め方など、毎日が発見の連続でした。チームの先輩方に質問をしたり、オンラインの学習サービスを使ったりしながら基本的なSwiftの文法から勉強していきました。

最初に携わったプロジェクトでは、全国の動物園から届く動物の動画を見ることができるアプリの開発を行ないました。動物園内で使えるスタンプラリーや、音声ガイドの機能もありました。

KDDI株式会社様、株式会社博報堂様のクラウドを活用した導入事例

このプロジェクトで私は主にバグ修正やテスト、データ入稿を担当していました。また、音声ガイド機能に必要な機器の設置のため、実際に動物園へ訪問することもありました。

初めはとにかく動くコードを書くだけで精一杯でしたが、リファクタリングなどを行なう中で、読みやすいコードとは何なのか?ということを意識しながら開発を行なうようになりました。

2年目:リリース作業を経験

2年目も引き続きiOSアプリ開発を行ない、空いた時間には自分で簡単なアプリも作っていました。Qiitaにたくさん記事が上がっていたじゃんけんアプリや、カメラアプリなどを作りました。

それまではiOSアプリの開発のみを行なってきましたが、2年目の秋に初めてWebアプリのプロジェクトにアサインされました。

2018年に起こった西日本集中豪雨がきっかけとなって生まれた、災害時に離れた場所で暮らす家族や友人に避難の呼びかけをすることができるサービスです。

KDDI株式会社様のクラウドを活用した導入事例

ショートメッセージや「+メッセージ」というチャットボットアプリから、通知を受け取りたい地域を5つまで登録することができ、登録された地域の災害情報が配信されます。

言語はNode.jsに、開発環境はCloud9に変わりました。
開発手法も、今までとは大きく変わりました。
スクラム開発といって、アジャイル事業部では多くのチームが採用している手法です。

健全に・速く・良いプロダクトを実現する、スクラム開発の極意

私の所属していたチームでは、2週間ごとに1スプリントで行なうタスクの見積もり、優先順位づけを行なっていました。

日々の進捗はデイリースクラムという毎朝のイベントで、昨日やったこと、今日やること、困っていることを共有して確認していました。
模造紙にタスクをすべて貼り出して、ステータスが一目で分かるようにするので、全体の状況が把握しやすくなりました。
スプリントの最終日にはお客様にレビューをし、そのスプリントでの反省や今後トライすべきことを話し合います。
チームが一体となってプロジェクトが進むので、お客様と直接やりとりする機会も増えました。

プロジェクトに入ってしばらくは、AWS Lambdaを使って災害情報を配信するバッチ処理を作る作業がメインでした。

リリース作業もこのプロジェクトで初めて経験しました。本番環境を触るときはいつも不具合が起きないかと緊張しながら作業をしていましたが、幸いにもユーザーに大きな影響が出るような不具合はなく、回数を重ねるにつれて落ち着いて作業できるようになりました。

3年目:初めての後輩指導

3年目になるとチームに新しく後輩が入ってきたので、技術を教える機会が増えました。後輩に説明するには自分がしっかりと理解する必要があるということを痛感し、改めて知識の浅い分野について学び直すきっかけになりました。同年代のメンバーが多いチームだったので、和気あいあいと皆で意見を出し合いながら開発を進めていきました。

前年に引き続き災害情報アプリの開発を行ない、既存システムの改修に加えて、新たな機能開発も行ないました。
Vue.jsで画面を作ったり、AWS Lambdaや対向システムが正常に動いているか監視する処理を作ったりと機能を追加していく中で、システムがどんどん大きくなっていきました。それに伴って全体を把握するのが難しくなっていったので、シーケンス図やアラームリストなどドキュメントの整備も行ないました。

配属当初は、スマホアプリ開発をメインに担当することになるだろうと思っていたのですが、思い返すとWebアプリ開発に多くの時間を費やしていました。Webアプリ開発では、サーバーレス開発を経験し、AWSについて幅広い知識を身に付けることができたと感じています。また、1つのプロジェクトに長く携わることで、サービスを深く理解することができ、お客様との信頼関係も築くことができました。

マーケティンググループ異動への決意

開発エンジニアとして3年半過ごし、アイレットの技術力や、エンジニア視点での会社の魅力を発信していきたいと強く思うようになりました。

私自身、就職活動をしていた際には色々な会社のオウンドメディアや社員の発信する情報を見比べて、自分に合いそうか?ということを考えていました。
会社を選ぶポイントは人それぞれですが、充実感を持って働くためには自分自身と会社のカルチャーがマッチしていることは大切だと思います。
アイレットに根付いたカルチャーを言語化して発信することで、どんな会社なのか外部の方にイメージを持ってもらえるようにすることが必要だと思っています。

異動することをチームメンバーに伝えた際は応援の言葉をかけてもらい、上司からは、広報の仕事で協力できそうなことがあればいつでも相談してね、と言っていただきました。異動後も部署間の壁を感じることはなく、フラットな組織だということを改めて感じました。
これからも必要なときにはエンジニアの方々と連携しながら社内の事例など紹介できればと思っています。

また、この記事を書くにあたって、入社してからのことを振り返っていたのですが、意外と忘れていることが多く、まとめるのに時間がかかってしまいました。
開発をしているときは目の前のタスクをこなすのに忙しく、自分がやってきたことを振り返る機会はなかったので、今回こうやって整理することができたのは良い機会だったと思っています。

「広報」というエンジニアとは全く別の職種に就くことになり、これから新たに勉強することはたくさんありますが、実際に開発の現場を見てきたからこその視点を持ってチームに貢献できたらと思います。

そして、アイレットや社員の魅力が伝わるような発信を、どんどんしていきたいと思います!

編集後記

これまでの活動内容と今後の決意についてまとめました。
今後みなさまのお目にかかる機会が増えると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

最後に仕事には関係ないですが、コロナ禍で料理にはまっているので最近作ったさつまいものチーズケーキを紹介します。さつまいもは秋から冬にかけてが旬なので、これからの季節にぴったりですよ♪

旅行に行くのも好きなので、コロナが落ち着いたら海外旅行に行きたいなぁと思っています。

以上、最後まで読んでくださりありがとうございました!