こんにちは。デザイン事業部でデザイナーをしている野⽥と申します。
今回、アイレットにて初めての産休・育休・復職を経験したので⾃分⾃⾝の経験を紹介しようと思います。

〜産休直前から育休終盤まで〜

2020年3⽉に1回⽬の新型コロナウィルス感染症(以下、コロナ)に関わる政府の「緊急事態宣⾔」が発令されてから早2年半ですね。
アイレットでは、コロナを機にリモートワーク中⼼の働き⽅を促進し、以来ほとんどの社員が今でもリモートで就業しています。
この新しいライフスタイルに合わせて制度も順次追加され、リモートでも働きやすい環境づくりが⽇々考えられています。
そんなコロナ真っ只中でベビーを迎えられることになったので、産休前から復職までを備忘録のように辿りながら、アイレットの福利厚⽣や社内で使っている各種ツールについて前編・後編に分けて振り返りたいと思います。

①産休に⼊るまで

上⻑に妊娠しました報告と産休前⾯談

リモートワークに⼊って少ししてから妊娠がわかったので、安定期のタイミングをみて上⻑に報告。
産休から復職までの基本的な情報を記⼊できる「育休復帰⽀援プランシート」が会社側から⽤意されているので、あらかじめ⾃分の希望を書いた上で上⻑とリモート⾯談しました。ここで、産休に⼊るタイミングや育児休業をどのくらい取得したいか、悩みはあるかなどまとめて相談できます。
有給休暇や「アニバーサリー休暇(*1)」も業務に⽀障がない範囲で産休と組み合わせ可能ということで、通院が通常より少し多めだったこともあり、産休に⼊るタイミングを本来より2週間ほど早めて申請することに。
上⻑から承諾を得たら、PC上の整理と引き継ぎ資料のまとめ開始です。

*1 「アニバーサリー休暇」は、誕⽣⽇や記念⽇など、特別な⽇を素敵な思い出にしてほしいという願いが込められた、ワークライフバランス向上のための特別休暇です。

引継ぎに使⽤した管理ツール

アイレットではプロジェクトのタスク管理ツールに「Backlog」を導⼊しています。
上述のプランシートを含む労務が管理する各種案内やルール、必要書類も「Backlog」で管理され、社員がいつでも参照できる仕組みとなっています。
引き継ぎ資料もこの管理ツールを使い、プロジェクト毎の詳細・注意点などをまとめ、投稿して完了です。

私が所属しているデザイン事業部では、⼤容量のファイルを扱うことが多いため、「Backlog」とは別に、ファイル管理ツール、「Box」を利⽤しています。対応中のプロジェクトのファイル以外は、なるべくPC上に溜め込まないよう、クラウド上で管理するようにしています。データの消失や漏洩を防げて、担当者不在でも他メンバーがスムーズに閲覧・対応できるのが最⼤のメリットです。また、ファイルは全てバージョン管理できるため、デザインが先祖返りした場合でも、前のバージョンを参照でき、ほっと⼀安⼼。

ファイルの整理が苦⼿でも、普段から整理整頓を⼼がけられるので、引き継ぎとなってもそこまで焦らず、ファイルの更新だけでほぼ済ませられたのは⾃分でも少々驚いています。

②産休開始からベビー誕⽣まで

会社とのやりとりと各種⼿続き

管理ツールのおかげか(チームメンバーが優秀ということも⼤いにありますが(笑))、あの資料はどこだっけ?、あれはその後どうなった?などほとんどなく、気づけばベビー誕⽣。

産休に⼊った後は、休職扱いになるため、PCや社員証を⼀度会社へ郵送で返却。会社のメールアカウントや「Slack」アカウントもクローズするので、会社とのやりとりは基本個⼈メール、上⻑とチームメンバーとのやりとりは「LINE」に切り替え、いづれも元々使っているアカウントなのでストレスの無い切り替えでした。

ベビーの誕⽣後は、可愛さに泥酔気味で⾊々調べていたはずの事務⼿続きは⼆の次でしたが、出産予定⽇に合わせて会社から先に連絡いただき、育児休業申出についてや出産育児⼀時⾦・出産⼿当⾦のご案内とその⼿続き⽅法を順序⽴ててお知らせいただきとても助かりました。
あとは指⽰通り通りに必要書類をまとめ、申請するのみです。
アイレットが加⼊している健康保険組合には出産育児⼀時⾦(42万円)に加え、出産育児付加⾦(9万円)があり、嬉しいお祝い⾦をもらった気分でした。

③育休開始から復職前まで

育休中の会社とのつながり

1⽉中旬⽣まれのベビーだったので、育児休業を⼀年間、翌年の1⽉中旬に復職を予定し育児休業を開始。

育児休業中は、育児の⼤変さを痛感。先輩ママたちの凄さにしみじみ脱帽の⽇々で、復職できるか不安しかありませんでしたが、時々参加させてもらったチームのオンライン飲み会で、働けるかはわからないが、とりあえず戻れる場所はありそうという上向きなメンタルになれ、精神衛⽣上良かったです。

会社全体としては、労務を交えたママパパ会(オンラインランチ会)の開催もあり、⼦育て中の悩みごとやお⾦のこと、こんな制度があったら良いななど意⾒交換できる場に参加できたことも、他の社員の仕事とは別の顔が⾒れたり、新しい知識を蓄えられたりと有益でした。この会で話された内容が後編でも述べます、「⼦の看護休暇・介護休暇」制度のきっかけになっているそうです。

休職中は参加できませんが、アイレットにはmamapapa slackチャンネルもあり、⼦供の興味ごとや勉強ツール、⼦育て中の悩みなどフリートークできます。

5年前の⼊社当初と⽐べたら、ママパパにやさしい会社に益々パワーアップしている印象です。

④保育園決定!復職に向けて

復職⾯談

1年もあっという間、育児休業終盤で、ここでまた産休前に⾯談で使ったプランシートの登場です。
保育園が決定したら復職の時期や希望勤務時間を記⼊し、上⻑と労務の担当者との⾯談を経て復職という流れでした。

が、当初予定していた1⽉復職は保育園の空きが無く⾒送ることに。
育児休業は認可保育所に⼊れないなど正当な理由があれば、最⻑2歳になるまでの延⻑が可能でしたので、上⻑・労務と相談して4⽉復職を⽬指します。
しかし、4⽉復職も残念ながら第⼀次⼊園審査に落ちたことで再度⾒送ることに。
待機順番185位と気が抜ける順位でしたが、駄⽬元で挑んだ第⼆次審査に運良く受かり4⽉⼊園が決定、余裕をもって翌⽉の5⽉に時短勤務として復職することになります。

各種⼿続きで産休からずっと相談に乗ってくださっていた労務のご担当者も先輩ママということもあり、育児休業の延⻑⼿続きや⼊園に向けての今後のアクションについて、状況を理解いただいた上で親⾝に⾊々と教えてくださりとても勇気づけられました。また、私が住んでいる市の⼊園受付状況を調べてくださったり、認可保育園に⼊れる可能性をアップするための点数加点⽅法など教えてくれたりと、確実な情報が欲しかった時に的確な意⾒をいただけたのは⼤きかったです。

後編「〜復職してからの新しいワークスタイル〜」へ

※記載している福利厚⽣は、2022年9⽉現在に導⼊されているものです。場合によっては廃⽌されていたり、更に良い制度が追加されている可能性もあるため、詳細につきましては予め会社へお問い合わせください。