これは何?
タイトルの通り、弊社が主催するイベント「雲勉」に参加しました。
随分前のフィードバックとなり恐縮ですが、自分にとっては貴重な体験だったのでレポートを書いてみます。
雲勉について
弊社向けの勉強会を外部向けに発信したオンライン勉強会です。
「エンジニアのクラウド利用におけるスキルアップ」や「企業のクラウド活用促進」など様々な方にお役に立ちたいというモチベーションで開催しています。
詳細は 公式サイトを参照ください。
開催日時
6月8日(木) 19:00 – 20:00
内容
第105回 雲勉【オンライン】Amazon EKSとコンポーネントの基礎を理解する
アジェンダ
- 本資料について
- Amazon EKSとKubernetesについて
- Kubernetesにおけるワークロードリソース
- 質疑応答
参加対象者
- Amazon EKS や Kubernetes に興味があるが経験のない方
- Amazon EKS の構築経験、Kubernetes のマニフェストを書いた経験があるが改めて学びたい方
※ 基本的には経験者の方向けの内容では御座いません。
※ 内容は初学者向けを想定している為、ご希望の内容より簡単に感じる可能性があります。
対象となる技術
- Amazon EKS
- Kubernetes
登壇した理由
今後も外部イベントに登壇するための動機付けが欲しかったためです。
JAWSなどの外部イベントに興味がある物の中々きっかけが無かったです。
そんな中、セクション内で登壇募集者を探している話があったので今後に繋がればと思い申し込みました。
登壇した感想
結論から言うと「やってよかった」です。
iretに転職してからは設計、構築メインの業務のウェイトが増え、人前で資料を発表する機会が減っていました。
そのため、自分の持っている知見を不特定多数の方に伝える事は凄く貴重だと感じていました。
普段人前に出ない割には、情報の発信や資料を作成する事が好きなタイプの人なので準備が苦痛に感じなかったです。
資料作成において工夫した点
大きく以下2点を工夫しました。
- 視覚的に分かりやすく、楽しく見れる資料
- 出来るだけ自然な流れにする取り込み
視覚的に分かりやすく、楽しく見れる資料
今回は初学者向けの資料ということで、次の2点を目標に掲げました。
- 楽しい勉強会にする
- 自分が説明する内容を可能な限り相手に理解してもらう
まず「楽しい勉強会にする」というのは能天気なことを言いたいわけでなく、参加いただいた方に対して配慮を持ちたかったためです。
業務外に態々時間を作ってくださる中、ただ仕様の話ばかりされても聞いてる側は退屈に感じるかもしれません。
そのため資料は「登場人物を作りストーリー形式」にしました。
私がスライド上で講師役となり、さわださん、はやぶささんにKubernetesを教えるような構成です。
登場するキャラクターに特徴を持たせて(中には身内ネタを盛り込みつつ)親しみやすい資料にする工夫をしています。
次に「自分が説明する内容を可能な限り相手に理解してもらう」ですが、どうすればEKSやKubernetesを知らない人に伝わるかを考えました。
よく言われる話かもしれませんが、以下の点に注意しています。
- スライド内の文字数を減らす
- なるべく図で説明する
主観にはなりますが、各スライドに10行くらいの文字で延々と書いても見てる側はかなりしんどいです。
であればスライドの枚数を増やした方がいいと思ってます。加えて、その中でも文字数も可能な限り減らす努力をするべきで「自分が話す内容が相手に全部必要な情報なのか」を想像しながら作っていました。
以下はコンテナオーケストレーションの仕組みですが、図のみで伝わる状態にしています。
また、どうしても文字数が多くなってしまう場合は、会話形式にするようにしました。
以下はKubernetesのワークロードの章ですが、会話のやり取りであれば多少は楽しくなってきませんか?
スライドに空きがあれば3名の誰がが何かを言ってます。
上記の通り、文字量を可能な限り減らし、イラストや図を沢山加えることによって楽しく分かりやすいドキュメントになっていれば嬉しいです。
出来るだけ自然な流れにする取り込み
「各スライドに前後関係が成立していて理解しやすい順序になっているか」です。
例えば今回の資料で言うと「EKS → Kubernetes → コンテナオーケストレーション → コントロールプレーン → ワークロード」という流れにしていますが、自分の頭の中を整理すると次のようになります。
- まずタイトルにもなってるEKSの解説をするか
- EKSの理解にKubernetesは必須なのでKubernetesの話をするか
- その中に出てくるコンテナオーケストレーション、コントロールプレーン、ワークロードの説明も必要だな
- 抽象的な話から具体的な話にしないと、まずコンテナオーケストレーションの話か
- コントロールプレーンの話が出るならクラスター全体の話をしないといけない、じゃあワーカーノードの話も出しておいた方が後で説明しやすい
資料の順番を意識することに加えて、3人のやり取りがあって自然に次のスライドに繋がっていくと面白いなと思いながら作っていました。
改善の余地はあると思いますが、少しでもブラッシュアップされていれば嬉しいです。
さいごに
イベントに参加いただいた皆様ありがとうございました。
登壇経験が無かったため、拙い説明もあったかもしれませんが自分自身凄く良い経験になりました。
仕事と並行してのイベント準備は凄く大変ではありますが、達成感がありました。
機会があればまた登壇しようと思うので是非ともお越しください。
そして図々しく恐縮ですが、まだ動画を見ていない人、澤田さん、ハヤブサくんに会いたくなった人、是非とも再生していってくださいませ。
また、雲勉に登壇するにあたり、資料にキャラクターとして快く登場してくれた澤田さんとハヤブサくん、内部のレビューをしてくださった上司の方々、SNSで広報してくださったスズケンやEMIKOさん、
人間関係が凄く恵まれていると思ってます。
直接言うのも恥ずかしいのでこの場を借りて。ありがとうございます。